UR都市機構

プロが指南!防災グッズの新常識(7)

URPRESS 2019 vol.56 UR都市機構の情報誌 [ユーアールプレス]


子どもを守る防災対策
防災をライフスタイルに非常時こそ日常を確保

災害時に開設される避難所。子どもがいるからといって、特別扱いを受けることは難しいのが現実です。おなかがすけば不機嫌になり、退屈すれば走り回り、盛り上がると大声を出す子どもたち(わが家も男児が3名いるため、まさにこれです)。避難所では周囲への気配りで、親子とも大変なストレスを抱えてしまいます。自宅で在宅避難ができるよう、環境や防災備蓄を見直しましょう。

1.ぬいぐるみ防災リュックで、日常の延長を

子どもの不安を取り除くには、普段と変わらぬ生活をさせることが重要です。写真のぬいぐるみはリュックになっており、中に防災グッズを詰め込むことができます。夜間の大地震で停電したときには、ライト・軍手・スリッパなどが必要ですが、これら+αのグッズを入れたぬいぐるみを、普段から子ども部屋や枕元に置いておけば、非常時に日常を持ち込むことができます。いつも食べているおやつ、好きなオモチャやゲームもこのリュックに詰めておきましょう。

2.「わが家ならでは」の準備を優先的に

避難所では、食べ物に関しても特別な支援を受けることは難しいです。子どもに食物アレルギーがあったり、薬の服用が欠かせない場合は、アレルギー対応の非常食や予備の薬を準備するなど、わが家だけの対応が欠かせません。
また、非常食は好き嫌いのある子どもには食べづらいもの。備蓄品はふだんから家族みんなで試食をして、おいしいと思えるものを選びましょう。子どものいる家庭では、非常時にこそ普段の生活が継続できるような準備を心がけたいものです。

「安全ゾーン」を つくって避難訓練

耐震性能のしっかりした建物にお住まいであれば、家具の固定を万全にすることで、室内における大地震の脅威をかなり減らすことができます。子どもの成長に伴い増えていく家具……背の高い机、本棚、二段ベッドなどを固定し、家の中に「安全ゾーン」をつくってください。そして「緊急地震速報」が鳴り響いたら、揺れが来る前に安全ゾーンへ走って逃げ込む。揺れが小さくすんだ場合は、効果的な避難訓練になります。

プロフィール

たかにともや

「備え・防災は日本のライフスタイル」をテーマに、自身が運営するWebサイト、各種メディアやセミナーを通じて防災を解説するフリーのアドバイザー。

【高荷 智也(ソナエルワークス代表)=文・写真】

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