ホスピタリティ思考によるPR戦略の再構築
目的
URは、公共性が高く、地域社会のありように大きな影響を与える都市再生事業を行っているにもかかわらず、公共団体や不動産事業者のように、市民の方々への認知度は高くありません。
そこで、市民の方々にURの取組みを知っていただき、「URファン」を増やすためにはどうすればよいか、ホスピタリティを重視したサービスを提供しているサントリーパブリシティサービス㈱様(以下「SPS」といいます。)とともに、PR方法について考えました。
目指すこと
- 市民目線に訴える「まちの見せ方」を習得することで、既存PRツールの改善や新たなPR方法を生み出します。
- UR職員とSPS社員が協働してPR戦略を構築する中で、職員自身のホスピタリティマインドの向上とPRノウハウの蓄積を図ります。
進め方
STEP1:課題を認識するためのタウンツアー&ミーティングの実施
(1)URタウンツアー(平成25年2月12日)
UR職員がSPS社員をURが実施した事業地区へご案内し、事業内容について説明し、ミーティングを行いました。(ご案内地区:押上・業平橋周辺地区、曳舟駅前地区、京島三丁目地区)

(2)サントリー武蔵野工場見学(平成25年2月19日)
SPSのホスピタリティを重視した工場見学ツアーにより、お客様目線の「見せ方」を体感しました。

STEP2:UR都市再生事業のPRにおける課題抽出
Step:1を踏まえて以下の項目を課題として抽出しました。
- 興味を引く説明ポイントがUR内部で共有されていない。
- 内容が伝わる説明方法がとられていない。
- 担当者に属人的にノウハウが蓄積されている。等
STEP3:課題を踏まえた改善ポイントを整理
- PR体制の構築
- PR担当者のスキルアップ
- PRノウハウの共有・データベース化
STEP4:今後のアクションプランを立てる
H26年度は、タスクフォース等の形成により、上記ポイントの改善を図るとともに、「一般市民向けタウンツアー」を企画・実施し、アウトプットに取組んでいくことを考えています。
この取組みにあたり、URファンとは何か、何を知って欲しいのかをより明確にした上でPR戦略を構築していく必要があるとのご指摘をいただきました。今後のUR都市再生事業のPR活動に活かしたいと思います。