【復興地探訪 第7回】宮城県南三陸町
さんさん商店街が
さらにパワーアップ!
震災後、いち早く立ち上がって商売を再開させた南三陸さんさん商店街。昨年10月には隣接して「南三陸311メモリアル」や交通ターミナルなどが完成して、「道の駅さんさん南三陸」として新たなスタートを切った。東北の新たなランドマークとなった南三陸の最新情報をお届けしよう。
URの南三陸復興支援
URは2012年に南三陸町と、復興まちづくりの推進に向け相互協力を確認する覚書を交換。復興まちづくりの計画策定、復興整備事業の実施、災害公営住宅の整備を行い、志津川地区約109 haの土地を整備。災害公営住宅は入谷桜沢など5カ所に432戸を供給した。
1.無添加無着色、だからうまい! 山内鮮魚店
志津川港に揚がる真ダコに牡蠣、サバにサケ。新鮮な海の幸が豊富にそろう店だが、お土産におすすめしたいのは自家製の加工品。サケの燻製や塩麹焼き、サバの干物など種類豊富で、「うちは無添加、無着色だから安心して召し上がってください」と店主。もちろん宅配便で送れます。
TEL:0226-46-2159
2.オクトパスで合格祈願 わたや
「置くとパス」が合格につながると人気の「オクトパス」の置物など、ここでしか買えないお土産がそろう「わたや」。1960年のチリ地震以来、友好関係を築いてきた南三陸町とチリ。震災後に復興を願ってイースター島から贈られたモアイ像が、お土産品になっている。
TEL:0226-29-6358
3.美味の競演
名物「キラキラ丼」をはじめ、季節の魚介類を使った丼など、さんさん商店街の美味を一挙ご紹介!テイクアウトもOK。
4.地元カメラマンの震災の記録
佐良(さりょう)スタジオ
写真のプリントや記念撮影などが依頼できる写真館。その中にある「南三陸の記憶」では、店主の佐藤信一さんが撮影した被災当時から復興へと変化していく南三陸の写真を展示している。ぜひ訪れたい。
TEL:0226-28-9291
5.おいしいコーヒーでひと休み
雑貨と珈琲の店 サタケ
自家焙煎のコーヒーと、手作りスイーツを落ち着いた空間で味わえる店。かわいいカップやお皿はポーランド製。店内には南三陸在住のアーティストたちの手作りアクセサリーや雑貨、ユニークな文具もある。
TEL:0226-28-9465
6.スイーツでほっこり
YUSHINDO
明治42年創業、地元で愛されてきたお菓子とパンの店。各種そろった惣菜パンやていねいに作られたケーキなど、どれもおいしくてほっとする。モアイ像をかたどったモアイ最中はお土産に。
TEL:0226-46-2240
「南三陸311メモリアル」で防災を考える
震災で大きな被害を受けた東北沿岸地域の中で、最後の震災メモリアル施設として昨年10月1日に開館しました。ここは訪れた人が、被災した人たちの経験を聞き、震災や津波を自分ごととしてとらえ、考え、近くの人と話し合い、気づきを持ち帰ってもらう、そのような施設になっています。ハード面を整えるだけでは防災になりません。1人ひとりが自分の身の守り方を考えること、その大切さを伝えていきたいのです。
TEL:0226-47-2550
営業時間:9~17時
休館日:火曜、年末年始
【武田ちよこ=文、菅野健児=撮影】
- LINEで送る(別ウィンドウで開きます)
復興地探訪 バックナンバー
UR都市機構の情報誌 [ユーアールプレス]
UR都市機構の情報誌[ユーアールプレス]の定期購読は無料です。
冊子は、URの営業センター、賃貸ショップ、本社、支社の窓口などで配布しています。