街に、ルネッサンス UR都市機構

プロが指南!防災グッズの新常識(10)

URPRESS 2019 vol.59 UR都市機構の情報誌 [ユーアールプレス]


真冬の災害に備える!
寒さは命を奪います 停電時の暖房確保対策

凍死者数が熱中症による死者よりも多いことをご存じでしょうか。エアコン、床暖房、ファンヒーター、いずれも冬の暖房に欠かせない器具ですが、停電が生じるとすべて使えなくなります。低体温症による凍死は寒冷地特有の被害ではなく、最低気温が10℃以下になる場所であればどこでも生じるのです。今回は停電時の暖房対策を考えます。

強力な石油ストーブは灯油の備蓄が課題

停電時に使える暖房器具のなかで特に強力なものは、電気を使わないタイプの石油ストーブ。寒冷地向けの暖房備蓄にはこれが最適ですが、灯油の備蓄が問題です。日頃から灯油を使っていない場合は、備蓄の負担が大きいため、他の暖房器具を検討しましょう。

ハンディ器具とカセットガスストーブ

防寒着や毛布はそれ自体が発熱するわけではないので、何かしらの発熱器具を準備する必要があります。冬場に使い捨てカイロを日常使いしている場合は、買い置きを多めにするだけで暖房備蓄となりますし、ハクキンカイロ*などのグッズも役立ちます。また普段灯油を使っていない場合は、保管しやすいカセットガスを用いた「カセットガスストーブ」の準備がおすすめ。電気も灯油も不要な暖房器具として活躍します。

*ハクキンカイロ→ベンジン(専用オイル)を燃料にした強力なカイロで、繰り返し利用できる。アウトドアでも使える。

温かい食べ物で暖を取る準備も

温かい食べ物を準備するための備えも必要です。停電とガスの停止が同時に生じた場合は、カセットコンロが調理器具として大変役立ちます。前述のカセットガスストーブと燃料を共有できますし、沸かしたお湯をペットボトルに詰めて湯たんぽ代わりに使うといった方法もあります。写真手前の「ヒートパック」があれば、火を使わずに食べ物を温めたりお湯を沸かせるため、非常用の熱源として準備しておくと便利です。

プロフィール

たかにともや

「備え・防災は日本のライフスタイル」をテーマに、自身が運営するWebサイト、各種メディアやセミナーを通じて防災を解説するフリーのアドバイザー。

【高荷 智也(ソナエルワークス代表)=文・写真】

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