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【復興地探訪 第18回】宮城県名取市

  • URPRESS 2026 vol.84 UR都市機構の情報誌 [ユーアールプレス]

復興地探訪 生まれ変わった「まち」へ行ってみよう!その18 名取市 宮城県 海、山、川の恵みが満載 絶品グルメに出会う旅

海、山、川の恵みが満載 絶品グルメに出会う旅

宮城県の空の玄関口、仙台空港を擁する名取市は、清流・名取川と雄大な太平洋が織りなす美しい海岸線が魅力だ。とくに東日本大震災から復興した閖上(ゆりあげ)地区は商業施設やサイクリングロード、温泉宿などが整備され、日曜・祝日には朝市も開かれてにぎわいを見せている。ここでは海の幸や名産の「仙台せり」などの旬の恵みと、力強く歩み続ける人々の笑顔が、訪れる者に発見と感動、そして活力を与えてくれる。

東北地方の空の玄関口として、国内線と国際線が1日50便以上運航する仙台空港。
名取市の復興のシンボル「かわまちてらす閖上」。名取川の雄大な流れを間近に感じられるロケーションだ。
震災の犠牲者を追悼する名取市震災メモリアル公園。
園内の日和山は、閖上地区を見渡せる高台で、津波で流された神社の分霊が祭られている。
東日本大震災の記憶と教訓を伝える「名取市震災復興伝承館」。

URの名取市復興支援

URは名取市と2013年に基本協定を締結し、相互協力の下、下増田地区と高柳辻地区で災害公営住宅の整備を支援。2015年に、下増田地区災害公営住宅(市営住宅美田園北団地)50戸、2017年に高柳辻地区災害公営住宅50戸(市営住宅高柳東団地)の整備・引き渡しを終えた。

市営住宅美田園北団地は、鉄筋コンクリート造5階建ての集合住宅(50戸)。
市営住宅高柳東団地は、鉄筋コンクリート造5階建ての集合住宅。
宮城県名取市周辺の地図。

1.極厚で柔らか、究極の牛タン

牛タン専門店 陣中

圧倒的なこだわりで知られる牛タン専門店。秘伝の塩麹に漬け込み、長時間じっくり熟成させたタンは、濃厚な旨みがあふれ、驚くほど柔らかくジューシーだ。直売店は、ボリューム満点の弁当や、選ぶのが楽しいお土産が充実している。

TEL:022-796-4101

上/牛タンの希少部位を丁寧に焼き上げた「極上タン塩定食」(3枚9切れ、3,900円)。
下/敷地内にはRVパークが完備。手ぶらで牛タンバーベキューを楽しめる。

2.鮮度抜群、閖上のしらすカフェ

カフェマルタ

閖上漁港で水揚げされた「北限のしらす」を堪能できる、加工場直営のカフェ。イチ推しの「釜上げしらすプレート」は、特製バターライスに、ふっくら茹であげられたうまみ豊かな釜揚げしらすがたっぷり。しらすを使ったパスタやピザもおいしい。

TEL:022-796-6930

右/閖上近海はしらす漁ができる北限のため、「北限のしらす」と呼ばれる。しらすが追加し放題の「釜上げしらすプレート」(1,480円)は人気だ。
左上/開放感あふれる一軒家カフェ。
左下/自家製のからすみをぜいたくに使った「自家製からすみパスタ」(1,580円)。

3.閖上名物! 赤貝とせり鍋

漁亭 浜や かわまちてらす閖上店

地元の旬を味わえる海鮮料理店。日本一と称される閖上産赤貝は、肉厚で味が濃く、うまみが強くて絶品だ。冬は「仙台せり鍋」がおすすめ。根まで丸ごと食べられるシャキシャキの食感がたまらない。最高の味を堪能できる。

TEL:022-398-5547

右/ぜいたくな「赤貝丼定食」(3,960円)。ほかに赤貝の刺身や寿司もある。
左/名取の冬の風物詩「鴨肉せり鍋」(小鍋3,080円)。名取市はせりの一大産地だ。

4.太平洋を望むサイクリング施設

名取市サイクルスポーツセンター

全長4kmのロードを潮風を浴びて爽快に疾走できる。「おもしろ自転車広場」、スケートボード、フットサル場などもあり、家族みんなで楽しめる。併設する天然温泉付き「輪りんの宿」で日帰り入浴もできる。

TEL:022-385-8027

レンタサイクルが充実。スポーツタイプやファミリー向けなど豊富なラインナップ。

「かわまちてらす閖上」で食べ歩き

「漁亭 浜や」もある「かわまちてらす閖上」。新鮮な海の幸が楽しめる食事処をはじめ、笹かまぼこ店やスイーツ店など、約30店舗が軒を連ねている。ご当地グルメを楽しもう。

にぎわいを取り戻した「かわまちてらす閖上」。
県内の山元町産の完熟にこだわった高級いちごのスイーツが楽しめる「MIGAKI FARM SHOP&CAFE」。フレッシュでぜいたくな味わいの「ミガキイチゴミルクフロート」(900円)。
おみやげにぴったりな笹かまぼこ。「佐々直」、「ささ圭」では、自分であぶる手焼き笹かまぼこ体験ができる。アツアツでふわふわ!

おススメ土産!

閖上に酒蔵を再建した佐々木酒造店の純米酒、「宝船浪の音」(1,375円)。宮城県産米を使用し、キレのあるのど越し。
もち米を使用した甘仙堂の伝統菓子「ゆべし」(1個140円)。「ずんだ餅パイ」(1個259円)は、ずんだ餡の和洋折衷スイーツ。
新製品の「焼きたて陣中牛タン」(650円)は、手軽に焼き立ての味が楽しめる。カットした牛タンを甘辛く煮込んだ「牛タン仙台ラー油」(950円)は、ご飯のお供に。

閖上赤貝、北限のしらす、名取産の仙台せりなど、至福の味わいに出合う

名取市は海と山に恵まれた食材の宝庫。なかでも沿岸の閖上地区は、食の魅力を発信しながら、震災を乗り越え新しい街並みが広がる復興のシンボリックなエリアです。

冬の主役「仙台せり」は、根っこまで味わえる「せり鍋」で。海に目を向ければ、おいしさに定評のある赤貝やしらす、真ガレイなど旬の幸が楽しめます。日曜・祝日開催の「ゆりあげ港朝市」は威勢のいい掛け声が飛び交い、新鮮な魚介などを求める人々の活気であふれています。仙台空港も近く、名取ICから車で約10分とアクセスも抜群。復興の歩みを体感しながら、産地ならではの極上の美味を味わいに、ぜひお越しください。

名取市観光物産協会
宮城県名取市社せきのした5-3-1
イオンモール名取1階ナトリサン
TEL:022-382-6526

名取市観光物産協会 南部陽向さん
毎週日曜・祝日の6時~13時に開催される「ゆりあげ港朝市」には、新鮮な海の幸や地元の野菜などが並ぶ。買った魚介類をその場で食べられる炉端焼きコーナーもある。
イオンモール名取の1階にある「natori sun」は、名取市観光物産協会が運営し、観光情報の発信や特産品の販売などを行っている。
朝10時から開催される競り市は、だれでも参加できる。魚介類を競り落とすワクワク体験が待っている。
震災後、カナダなどの支援を受けて建設された施設「メイプル館」。フードコートやお土産販売、震災伝承コーナーがある。
毎週日曜と祝日に行われる「ゆりあげ港朝市」に合わせて、メイプル館も朝6時にオープンする。

【石井克美=文、青木 登=撮影】

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