街に、ルネッサンス UR都市機構

岩手震災復興支援本部から(2018年01月)

東日本大震災の復興支援について現地の姿をお伝えします。

2018/1/28

陸前高田市高田地区で宅地の引渡し

1月28日(日)、陸前高田市からURが受託して整備中の高田地区の高台5が住宅再建される方々に引き渡されました。

高台5は山林を造成したところに宅地等を整備したもので、県立高田病院用地については昨年11月に先行して引渡しを実施し、今年3月1日の開院に向けた建築工事が進んでおりますが、住宅用地についても宅地が完成したことから、今般、引渡し会が行われました。

<高田地区・今泉地区土地利用計画>

まず市役所において引渡しにあたっての注意事項などの説明を行い、URの職員も宅地の整備状況や周辺道路の整備状況等についての説明を行い、その後現地にて、ご自身の宅地の境界杭などを確認しました。

<UR職員による宅地の整備状況等説明の様子>
<今回お引き渡しをした高台(5)>

また、この日は高田沖農地の引渡しに向けた説明会も行われました。
当該地は、高田地区・今泉地区の地区外ではありますが、かさ上げに必要な土砂の運搬を今泉地区から高田地区へ運搬するためのベルトコンベヤーを設置させていただき、また、土砂をかさ上げするまでの仮置き場としても使用させていただき、陸前高田市の復興事業になくてはならない土地でした。ベルトコンベヤーは平成27年9月にその役目を終え停止したことから撤去は完了しており、また、仮置きしていた土砂もかさ上げのために当該地から搬出し、農地基盤土の盛土工事も完了見込みであることから、2月末に予定されている引渡しに向けた説明会が行われました。

<高田沖農地の引渡しに向けた説明会の様子>

説明会では、冒頭に戸羽太陸前高田市長が「貴重な土地をお貸しいただき、ご迷惑をおかけしてきたことをお詫び申し上げるとともに、心からの感謝を申し上げたい。陸前高田市における農業の課題も皆さんとともに知恵を出し合って、陸前高田市の一次産業を守っていくことに力を入れていきたい。」とあいさつされました。

<あいさつされる戸羽市長>

その後、現地に移動し、実際にGPSを用いて覆土厚や覆土高さを確認するなど、農地の復旧に向けての基盤土の整備状況を確認しました。

<現地にて基盤土の整備状況を説明するUR職員(中央)>
<GPSを用いた覆土厚確認の様子>
<土砂の運搬に一役買ったベルトコンベヤー(現在は撤去済み)>

URは引き続き陸前高田市の復興事業に全力で取り組んで参ります。

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