街に、ルネッサンス UR都市機構

復興の先の未来に向けて着実に進むまちづくり(3)

URPRESS 2016 vol.45 UR都市機構の情報誌 [ユーアールプレス]

岩手県 大船渡市・大槌町・山田町
復興の先の未来に向けて着実に進むまちづくり

新たなまちづくりが進む岩手県沿岸部の大船渡市、大槌町、山田町。
規模やかたちはそれぞれだが、一歩ずつ着実に歩み続ける3つのまちを訪ねた。

山田町

国道45号線沿いの新生やまだ商店街。岩手県沿岸北部で初出店となるセブン-イレブンをはじめ、写真店や理美容店、飲食店などが入居、順次オープンしていく予定。

便利で活気あるまちに! 2つの商店街が担う役目

大槌町の北に位置する山田町は、カキとホタテの養殖を中心とした漁業が盛んなまち。半数近くの家屋が被災した、このまちの新たな中心となるJR陸中山田駅前エリアで、商業施設の建設が進められている。

山田町と平成24年に協力協定を結び、まちづくりを支援しているUR都市機構は、復興市街地整備事業3地区、災害公営住宅6地区を担当。陸中山田駅前エリアは平均3メートルほどかさ上げし、商店や金融機関、交流施設などを集約。周囲に災害公営住宅などを配置した利便性の高いまちにする計画だ。

昨年11月に国道45号線沿いに「新生やまだ商店街」がオープンしているため、駅前エリアが完成すれば2つの商店街が共存することになる。「2つの商店街には高低差と距離がありますが、間に公園を配置して動線をつくり、人の流れをつくることを提案しました」

と語るのは、UR都市機構山田復興支援事務所市街地整備課主幹の中平眞裕だ。まちの将来を考え、都市計画から補助金申請までソフト面の支援にも力を入れてきた。
駅前エリアの核となる地元スーパー「びはん」の駅前への移転も決定し、地元の人々の期待が高まっている。「びはん」は、同時に新生やまだ商店街にセブン-イレブンを出店し、2つの商店街の盛り上げに貢献している。

9月には駅前スーパーと商店街がオープン、災害公営住宅も完成予定。新たなまちが誕生する。

「国道を通る人が山田町に立ち寄る“入口”の役目を果たしたい」と話す、新生やまだ商店街協同組合の昆尚人理事長。
平成24年の着任以来、さまざまなアイディアを出し、山田町のまちづくりを支援しているUR都市機構山田復興支援事務所の中平眞裕。
まちづくりの気運を高めた、びはん株式会社の間瀬慶蔵専務取締役。今後は地元のオリジナル商品を増やして、まちに還元していきたいと語る。

子どもたちが復興現場を撮影「山田町まちづくりフォト☆」開催

普段立ち入ることのできない復興現場の撮影を通して、自分たちのまちの復興状況を知り、思いを発信することで復興プロセスに参加しよう。そんな目的のもと、昨年11月7日、子ども支援専門の国際NGO「公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」の企画で、「山田町まちづくりフォト☆」が開催された。
当日は小学4年生から高校1年生まで9名の山田町の子どもが参加。UR都市機構も全面的に協力し、山田中央団地など数カ所の建設現場を案内した。普段目にすることのない光景に目を輝かせながらシャッターを切っていた子どもたちの作品は、1月からUR都市機構の「東日本大震災 復興フォト&スケッチ展2015」の会場に展示され、来場者の関心を集めた。

【妹尾和子=文、青木登・佐藤慎吾=撮影】

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