街に、ルネッサンス UR都市機構

未来を照らす(23)アイドル 白石麻衣

URPRESS 2020 vol.60 UR都市機構の情報誌 [ユーアールプレス]


日本を代表するアイドルの一人、白石麻衣さん。
女優業でも新境地を開き、「乃木坂46」からの卒業を発表。
さらに新たな仕事にも挑戦したいと意欲的です。
2月に公開される映画のお話から、インテリアへのこだわり、
そして将来を見据えたお話まで、たっぷりと伺いました。

しらいし・まい
1992年生まれ、群馬県出身。
乃木坂46のメンバーとして活躍する一方、
女優、ファッションモデルなど仕事の幅を広げている。

人気SNSミステリー映画 ヒロイン役を熱演

2月21日公開の映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」で、千葉雄大さん演じる主人公、加賀谷 学の恋人役、松田美乃里を演じています。美乃里は、付き合い始めて3年経つのに、二人の将来についてはっきりしない加賀谷に対して、不満をつのらせています。でも、いろんな事件が起きるなかで、加賀谷を支えながら一緒に立ち向かっていく。弱い部分を持ちながらも、強い芯を持っている女性です。

感情移入しやすい役柄でしたが、自分に似ているかといったら、私とはちょっと逆のタイプかな。美乃里はどちらかというと積極的な女性ですが、私は自分からははっきり意見などを言えないタイプ。それだけに、演じていて憧れるというか、自分にない部分を「かっこいいな」とか、「すごいな」と思って演じていました。

中田秀夫監督からは、撮影前に「『喜怒哀楽』の感情表現豊かなヒロインを一緒に作りましょう」と言われました。怖いシーンでは、「恐怖感マックスで!」とリクエストされたり(笑)、難しいところもたくさんありましたが、中田監督と一緒にお話ししながら美乃里を作っていけたので、すごく勉強になりました。

試写を見た方から、美乃里のファッションが若い女性の参考になる、というお話をいただいたのもうれしかったです。オフィスでお仕事するときや結婚式にお呼ばれしたとき、デートのときなど、TPOに合わせた女性らしいファッションも見ていただけるとうれしいです。

映画ではスマホを通して事件が展開しますが、今の時代、スマホはすごく身近なものなので、扱い方には気を付けなければ、という警鐘にもなっています。犯人が誰なのか最後までわからない展開なので、推理しながら見ていただきたいですし、加賀谷と美乃里の関係がどうなるのかなど、見どころは盛りだくさん。ぜひ最後まで注目してください。

「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」
2018年に映画化され、スマホ世代の圧倒的な共感を集めた衝撃作品『スマホを落としただけなのに』の続編。原作は志駕晃の『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(宝島社文庫)。
監督:中田秀夫、脚本:大石哲也、出演:千葉雄大・白石麻衣・鈴木拡樹・田中哲司・成田凌・井浦新など。2月21日(金)全国東宝系にてロードショー
©2020映画「スマホを落としただけなのに2」製作委員会

乃木坂46のメンバーは家族以上の存在

最近は乃木坂46としてのお仕事のほか、ファッションモデルやグラビア、役者など、個人のお仕事も増えてきました。よく、どのお仕事が好きなのかと聞かれますが、基本的にはどのジャンルのお仕事も楽しいので、一つには絞れないですね。昨年はお芝居をやらせていただく機会も多かったので、今後は女優業も少しずつ増やしていけたらいいなと思っています。

乃木坂46のメンバーとは毎日のように一緒にいるので、家族以上というか、一番安心できる場所です。私はもともと一人で行動するのはあまり得意じゃなくて、一人ご飯には行けないタイプ。人といるのは好きですし、グループでいるときはリラックスして1つの輪の中にいる感じです。

それに対して、一人でのお仕事は、グループを背負って出ているという意味も含めて、とても緊張感があります。私の活動が他のメンバーの活動につながったらいいなという気持ちもあって、いっそう気合いが入ります。

最近は年下のメンバーも増えましたが、乃木坂はみんな本当に仲が良くて、あまり先輩後輩という感じではありません。一番下の子は15歳で、一回り年が離れているんですが、その子に対しては、つい親のような気持ちで(笑)、可愛いなという目線で見てしまいます。

くつろげる空間づくりお部屋のインテリアを工夫

美容のために気を付けていることですか? なるべくストレスをためないように、できるだけ体を休めるように気を付けています。食べたいものを食べて、ちゃんとお風呂につかります。お風呂では好きな入浴剤を入れて、スピーカーを持ち込んで音楽を聞きながら、ゆっくりと汗をかくまで入っているので、気が付くと1時間くらいたっていることもあります。

くつろぐ場所として、自分のお部屋はすごく大切にしています。インテリアは大好き。以前は時間があると、インテリアショップや雑貨屋さんをよくのぞいていました。本当は模様替えも頻繁にしたいのですが、なかなか行動に移せなくて、今はちょっとお休みしています。

お部屋では心地よく、リラックスできる空間になるように自分なりに工夫しています。絵が大好きなので、壁には好きな絵をたくさん飾っています。特に好きな作家さんというのではなく、お店などでパッと見て、「これ可愛い!」「お部屋に飾りたい!」と思ったものを選んでいます。

お部屋の中で好きな場所は、ソファの角(笑)。脚を伸ばして寛ぎながら、映画を見たりしてゆっくり過ごすのが、最高のリラックスタイムです。

意外に見えるかもしれませんが、実はDIYも大好きなんです。アタッシュケースに入っている電動ドライバーも持っているんですよ(笑)。組み立て式の棚を自分で作ったり、楽しいですよね。好きなことをやっているときは、ストレス発散になりますから。

URさんの団地にも、DIYしていいお部屋があるんですね。そういえば、映画で共演した千葉雄大さんはURさんのCMに出演されていますね。こんなおしゃれなお部屋がDIYでできるなんて、すごくステキ。自分流のお部屋が作れて楽しそうです。

今年も楽しみながらいろんなことに挑戦したい

オフのときは、お部屋で過ごすこともありますし、外に出てお買い物したり、映画を見るのも好きですね。

もしも長いお休みができたら、旅行に行きたいです。1週間くらい休めたら海外、今はラスベガスに行ってみたいです。ショーもいっぱい見たいですし、アンテロープ・キャニオンといって、渓谷の間から一瞬だけ幻想的な光が差し込む場所があるそうなんですが、そこに行ってみたいです。

将来ですか? 10年後はどうなっているか、今はまったく想像がつかないですけど、結婚はしていたいですね。仕事は好きなので、結婚しても仕事は続けたいです。この仕事をしていなかったら保育士を目指していたくらい子どもが大好きなので、子どもは絶対にほしいですね。

2020年は「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」の映画公開が控えているので、一生懸命PRしていきたいですし、ヒット祈願もして、ぜひたくさんの方に見ていただきたいです。

そして、自分らしいペースで楽しんでお仕事しながら、さらにいろんなことに挑戦してみたいです。アイドルのお仕事はもちろん、雑誌のお仕事や演技のお仕事でも、今回の映画のようなシリアスな役もやりたいですし、逆に、コメデイ系にも興味があります。いろんな役を演じながら、今までのイメージを破るような白石麻衣を見ていただきたい。そして、自分自身も新たな自分を見つけられるといいなと思っています。

【阿部民子=構成、青木 登=撮影】
【スタイリスト=市野沢 祐大(TEN10)、メイク=森柳伊知】
【ジャケット KOH’S LICK CURRO、ピアス VITA FEDE/株式会社ワールドスタイリング】

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