【特集】URの「リ・デザイン」セレクション
団地の価値向上を目指して
URの「リ・デザイン」セレクション
団地に住む皆さんの利便性や、団地の機能性の向上を図る環境整備工事、
コンセプトや色彩計画に沿った住棟リノベーションなどによって
美しく変身を遂げたURの団地を6カ所ご紹介しよう。
本郷真砂アーバンハイツ
文化のまち「文京区本郷」にふさわしい
ノスタルジックモダンをまとう
江戸小紋をイメージさせる意匠の採用など、文化のまち・本郷になじむ"ノスタルジックモダン"デザインをコンセプトに改修を実施。グレード感がアップした。オートロックや宅配ボックス、モニター付きインターホンを設置し、利便性も向上した。
アルビス前原(千葉県船橋市)
イチョウの葉をモチーフに
団地全体をブランディング
ケヤキ並木との調和をはかり、「まちとつながる暮らし」をコンセプトに改修を実施。団地建設時にあったイチョウ並木の葉をモチーフにしたサインシステムをつくり、8棟のエントランスごとに色を変えて棟番号を掲示。ここに住む皆さんに愛着をもってもらえる工夫をデザインに取り入れた。
朝霞浜崎団地(埼玉県朝霞市)
豊かな森へと変身させたデザインの力
複数のデザイナーやアーティストとの協働で、「アーバン フォレスト/団地は森」のコンセプトをトータルにデザイン。住棟ファサードをはじめ、共用部を重点的に改修した。住棟を大きな森に見立て、各階にフロアカラーを設定して森の動植物のグラフィックを配置した。
豊成団地(名古屋市中川区)
住棟と屋外空間の一体デザインで美しさをプラス
周辺が再開発により新たな街に変貌するのに合わせ、地区のフラッグシップにふさわしい住宅を目指して再生。住棟外壁を明るいアースカラーに替え、共用部分や屋外空間も、デザインや素材を統一しながら総合的に改修。住棟妻側壁面や団地内の樹木をライトアップすることで、団地の安全・安心に美しさもプラスした。
香里団地(大阪府枚方市)
設計段階から住民参加で築いたコミュニティーガーデン
エレベーター設置工事を機に、お住まいの皆さんが集える庭と共用空間づくりがスタート。エレベーター利用者が必ず通る前庭と建物裏手にガーデンをつくり、皆でお花の世話を始めた。団地の棟番号から「デゴイチプロジェクト」と名付けられた取り組みは、コミュニティーデザインによって人と人をつなぎ、今も住民の新しいつながりを生み出している。
もりつね団地(北九州市小倉南区)
森の緑と青空を引き立たせる団地は白いキャンバス
白を基調としたMUJI×UR住戸の改修イメージを共用部まで広げて、団地全体の美観をアップ。住棟を白いキャンバスに見立て、団地の緑と青い空を引き立たせた。団地のロゴや住棟番号などのサインを意匠性・視認性の高いものに変更。階段室のサインパネルをライトアップするなど、エントランス回りの安全性と利便性の向上を図った。
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