街に、ルネッサンス UR都市機構

復興商店街に行ってみよう

UR PRESS 2018 vol.53 UR都市機構の情報誌 [ユーザールプレス]

「いらっしゃい」という名前で大歓迎
キャッセン大船渡

津波で被災した大船渡市の中心部に生まれた「キャッセン大船渡」。飲食店や鮮魚店、和菓子の店など、地元の人たち御用達の店が多く、まちのにぎわいの中心になっている。

キャッセン大船渡:岩手県大船渡市大船渡町字野々田10-3 JR大船渡駅から徒歩2分
電話番号:0912-22-7910

(1) 菓匠 高瀬
皇室にもファンがいる最中が人気

ホタテ貝の形をした最中の中には、貝柱を模した白い求肥。「大船渡を訪れた紀子様が、このお菓子を気に入られまして」と話す店主の高橋照直さん。被災後、店を再建し、真っ先にこの「甘ほたて」を店頭に並べた。創業は昭和8年。

●菓匠 高瀬
電話番号:0192-27-1170
(営)9~18時 (休)水曜

パリッとした皮に包まれた粒あんと求肥がポイントの「甘ほたて」、1個130円。

(2) 鮮魚うえの
岩手の各地からお客さんが来る

大船渡港に揚がる新鮮な魚介類を扱う、創業40年になる魚屋さん。店の再建を待ち望んだ客が、県の内陸部からもやってくる。おいしい食べ方を聞きながら選んだ魚は、宅配便で送ってもらえる。

●鮮魚うえの
電話番号:0192-27-5498
(営)9~19時 (休)日曜

朝、揚がったばかりの地物の魚が揃っている。

(3) オオフナトのケムリ
県産豚とオリジナルソースがうまい!

「大船渡に来たら、ぜひ食べてって」と勧められたソースかつ丼。地元岩手のブランド豚をカラッと揚げて、せん切りキャベツの上に載せ、そこにショウガを効かせたオリジナルソースをかける。ローストビーフ丼も人気。

●オオフナトのケムリ
電話番号:0192-22-7772
(営)11~15時、18~翌1時 (休)不定休

極ヒレ肉を2枚使ったソースカツ丼(並)は700円。

(4) 鮨・季節料理 ささき
こだわりのアナゴをいただきます!

店主の佐々木正夫さんは陸前高田で被災。少しでも早く店を再建したいと、2011年12月、大船渡にできた屋台村に出店し、その後、キャッセンに店を構えた。おすすめは、自慢のアナゴと季節の地魚を盛った「地魚丼」。

●鮨・季節料理 ささき
電話番号:0192-26-3719
(営)11時30分~14時、17時~22時30分 (休)月曜(祝日は営業、翌日休み)

「地魚丼」は1,200円、1日限定10食。ほかにもお手頃価格のランチメニューが豊富。
ランチの握り(1.5人前)はこれで1,200円。

(5) かもめテラス
ここだけのお土産が見つかる

銘菓「かもめの玉子」でおなじみのさいとう製菓が、2017年11月にオープンさせた「かもめテラス」は、被災した同社の総本店だ。この店限定の「かもめテラスプリン」や「幻のクリームパン」ははずせないが、復興への祈りを込めた新発売の菓子「光の朝」もお見逃しなく。

●かもめテラス
電話番号:0120-311-514
(営)9~19時 (休)なし

店限定のかもめテラスプリン(200円)と、幻のクリームパン(151円)。
「大船渡市防災観光交流センター」のすぐ隣に立つ「かもめテラス」。

昨年誕生した、人々が集う注目エリア!
アバッセたかた・まちなかテラス

仮設から本設へ、商店の移転オープンが昨年から本格的に始まった陸前高田。その中心が商業施設「アバッセたかた」と、道を隔てた「まちなかテラス」エリアだ。アバッセは「一緒に行きましょう」という意味の地元の言葉。市立図書館が併設。

まちなかテラス
アバッセたかた
市立図書館

アバッセたかた:陸前高田市高田町字館の沖1番地 BRT大船渡線「まちなか陸前高田駅」下車徒歩3分
電話番号:0192-53-2111

(1) 居酒屋 膳 陸前高田店
昼は「ら〜めん武藏」、夜は居酒屋

店長の武藏和敏さんは、震災後「食べ物がなければ命をつなげないことを痛感」して飲食業に転職。「手作りのラーメンを食べて、笑顔になってほしい」と話す。昼はラーメン屋、夜は居酒屋に。ランチタイムはライスと漬物が食べ放題!

●居酒屋 膳 陸前高田店 
電話番号:0192-22-7021
(営)11~14時、17~24時(LO.23時30分)(休)第2・4木曜

一番人気は、2種類の味噌を使った「武藏辛味噌ら~めん」(890円)。

(2) やぎさわカフェ
和風スイーツ&ドリンクで、ホッとひと息

コーヒーやスープと並んで、しょうゆや味噌、麹などを使った和テイストのメニューが豊富なカフェ。これは地元で醸造業を営む老舗「八木澤商店」の直営店であればこそ。隣接する市立図書館へドリンクの持ち込みOKなのもうれしい。

●やぎさわカフェ
電話番号:0192-47-3500
(営)10~19時(LO.18時30分) (休)月曜

「しょうゆキャラメルバナナワッフル」(600円)。米粉入りで外側はカリッ、中はふわんり。

(3) 中華食堂 熊谷
白と黒、どちらの担々麺がお好き?

こちらの食堂のイチオシメニューは担々麺。白と黒の2種類あり、一度食べたら忘れられない奥深い味だ。店長の熊谷成樹さんが担々麺に注力するようになったのは震災後。「お客さんに温まってほしいのと、仕込んでおけば早く出せるから」。ラー油も手作りする、こだわり派だ。

●中華食堂 熊谷
(営)11~15時 (休)月曜

熊谷さんが手間をかけて作る担々麺(720円)。ゴマの違いで白(左)と黒(右)。どちらもコクのあるスープに麺が絡み、肉そぼろとネギがたっぷり。

(4) やぶ屋
地元で愛され続ける老舗そば屋

行列が絶えない人気そば屋。そばと丼のメニューが豊富で、ハーフサイズを組み合わせて楽しめるのも人気の理由。津波ですべて流され、店の再建に奮闘してきた店主の及川雄一さん。昨年秋にこの地にオープンして以来、想定外の忙しさに喜びながらも戸惑う日々で、「アルバイト大募集中!」。

●やぶ屋 
電話番号:0192-55-2053
(営)11~15時 (休)月曜

秘伝の甘めのつゆが、そばと天ぷらによく合う「天ざる」(1,100円)。

(5) いわ井
雑貨とお酒のセレクトショップ

漆や焼き物をはじめ、全国から厳選した器や和の雑貨、お酒などが並ぶショップ。暮らしを彩る品々を求めて地元客や観光客が訪れる。原料からつくり手まで陸前高田にこだわった特別純米酒「多賀多」をはじめ地酒の品揃えも豊富。お土産にいかが?

●いわ井
電話番号:0192-55-2912
(営)10~19時 (休)月曜(祝日の場合は翌日)

オススメは、お米から地元産にこだわった特別純米酒「多賀多」。
店主・磐井正篤さんがセレクトした小物から逸品まで多彩な商品が店内に並ぶ。
  • 宮城県 女川町

    あの日、14.8mもの津波に襲われ、多くのものが失われた女川町。 若い世代が中心となって進める新たなまちづくりが注目を集めている。

  • 岩手県 大船渡市

    復興が進む大船渡駅周辺地区に、市民が集い、来訪者と交流する核となる施設が生まれる。 完成間近の施設へ地元小学生たちが見学にやってきた。

  • 福島県 双葉町

    全町が避難指示区域になっている福島県双葉町に、震災から7年を経て、ようやく復興の第一歩がしるされた。

  • 復興商店街に行ってみよう!

    人々が出会い、新しい美味が生まれ、笑顔がはじける。東北各地に新しい商店街が生まれています。

  • 東日本大震災 復興の軌跡

    膨大な土が運ばれ、新たな大地が生まれていく。やがてそこに新しいまちが生まれる……。7年にわたりURが東北各地で進めてきた復興事業が少しずつかたちになってきました。
    本誌でご紹介したまちを中心に、その変化を写真で振り返ります。

  • 復興支援MAP

    UR都市機構が取り組む復興支援MAP2018

  • AKB48「誰かのために」プロジェクト 届け!笑顔 第10回

    宮城県女川町、岩手県釜石市、福島県南相馬市

  • 希望の明日に向かって

    東京で「東日本大震災7年復興シンポジウム」開催

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