【楽しい団地】葛西クリーンタウン 清新プラザ 東京都江戸川区
「わがまち清新」は多文化共生先進地
交流イベントで相互理解を深めたい
東京都江戸川区清新町は、1980年代に埋め立てが完成して生まれたまち。URや東京都住宅供給公社(JKK東京)などが集合住宅を建て、計画的なまちづくりが進められた。そのまちに2000(平成12)年頃から増えてきたのが、国内のIT企業で働くインドの人たちだ。比較的若い年代の人が多く、子どものいるファミリーも住んでいる。清新町は多文化共生の先進地区でもあるのだ。
「高齢者や子育て世代、それに外国の方も含め、多様な人々が暮らしやすい多文化共生のまちづくりを目指すURは、24年からここで、JKK東京さんとイベント『わがまち清新』を始めました。2回目の昨年も、11月にURの団地とJKK東京が管理する団地周辺を会場に開催しました」とURの長尾祐介が説明する。
今回の柱は、防災と多文化共生。外国の方にも防災に関心をもってもらえるようゲームや講演会を行い、消防署の協力の下、初期消火体験などの企画を用意した。多文化共生の推進では、江戸川区が作成した日本での暮らし方を紹介する冊子を各種用意。清新町の歴史を紹介するコーナーもつくり、外国の方にもこのまちへの愛着をもってもらえればと考えた。
江戸川区社会福祉協議会が運営する「なごみの家 葛西南部」もイベントに協力。担当する横山佐季さんは、「若い人たちにも地元に関心をもってもらいたいと、イベントの運営サポーターを募集したところ、地元の中学、高校生と専門学校の学生たちがイベントに参加。運営を手伝ってくれました。これを機に、清新町全体に波及していくとよいと、地域の皆さんは考えているようです」という。
「地元のコミュニティーに参加したいと言って、運営本部を訪ねていらしたインドの方もいましたよ」とURの鈴木紗瑛が教えてくれた。
当日は、「わがまち清新」のシンボルマークの投票も行った。自分たちのまち清新は、外国の人たちも巻き込みながら、自分たちでよくしていこう。そんな気運が少しずつ感じられるようになった一日だった。


URの葛西クリーンタウン 清新プラザの前では、ボッチャの体験コーナーや、昔遊びコーナーが作られ、インドや日本の方が親子で楽しむ姿が見られた。
江戸川区に9カ所ある「なごみの家」は、誰もが集える地域の拠点。そのひとつ葛西南部の横山さんは、URやJKK東京とともに、今回のイベントを支えた。
イベントでは「わがまち清新」のシンボルマークの投票も行った。担当するURの長尾(右)と鈴木。
江戸川区が作成した日本での暮らし方を伝える「えどがわ生活情報ガイドブック」も用意された。
コーシャハイム清新の中庭では、消防車試乗体験や、消防服での記念撮影が子どもたちに人気。【武田ちよこ=文、平野光良=撮影】
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