街に、ルネッサンス UR都市機構

岩手震災復興支援本部から(2015年03月)

東日本大震災の復興支援について現地の姿をお伝えします。

2015/3/29

山田町織笠地区で宅地完成式典を開催

山田町から受託して復興事業を進めている織笠地区で、防災集団移転促進事業により造成していた高台の織笠第1団地の1ブロックで、災害公営住宅の宅地を含めて82画地が完成し、関係者や再建予定の方々など約200人が集まり、完成式典を開催しました。

<完成式会場>

現場は水道管などの埋設管や道路舗装、電柱などの工事も終わり、住宅再建が間もなく可能になります。

写真:完成式<3月29日 完成式>
写真:見学会<2月22日 見学会>

山田町の佐藤信逸町長が、「被災された方に住宅再建のご案内ができたことは大きな喜びです。引き続き復興を進めてまいります」と主催者あいさつをされました。

写真:佐藤町長<あいさつされる佐藤町長>

URの松田秀夫復興支援統括役は「いよいよ、住宅再建の槌音を響かせることができるようになりました。希望に満ちた新生活を送ってほしいと思います。」とあいさつしました。

写真:松田統括役<あいさつする松田統括役>

その後、なんとサプライズで、地元の有志の方々から、「UR都市機構と施工した山田町CMJVの皆さんへ」ということで、手作りのお守りのプレゼントをいただきました。

写真:西所長と平林山田復興支援事務所長
<お守りをいただいた山田町CMJV工事事務所の西所長(左)とUR平林山田復興支援事務所長>

次に、織笠小学校の児童が、「この高台は幸せに暮らすための第一歩です。早く新しいまちに住みたいです。みなさん、ありがとうございます。」と作文を朗読してくれました。

続いて地元織笠八木節愛好会の方々が八木節を披露してくださいました。

最後にテープカットをして新たなまちの完成を祝いました。

今回完成した1ブロックは、この後手続きを経て7月ごろには再建される方に引き渡しができる予定です。残りの2ブロック75画地や被災した市街地の一部をかさ上げしてつくられる宅地は、今年の年末ごろに工事を終える予定です。

2015/3/23

山田町大浦第1団地で災害公営住宅建設の安全祈願祭

山田町大浦第一地区災害公営住宅建設の安全祈願祭が、山田町、UR、施工する大和ハウス工業株式会社など関係者約30人が参加して、行われました。
大浦地区は山田町役場から山田湾を挟んだ船越半島にある集落で、主に漁業をなりわいとしています。

写真:建設場所<大浦第1団地建設場所>

当地区は木造の2DK(2戸連棟型)6戸、2DK車いす対応(戸建型)1戸、3DK(2戸連棟型)2戸の計9戸を建設します。漁業集落ということから、住戸には「かけ下げ」と呼ばれる漁具を洗う水場や、作業スペースなどを設けます。

図:完成イメージ<完成イメージ>

安全祈願祭を行った後、山田町の佐藤信逸町長は「町が建設する災害公営住宅では当地区が最初です。被災者の方が安心して生活していただけるよう早期の完成をお願いします」とあいさつされました。

写真:佐藤町長<あいさつされる佐藤町長>

続いてURの森本剛岩手震災復興支援本部長が、「URの持っている力を結集して、一日も早い住まいの再建に努力します」とあいさつしました。

写真:森本本部長<あいさつする森本本部長>

2015/3/15

山田町織笠地区で高台団地の抽選会

3月15日(日)、岩手県山田町織笠地区で防災集団移転促進事業により造成している高台の第1団地について、宅地の位置を決める抽選会がありました。
この抽選会の前の今年2月中旬から3月上旬にかけて高台団地の申し込み受付が行われ、そこで希望する宅地が重複している方の抽選が行われました。

重複したのは全138区画のうちの24区画です。画地ごとに、まずくじを引く順番を決めるためのくじを引きます。

その後、順番に箱に入った封筒を取り、封筒の中から「移転宅地決定」と書かれたものを取った人が当選です。

写真:本抽選<くじ引き本番です>
写真:本抽選2<みなさん恐る恐る中を確認します>
写真:抽選会会場<抽選会の様子。希望する広さに応じて分かれて行いました>

当選された方は住宅を再建する場所が決まりました。皆さんホッとした表情をされていました。
一方、残念ながら外れてしまった方は、22日(日)に再度抽選を行い、高台への移転希望者全員の宅地が決まります。
29日(日)には高台の宅地完成式を行い、7月にはこのうちの60戸分の宅地を引渡します。

2015/3/13

大船渡駅周辺地区で出店希望者と地権者の面談会を開催

大船渡駅周辺地区33.8haでは土地区画整理事業によって復興まちづくりを進めています。
JR大船渡線より山側はかさ上げして住宅地に、海側は商業地や産業用地などの非居住エリアとする計画です。

土地利用計画図<土地利用計画図>

この大船渡駅周辺地区に出店を希望する事業者と、整備された宅地を貸したい、または売りたいという地権者のマッチングを図る面談会が、大船渡市とURの主催により大船渡リアスホールで開催されました。

面談には、出店希望12事業者のうちの11事業者と、賃貸または売却意向を持つ地権者33人中27人が参加されました。
各ブースに分かれた出店希望者のところへ地権者が訪問して、お互いの条件を聞きながら協議をしていきます。

UR職員も声をかけながら、地権者の皆さんのお手伝いをしています。

一回の面談で協議がまとまるわけではありませんが、こうした面談会を開催することで、まちに新たなにぎわいをもたらす出店につながることが期待されています。
参加された方からは「またこのような場を設けてほしい」という声をいただきました。
今後も大船渡の復興のために、ソフト支援に取り組んでいきます。

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