街に、ルネッサンス UR都市機構

岩手震災復興支援本部から(2015年02月)

東日本大震災の復興支援について現地の姿をお伝えします。

2015/2/22

山田町織笠地区で高台住宅団地現場見学会

2月22日(日)、岩手県山田町の織笠地区で造成中の高台の見学会がありました。
昨年3月と9月に実施して今回が3回目、完成前最後の見学会となります。今回は約250名と多くの方が参加しました。

写真:見学会の様子

見学をするのは、今年3月に完成する「織笠第1団地」の1ブロックです。1ブロックは宅地60画地と災害公営住宅22戸を整備しますが、計82戸という規模の宅地が完成するのは、岩手県内でも初めてです。

写真:見学会の様子2<見学会の様子。皆さん宅地を見て歩きます>

参加された皆さんは、形が出来てきた宅地を見て、希望する画地の日当たりはどうか、どこにどのような住宅を再建するか、車庫の位置をどこにするか、など完成後のことを考えていらっしゃいました。

写真:見学会の様子3<見学会の様子。UR職員もご質問にお答えしています>
写真:見学会の様子4<見学会の様子。UR職員もご質問にお答えしています(右)。奥の島は山田町のシンボル通称「オランダ島」>
写真:見学会の様子5

このあとは、希望する宅地の申込みをしていただきます。そこで重複して申し込みがあった区画については3月15日(日)及び22日(日)に抽選を行います。こうして高台への移転希望者全員の宅地の位置が決まります。
1ブロックは今年7月に、2ブロックとかさ上げしている区域は来年4月に引き渡しの予定です。織笠地区でも新たな生活が見えてきました。

2015/2/10

山田町で被災前画像の公開発表会

2月10日(火)、岩手県山田町の震災復興事業案内所で、東日本大震災前の山田町の街並み画像を公開する発表会を行いました。
カーナビゲーションの地図を製作するインクリメントP株式会社は、地図製作のために約5m間隔で車両の前後方向に取り付けたカメラで撮影を行っています。今回、URは、平成20年頃から撮影した写真データにプライバシー処理した画像を同社から借り受け、ストリートビューのように加工して公開しました。

発表会には、山田町の佐藤聡副町長など来賓の方6名や関係者など約20名が参加しました。

公開に先立ち、UR岩手震災復興支援本部の山地英樹市街地整備部長が「復興事業は進んでいるが、かつての街並みを把握することはまちづくりにとても重要なことです。この画像を活用していくとともに、被災された方にも見ていただくことで思い出してもらいたいと思っています」とあいさつしました。

写真:山地部長

続いてインクリメントP株式会社第二事業部の河野一嗣取締役部長が「我が社は盛岡に拠点を構え、岩手県に縁がある社員も多く、早期復興に寄与したいと思っていました。語り部ガイドや復興ツーリズムなどを通じた交流人口の増加、風化防止などの一助になれば幸いです」とあいさつされました。

写真:河野取締役部長

いよいよ、画像公開です。

写真:街並み画像<公開した画像>

皆さん「懐かしい」とおっしゃられたり、昔の思い出などを語られたりしており、ご自宅を探される方もいらっしゃいました。かつての街並みを思い出す大変貴重な資料だと評価いただきました。

写真:画像を見る皆さん

現在、この街並み画像は山田町震災復興事業案内所で公開されており、住民の方や地元の語り部ツアー参加者の方などにもご覧いただいています。お近くにお立ち寄りの際は、どうぞご覧下さい。

○ 山田町震災復興事業案内所
  住所 岩手県下閉伊郡山田町八幡町2-5
  開館時間 午前10時~午後4時(水曜日休業)

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