宮城・福島震災復興支援本部から(2016年05月)
2016/5/28
南三陸町志津川地区東団地で「さくらの森植樹祭」と町営志津川東復興住宅の「入居者内覧会」がありました。
5月28日(土)、南三陸町志津川地区東団地で「さくらの森植樹祭」を開催しました。

植樹イベントは、復興市街地整備事業を進める当地区内に植樹を行うことで 新しい町の風景づくりの一助としようと、南三陸町とUR、工事関係者らが共同で実施し、町民の皆さまや関係者に参加いただきました。
植樹を行う場所は緑地(公園)整備第1号となる調整池の敷地内で、 20本のさくらの苗木を計41人の参加者により、丁寧に植えていきました。

イベントで、南三陸町の小原田復興市街地整備課長は、 「植樹する場所は調整池の管理地内なので、立ち入りは難しいかもしれないが、今年度に整備完了予定の隣接する街区公園や沿道から楽しんでいただければと思う。 また、桜の木の成長と共に南三陸町の発展を末永く見守っていただければうれしい」と挨拶されました。 続いてUR南三陸復興支援事務所の南木(みなみぎ)所長は、 「日頃より事業にご協力いただき感謝申し上げる。志津川の新しいまちづくりを進めるにあたり、 今日は皆さまと一緒に一つの風景がつくれるのではないかということで企画させていただいた」と挨拶しました。



苗木の植樹後に、花植えと樹銘板の作成を行いました。 花植えが終わったプランターは南三陸復興まちづくり情報センターや役場庁舎にかざられ、 作成した樹名板は今後整備される高台団地の公園内の植栽に取り付けられる予定です。




当域では南三陸病院や総合ケアセンターが昨年度開業した他、 防災集団移転事業で整備された宅地の一部引渡しが行われており、戸建住宅の建設が進んでいます。 今後も、災害公営住宅の一部完成が来月6月に控えるなど、着々と整備が進んでいます。
今回の参加者で一緒に植えた桜も、一つの復興のシンボルとなり、 町民のみなさまに愛でられる、そんな存在になることを願っています。

「さくらの森植樹祭」が行われた当域地内では、6月に竣工予定の町営志津川東復興住宅 (集合住宅82戸、戸建て住宅14戸)の入居予定者向けの内覧会が開かれました。

2K、2DK、3DK、そして車椅子利用者向け住宅の2K、2DK、3DKの住戸に計61世帯の入居予定者が住戸の内覧に来られました。
参加者からは「収納が想像以上に広くてうれしい。 また、廊下も広いので快適に生活できそう」「お風呂が広くてゆっくりできそう。入居が待ち遠しい」 などの新居への期待が感じられるお話しを聞くことができました。


7月の入居開始までもうすぐです。


2016/5/25
いわき市内に復興公営住宅宮沢団地が完成
5月25日(水)、福島県から要請を受けていわき市内に整備を進めてきた復興公営住宅宮沢団地(内郷宮町地区)が完成し、入居説明会と入居者への鍵渡し式が行われました。
当団地は原子力災害による避難者向けの県営復興公営住宅で、URが福島県から要請を受けて整備を進めている復興公営住宅としては完成第1号です。


この団地は鉄筋コンクリート造(PC造)4階建て2棟で、計72戸の住宅と集会所1棟で構成されており、間取りは2LDKと3LDKで、1階は高齢の方や車いすの方が住みやすいようにバリアフリー仕様としています。




この日は入居に先立って午前中に入居説明会が行われ、80名近くの方が参加されました。URからも住戸内の設備について説明をしました。

午後からは団地敷地内において鍵の引渡し式が行われ、2棟それぞれの入居者代表の方に福島県いわき建設事務所の安田博道所長から鍵が手渡されました。

この日から入居される方に鍵が渡され、早速部屋を確認されたり、荷物を運び入れたりする方もいらっしゃいました。

宮沢団地で新たな生活・コミュニティーを築いていってほしいですね。