岩手震災復興支援本部から(2014年01月)
東日本大震災の復興支援について現地の姿をお伝えします。
2014/1/31
大槌町、山田町などの各地区で市街地整備事業が進んでいます
大槌町の町方地区は町役場や商店街、JR大槌駅などがあった町の中心市街地です。
町方地区の土地区画整理事業(約30ha)では平均2.2mのかさ上げを行います。本格的な工事を前に、(1) 先行盛土によって土の沈下状況を調査、(2)かさ上げエリアの道路を迂回させて当該エリアを更地にする、という2つの工事が行われていました。
1月31日(金)午前10時、かさ上げエリア内を通る道路が、エリアを迂回する道路へと切り替えられました。
なお、この様子は夕方のTVニュースでも放送され、その中で大槌復興支援事務所の東研司所長は、「いよいよ本格的な盛土工事に入っていける。皆さまにはご不便をおかけするが、一日も早く工事が進められるよう努めます。」と答えました。
隣接する山田町でも、市街地整備事業が進んでいます。 山田町織笠地区では、高台に約11.2haの住宅団地を造ります。この工事で発生した残土は、同じ地区内の低地部のかさ上げ(4~7m)に使うほか、隣の大槌町にも提供してかさ上げにも使われます。
山田町織笠地区は、URが受託している土地区画整理事業の中で最も早く、昨年12月に仮換地指定されました。これから、この事業によるかさ上げ工事も始まります。
各地で復興公営住宅に加えて、市街地整備事業の工事が本格的に始まってきました。