街に、ルネッサンス UR都市機構

特集 つながる ひろがる 復興するまちを訪ねて1 宮城県牡鹿郡女川町(4)

URPRESS 2014 vol.41 UR都市機構の情報誌 [ユーアールプレス

宮城県牡鹿(おしか)郡 女川(おながわ)町
生まれたばかりの新しい「まち」に希望の一歩がしるされた日

「日当たりがいいので冬暖かく、夏は風が通るのでクーラーもいらない」と住まいに満足の内村泰子さん(写真右)。仲良しのお友達・佐藤あや子さんと。

一歩一歩 確実に前へ

市街地地区での自立再建用の土地の引き渡しや災害公営住宅の供給は、これからも順次行われる予定。確実に刻んできた復興への歩みは希望の礎だ。
3月21日のまちびらきの式典に参列した出島区長、酒井實さんは「出島はひと足先に復興したけど、まちのほうも前へ前へ、これからどんどん進んでいくと思う」と期待を寄せる。式典を見に来ていた女性は、まだ仮設住宅暮らしだが、「うれしいですね。こうやって一歩一歩進んでいくんですね」と笑顔がこぼれる。
ようやく見えてきた明日への期待。今回のまちびらきは、まだ第一弾。今後も第二弾、第三弾……と続いて、新しいまちと暮らしへ、夢をつないでいくことだろう。

災害公営住宅の前で、出島の区長を務める酒井實さん夫妻。
「自分の部屋ができて、中3になる息子が勉強に集中できる環境が整ったのはうれしい」と横井一彦さん。

西上原三千代 = 文、平野光良、青木登 = 撮影

復興を前向きにとらえたい

女川町長 須田善明さん

復興は、新しい価値を創り出していくものだと思います。まちのコアに都会的な機能を集積した、利便性の高いコンパクトシティー。誰もが自由に楽しみを見つけられる、魅力的な空間を持つまち。過疎化という現実を前に、震災前から必要性を感じていたそんなまちづくりを高台移転と同時に推進して、「住みたい、訪れたい」まちの魅力創出を目指してきました。
第一弾のまちびらきを開催して第一歩を踏み出せたのも、多くの方々の理解と頑張りのたまものです。今後は少しずつまちが形になっていきますが、地域の声を大切に、町民の参加も得ながらまちづくりができればと思います。将来の地方社会の可能性を示せる、価値あるまちを実現していきたいですね。

須田町長(右)と握手を交わすUR女川復興支援事務所長の後藤浩(左)。

ぽおいしいものがいっぱいの東北へ行こう! From 宮城県 福島県 岩手県

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