特集 ミクストコミュニティに向けたさらなるチャレンジ

「健康寿命サポート住宅」住み慣れた住まい・まちで暮らし続けることを目指して

UR都市機構は、高齢者が健康で安全に長く住み続けられることを目指した「健康寿命サポート住宅」への改修に取り組み始めた。
「健康寿命」とは、日常的に介護を必要とせず自立した生活ができる期間のこと。健康寿命サポート住宅は、移動等に伴う転倒の防止に配慮した住宅改修と併せて、散歩したくなるような屋外空間や豊富な社会参画の機会を設け、健康寿命を延ばすサポートをする。

UR都市機構ウェルフェア研究室室長の川上由里子は、長年携わってきた看護や介護の現場での体験から、「今は健康でも、年を重ねれば誰でも心身の機能が低下していきます。そんななか要介護の原因にもなる転倒などの危険を回避し、安全に快適に暮らせる住まいはどうあるべきかを考えています」と言う。

玄関を見てみると、玄関ホールには人感センサー付き照明が設置され、ドアの開閉はゆっくりだ。浴室やトイレにも、高齢になっても使いやすい工夫が施されている。年齢を重ねても安心な住まいは、あらゆる年代の人々に優しい住まいになる。

健康寿命サポート住宅では、来場者や実際の入居者などからの意見も収集し、今後の住宅の改修に反映させていく予定である。

「団地×BBQ」で新たなコミュニティづくり

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