街に、ルネッサンス UR都市機構

URが手がけた防災公園

URPRESS 2018 vol.55 UR都市機構の情報誌 [ユーアールプレス]


URが手がけた防災公園

地震の火災から逃れる場所となり、大都市地域の防災機能を高める防災公園。
URがこれまで整備を手がけた26の防災公園から、4つの公園を紹介する。

都道府県 地区名 公園名
東京都 杉並区桃井三丁目 桃井原っぱ公園
豊島区上池袋一丁目東 上池袋東公園
北区西ヶ原四丁目 西ヶ原みんなの公園
三鷹市民センター周辺 三鷹中央防災公園
豊島区造幣局※ (整備中)
埼玉県 さいたま市北袋町一丁目※ (整備中)
千葉県 市川市大洲一丁目 大洲防災公園
柏市中原一丁目 中原ふれあい防災公園
千葉市蘇我臨海※ 千葉市蘇我スポーツ公園
神奈川県 鎌倉市岩瀬下関 岩瀬下関防災公園
横浜市鶴見一丁目※ (整備中)
愛知県 犬山城下町 内田防災公園
大阪府 枚方市北片鉾町 車塚公園
堺市鳳南町三丁 鳳公園
高槻市古曽部町三丁目 古曽部防災公園
茨木市城の前町 西河原公園
八尾市南木の本三丁目 八尾市立南木の本防災公園
摂津市千里丘四丁目 明和池公園
茨木市岩倉町 岩倉公園
高槻市八丁畷※ (整備中)
大阪市北区大深町(うめきた2期)※ (整備中)
三重県 鈴鹿市南玉垣・白子 桜の森公園
兵庫県 宝塚市末広町 末広中央公園
神戸市浜辺通 神戸震災復興記念公園
伊丹市車塚一丁目 笹原公園
福岡県 福岡市城内※ (整備中)
  • 平成30年10月時点で事業継続中

みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)
神戸市浜辺通
神戸市中央区

2010年1月開園/約5.6ha

震災の経験と教訓を、後世に伝える

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災で被災した神戸市が、その経験や教訓を後世に継承する場所として計画。神戸市とURが事業主体となって完成させた「神戸震災復興記念公園」(愛称・みなとのもり公園)は、かつてJR貨物神戸港駅があった土地、約5.6ヘクタールに広がっている。

この公園は計画段階から市民が積極的に参加、市民と行政が一体になって整備・検討が進められた。震災のときに世界から寄せられた応援が復興の後押しとなったことを後世に伝えていこうという思いが、公園づくりの根底にある。

また、インラインスケートやバイクポロといった若者に人気のストリート系スポーツができる「ニュースポーツ広場」が、公園内にあるのも大きな特徴だ。ここにやってくる若者たちにも、公園の管理や運営に関わってもらいながら、市民一体となって防災意識を高めている。

芝生広場を中心に広がるみなとのもり公園。左手の高速道路の下部分が、ニュースポーツ広場。
ストリート系スポーツを楽しめる貴重な公園として人気がある。

桜の森公園
鈴鹿市南玉垣・白子
三重県鈴鹿市

2015年2月開園/約7.3ha

多世代が集う桜の名所

鈴鹿市からの要請を受けて、NTTの研修施設の跡地に整備した「桜の森公園」。公募で選ばれた「桜の森」の名前の通り、園内には120本ものソメイヨシノが既存樹として残され、春には桜の名所としてにぎわいを見せる。

災害時の一時的な避難地や救援活動の拠点として利用できるようになっている一方で、この公園は子ども、学生、高齢者、障害のある人など幅広い利用者が気軽に楽しめる施設となっている。特に「ちびっこ広場」は、エリア全体がフェンスで囲まれ、安心して幼児を遊ばせられると好評だ。また、野球場やウォーキングコース、健康器具も設置され、健康を意識した施設になっている。同時に、戦時中にこの地にあった海軍施設の一部を公園に移築し、鈴鹿市の歴史にふれることのできるスポットもある。

桜の名所として市民から愛されている。
災害時は復旧拠点になる備蓄倉庫と、災害用マンホールトイレ。

西ヶ原みんなの公園
北区西ヶ原四丁目
東京都北区

2010年4月開園/約2.2ha

大学跡地を公園と住宅に

都電荒川線「西ヶ原四丁目」駅から徒歩約6分。住宅街の中に、広々とした憩いの空間が出現した。

東京外国語大学の移転にともなって生まれた跡地利用に際して、URは北区の跡地利用連絡協議会に事務局として参加して跡地利用の策定を支援。密集市街地に必要な防災公園を整備するととともに、周辺の狭い道路を拡幅して、より安全で災害に強いまちづくりを進めた。同時に、跡地の一部に高齢者福祉施設とファミリー向け賃貸住宅を誘致した。

こうして生まれた公園は、大きな芝生広場を中心に、じゃぶじゃぶ池やビオトープ、複合遊具が設置され、安心して子どもを遊ばせられると家族連れに人気だ。園内には災害時に対策本部となる防災拠点を設置できるスペースが確保されている。

防災公園の整備だけでなく、周辺道路の拡幅整備も行った。

内田防災公園
犬山城下町
愛知県犬山市

2018年3月開園/約2.1ha

城下町を火災から守る

室町時代に築かれた国宝犬山城。この城下町一帯には木造の建物が多いが、火災が発生した際の避難スペースが足りないため、安全上の課題を抱えていた。また、犬山城を訪れる観光客用の駐車場も不足。そこで犬山市はここにあった旧名古屋証券総合運動場を防災公園にしたいとURに要請した。

URは約4ヘクタールの土地を取得し、防災公園を整備。観光駐車場、多目的広場、道路、消防署北出張所を市が整備した。

内田防災公園は今年の3月にオープン。備蓄倉庫は犬山城下町の歴史的なまちなみの景観に配慮したデザインだ。公園が完成する直前の今年2月には、この公園をスタート・ゴールにしたハーフマラソン大会も開かれた。

約9000人が出場した読売犬山ハーフマラソン大会。
犬山城を望む場所に広がる内田防災公園。

動画

UR PRESS vol.55 内田防災公園
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