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特集: 虎ノ門一・二丁目地区、新虎通りエリアマネジメント

URPRESS 2018 vol.51 UR都市機構の情報誌 [ユーアールプレス]

虎ノ門 にぎわいを生むまちに新しい駅をつくる 虎ノ門一・二丁目地区、新虎通りエリアマネジメント

いま、虎ノ門が大きく変わろうとしている。地下鉄新駅の整備を含む都市基盤の強化・拡充が進んでいるのだ。
URは国際的なビジネス拠点を創造するこの事業に、さまざまなかたちで参画している。

虎ノ門地区のイメージパース

新虎通りに開店した「URTRA」

東京都港区。虎ノ門ヒルズを貫いて東西に延びる、新虎(しんとら)通りという真新しい道がある。道路幅は40メートル。歩道が幅13メートルと広く、まるで広場のような道が虎ノ門から新橋まで続いている。

新虎通りは2014(平成26)年に開通した環状2号線の地上部分(本線車道は地下)。この通りにUR新虎通りまちづくり事務所があり、建物の1階が「URTRA(ウルトラ)」という施設になっている。「新虎通りの情報発信とコミュニティー活動の拠点として、サンフランシスコのカフェBICYCLECOFFEEを誘致して昨年4月に開店しました」と、URで新虎通り周辺のまちづくりを担当する稲垣祐哉が説明する。

この虎ノ門ヒルズの周辺には、新しく3棟のタワービルが建つ計画があり、さらに、桜田通り(国道1号)の下を通る地下鉄日比谷線に新駅ができる。URは新駅整備の事業主であり、この地区の再開発のコーディネーター役も務めている。

それらハード面の整備と併せ、人が集まり、にぎわいをつくるソフト面のまちづくりも進められている。その舞台が新虎通りだ。「地域の人々を主体に、開発事業者や行政など関係者が手を携え、組織的かつ計画的に、新しいまちの魅力づくりをしています」と語る稲垣。このような取り組みはエリアマネジメントといわれ、いわばまちのブランディングだ。URもその一翼を担っており、URTRAもこれに貢献するためにつくられた。

「参加する企業の強みを生かしてまとめていければ」とエリアマネジメントを担当するURの稲垣祐哉。

カフェでのイベントで地域とつながる

新虎通りではエリアマネジメントの一環として「旅する新虎マーケット」を展開中だ。歩道の各所にオープンカフェやセレクトショップ、地方の自治体が特産品を紹介する常設のスタンドストアなどが点在している。

この新虎マーケットの運営を担うのは、地域組織の新虎通りエリアマネジメント協議会。その法人組織として一般社団法人新虎通りエリアマネジメントがあり、URはこの事務局長を務めている。

URが運営するURTRAは、平日の夜や土日はイベントスペースになる。愛宕(あたご)神社にちなんだ御朱印帳づくりや水引きワークショップなど、新橋と虎ノ門の魅力を伝えるさまざまなイベントやワークショップを開催している。「この界隈で働いている人も来ますし、遠くから家族連れで参加される方もいて、好評です」と業務を担当するURの中津美咲。「まちづくりの最前線で、地域の方々と一緒に活動し、新虎通りの変化を見ていくのが楽しい」と話す。

このシンボルロードをどうアピールするか、多様な人の思いをどうまとめていくかなど難しい面もある。頭を悩ませながらも、地域とつながり、まちの魅力づくりに奔走する日々が続いている。

「小さな変化が見えやすいのが楽しい」と新虎通りの変化に目を配るURの中津美咲。
季節ごとにテーマを変えて新虎通りの各所で展開する「旅する新虎マーケット」。土日もにぎわいを生んでいる。
歩道が広くて快適な新虎通り。正面に見えるのが虎ノ門ヒルズ。新虎通りという愛称は、地域の方々から公募して決定した。昨年10月のオリンピック・パラリンピックパレードや夏の打ち水イベントは、たくさんの人出でにぎわった。
新虎通りにURがつくったエリアマネジメントの拠点となるスペース「URTRA」。
「URTRA」では定期的にワークショップを開催。毎月最終金曜にはラジオのスタジオになり、公開生放送で新橋と虎ノ門界隈の情報を発信する。

吹き抜け広場を地下に持つ新駅

国際ビジネス拠点を目指す虎ノ門地区は、交通も便利なまちになる。地下鉄の新駅ができるほか、バスターミナルもつくられる。

新虎通りの環状2号線は将来、豊洲まで延伸。東京オリンピック・パラリンピックの選手村ができる晴海とも結ばれるこの路線には、専用道路やレーンで渋滞なしに運行するBRT(バス高速輸送)も導入される予定だ。

交通結節点の核となる地下鉄虎ノ門新駅(仮称)は「3層吹き抜けの駅広場を持つ、珍しい地下鉄駅になる」と整備を担当するURの川田浩史が説明する。「桜田通りを挟んで立つビルと新駅は地下で一体的につながり、銀座線の虎ノ門駅とも歩行者通路で結ばれます」と川田。URが地下鉄駅の整備を手がけるのは初めてのことだが「前例がないからこそ、やりがいがある」と意気込んでいる。

虎ノ門新駅は、東京オリンピック・パラリンピック年の2020年に供用開始し、22年に最終完成の予定だ。

その頃の虎ノ門はどのようなまちになっているのだろう。変化するまちを見つめ、その日を楽しみに待ちたい。

周辺のまちづくりと一体的に関わりながら、地下鉄の新駅事業を進めるURの川田浩史。

【高橋盛男=文、青木 登=撮影】

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