街に、ルネッサンス UR都市機構

岩手震災復興支援本部から(2017年03月)

東日本大震災の復興支援について現地の姿をお伝えします。

2017/3/24・25

陸前高田市高田地区・今泉地区の事業計画変更説明会開催

3月24日(金)・25日(土)、URが陸前高田市から受託して整備中の高田地区・今泉地区の事業計画変更等説明会が開催されました。

両地区では、被災市街地復興土地区画整理事業の進捗に伴い、事業に関連した都市計画や土地区画整理事業の事業計画の見直しを行ってまいりました。今回、都市計画や事業計画の変更案がまとまったため、関係する住民の皆様に説明会を開催したもので、高田地区は6回目、今泉地区は4回目の事業計画変更となります。

<説明会の様子>

説明会では、UR職員から高田地区の今後の工事予定とそれに伴う生活道路の切替えの状況を説明しました。

<工事予定を説明するUR職員(左)>

今後は縦覧、意見書の手続きを経て、事業計画の変更認可を得て事業進捗を図っていくこととなります。

URは引き続き陸前高田市の復興事業に全力で取り組んでまいります。

2017/3/19

URが陸前高田市で整備する最後の災害公営住宅で内覧会・交流イベント開催

3月19日(日)、URが陸前高田市の要請を受けて整備する最後の災害公営住宅である今泉団地・長部団地で、入居予定者を対象に内覧会と交流イベントが開催されました。

今泉団地は、鉄筋コンクリート造3階建て、型式は2DK、3DKおよび車いす対応2DKの3種類、総戸数61戸の共同住宅で、長部団地は、鉄筋コンクリート造3階建て、型式は2DK、3DKおよび車いす対応2DKの3種類、総戸数13戸の共同住宅です。

<完成した今泉団地>
<完成した長部団地>

両団地は、URが陸前高田市から受託して整備中の今泉地区被災市街地復興土地区画整理事業地内に位置していますが、被災者の住まいの早期再建のため、先行して災害公営住宅の建設に着手しました。

また、両団地では、入居前に災害公営住宅への入居に対する不安の解消を図り、入居者間の交流機会を創出することを目的に、これまでも交流会を実施してきたため、入居者同士既に打ち解けられている様子でした。

内覧会では、UR職員が敷地内を回りながら、建物の使い方を説明しました。入居予定の皆さまは「海が見えていいね。」といった声や、「日当たりもいいわね。」など新生活への期待の声を聞くことができました。

<建物の使い方を説明するUR職員(中央)>
<物干し金具の使い方を説明するUR職員(右)>

また、入居者同士のより一層の交流を図っていただくため、集会所で改めて上下階やお隣のお部屋の顔と名前を確認する意味を込めて、改めて自己紹介ワークショップを実施しました。

<集会所での自己紹介ワークショップの様子>

当該住宅では平成29年4月以降に入居が始まる予定です。

両団地の完成をもって、URが陸前高田市から要請を受けた全6地区269戸の災害公営住宅の整備が完了しましたが、URでは引き続き高田地区・今泉地区両地区の復興市街地整備事業に全力で取り組んでまいります。

2017/3/18~20

大船渡地区津波防災拠点施設でアートイベント開催

3月18日(土)~20日(月)、URが大船渡市から受託して復興まちづくりを進める大船渡地区津波復興拠点整備事業の津波防災拠点施設等建設工事の建設地の仮囲いを色とりどりのマグネットで彩るウォールアートプロジェクトを開催しました。

建設地は、URが大船渡市から受託して整備中の大船渡駅周辺地区土地区画整理事業地内に位置し、大船渡線BRT大船渡駅の駅前ロータリーに面する大船渡駅周辺地区の玄関口です。

<建設地(写真中央)を望む>

URでは、津波からの防災性を高めるとともに、復興を先導する拠点となる市街地を形成するため「大船渡地区津波復興拠点整備事業」を大船渡市から受託して進めています。
当施設は鉄筋コンクリート造3階建てで、津波発生時に逃げ遅れた方々の一時的な避難場所としての機能を有しており、平常時には広く市民の皆様に開放され人や活動をつなげる交流の場として市民活動の中心となっていく施設です。

本プロジェクトは、当該施設について、もっと大船渡市民の方々に広く知っていただき、市民の皆さまに愛される施設となって欲しいという思いからスタートし、3月18日・19日の両日に南三陸ショッピングセンターのサン・リアでマグネットへの色塗りを行い、3月20日に建設地の仮囲いに色塗りしたマグネットの貼りつけを行い、3日間で延べ約200名の方が参加しました。

参加した子供たちは、普段家では出来ないペンキ塗りに大変喜んでいました。また、親御さんたちも子供と一緒に楽しそうに参加されていました。

<マグネットに色塗りをする参加者>
<色塗りしたマグネットをいろんな形に切ったり、絵を書いたりする参加者>
<マグネットを思い思いに仮囲いに貼っていく参加者>

完成したウォールアートのおかげで、これまで殺風景だった仮囲いも、一気に華やかなものになり、まちの雰囲気も明るくなりました。

<プロジェクト前の仮囲い>
<プロジェクト後の仮囲い>
<完成したアートをバックに参加したみんなで集合写真>

周辺ではGWに商業施設のオープンイベントが予定。それに併せ更なるアートイベントが予定されており、URとしても協力したいと考えております。

当施設は平成30年3月の完成予定で、周辺施設との相乗効果により賑わい創出の拠点となり、大船渡市の復興の象徴となることが期待されます。

URは引き続き大船渡市の復興事業に全力で取り組んで参ります。

2017/3/12

宮古市で県内初の環状交差点が供用開始

3月12日(日)、URが宮古市から受託して整備している鍬ヶ崎・光岸地(くわがさき・こうがんじ)地区内に、岩手県内では初となるラウンドアバウトと呼ばれる環状交差点が完成し、供用開始式が行われました。

<浄土ヶ浜大橋から鍬ヶ崎・光岸地地区を望む(中央に見えるのがラウンドアバウト)>

ラウンドアバウトでは、自動車は時計回りの一方通行でのみ通行することができ、信号機による制限を受けないため信号待ちがなく、災害などで停電した際にも混乱を招きにくく、速度抑制や一方通行による視認性向上のため事故が起きにくいという特徴があります。震災発生時に信号停止による交通渋滞が発生した教訓を踏まえ当地区に設置されることとなりました

<完成したラウンドアバウト>

式典では、冒頭に山本宮古市長は「これまで水産のまち宮古の象徴でもあり、歴史のある港町鍬ケ崎のため、地区住民の皆様とともに復興まちづくり計画を作り上げ、新しい街づくりを進めてまいりました。このラウンドアバウトが復興のシンボルの一つとして末永く皆様に愛され、安全で安心して利用していただけることを願います。」とあいさつされました。

<あいさつされる山本宮古市長>

その後、テープカットとくす玉割りで、ラウンドアバウトの供用開始を祝いました。

<テープカットとくす玉割りで供用開始を祝いました>

また、供用開始の前には、ラウンドアバウトの見学会を行い、参加者はラウンドアバウトの中を歩きながら、完成状況を確認していました。

<ラウンドアバウトの中を歩く参加者の様子>

供用開始に先立って、地元の子供たちや高齢者などに向けての交通安全教室が開催されています。また、供用開始後は、早速、一般車両がスムーズに通行していました。

<供用開始後にラウンドアバウトを通行する一般車両>

ラウンドアバウトが地域の象徴になるといいですね。 URは引き続き宮古市の震災復興に全力で取り組んでまいります。

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