街に、ルネッサンス UR都市機構

岩手震災復興支援本部から(2020年10月)

東日本大震災の復興支援について現地の姿をお伝えします。

2020/10/25

南青山災害公営住宅(県営南青山アパート)において表札作づくりワークショップを開催しました

 10月25日(日)、岩手県で最後に整備される盛岡市南青山地区災害公営住宅(以下、南青山アパート)において、入居予定者や南青山町の住民の方々による『表札づくりワークショップ』(以下、表札づくりWS)を開催しました。もりおか復興支援センターとUR都市機構が主催し、南青山町町内会の協力を得て行ったものです。

 この表札づくりWSは、沿岸市町ですでに入居している災害公営住宅での課題が背景にありました。玄関の室名札に氏名の記載がない方が多いため、誰がどこに住んでいるかが分かりにくく、これが入居者同士の交流が少なくなる要因の一つになっています。南青山アパートでは、このような状況にならないようにコミュニティ形成の支援策としてURが岩手県に提案し、採用されました。
 表札として使われた杉の木材は、南青山地区の建設現場に従前からあった防雪林を伐採したものを活用しました。URの若手職員加え、地域コミュニティを学ぶ岩手県立大学の学生さんにもレクチャー係として参加していだき、入居予定者18名・南青山町の住民11名の表札づくりをサポートしました。

レクチャー係のUR職員とともに
岩手県立大学の学生さん(右)

 板の上に色を塗ったり、装飾を施したり、参加者の方々が思い込めて作成した表札は、どれも素晴らしい出来でした。参加者からは「玄関に飾りたい」「楽しかった、また作りたい」と言った感想が寄せられました。

表札に装飾を施していきます
できあがった表札の発表もしました

 表札づくりWSは、一度きりのイベントで終わることなく、今後も南青山アパート集会所の住民の方々の交流イベントとして開催される予定です。

完成した表札とともに記念写真

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