街に、ルネッサンス UR都市機構

Style2019のあゆみ

京都女子大学×UR都市機構
洛西ニュータウン団地リノベーションプロジェクト

施工を終えて ~設計者からのメッセージ~

R1.12

ついに住戸が完成し、約8ケ月に渡ったプロジェクトも終わりが近づいています。
そこで、設計者である女子大生の皆さんから、このプロジェクトについてのメッセージをいただきました。

  • 洛西新林団地22号棟501号室

    学長賞「変化する暮らし」

    左から青木さん、大槻さん

    “学生最後に納得のいく作品を作ろう”という思いでコンペに参加することを決めました。
    これまでの施工作品とは違う点からアプローチすることを意識し、団地の良さを活かしつつ付加価値をつけられるような住戸作りに努めました。

    施工が始まってからは、これまでの学生生活では経験したことのない、自分たちが考えたプランを予算内で現実のものにすることの難しさを実感しました。
    2人で話し合いを重ね、たくさんの方に協力していただいた結果、この住戸が完成した時はとても嬉しく、コンペから頑張ってきて良かったと思うことができました。

    考えたプランを実際に施工していただけるという機会を頂けたことに本当に感謝しています。そしてこのプロジェクトに携わる中で学ばせて頂いたことを、来年からリフォームに関わる仕事をする中で必ず活かしていきたいです。このプロジェクトを通して出会えた方々に感謝しています。本当に素敵な機会をいただきありがとうございました。

  • 洛西新林団地21号棟504号室

    優秀賞「つなぐ内窓」

    左から奥谷さん、佐野さん

    作品の内容はもちろん、文章やイメージなどのプレゼン方法など隅々にまでこだわろうと決めていたので、放課後も遅くまで話し合い大変なこともありました。だからこそコンペで優秀賞を頂いた時はすごく嬉しかったです。

    その一方で、イメージ通りに完成させられるのかという不安と責任を感じました。施工が始まってからも、細かな寸法や白塗装の艶感、木部の塗装の種類など、設計時には気がつかなかったところまで決定しなくてはならなく、実際に形にすることの難しさを思い知りました。

    完成した住戸に初めて入った時はため息が出るほど可愛くて、内窓も想像していた通りに出来上がっていたのですごく感動しました。同時に、井上先生を始めUR・JSの方々、大工さん、LSさんなど様々な人への感謝の気持ちが込み上げました。知識の足りない私たちに丁寧に寄り添ってくださった皆さんの助けなしではこの住戸は出来上がらなかったので、本当に感謝しています。

  • 洛西新林団地19号棟502号室

    優秀賞「インナーバルコニーのある暮らし」

    左から村上さん、弘井さん

    この度はこのような機会を頂き有り難うございました。京女×URは入学前から興味があったので、迷うことなく参加させていただきました。課題との両立が大変でしたが、一生懸命考えたプランだったので、選ばれた時はとても嬉しかったです。実際に施工が進むと図面では見えなかった問題がたくさんありました。

    特にインナーバルコニーは隣室との広さの比率やサッシの寸法に苦戦しました。広さの比率に関しては学校の廊下にテープを貼りホワイトボードを壁に見立てて一番心地よい寸法を探しました。サッシに関しては、コンペ当初のデザインだと耐力性に欠けてしまうので、構造面も併せて考えることが学校の課題とは違い難しかったです。このようにインナーバルコニーは特にこだわったところなので出来上がった時はとても嬉しかったです。このお家が居住者さんにとって愛着のある住まいになったら嬉しいです。最後になりますが、たくさんご迷惑をおかけしましたが、より良い住戸にしようと協力して下さり、ありがとうございました。

  • 洛西新林団地24号棟502号室

    優秀賞「古きよきもの」

    左から佐野さん、奥谷さん、永山さん、花本さん

    私たちは「古きよきもの」というテーマで、1960年代に多く建てられた団地でしか感じることのできない雰囲気の部屋をコンセプトに考えていきました。

    「間取りの変更をしない」というインテリアコーディネート部門でのルールの中で、どこまで自分たちのアイデアを取り込んでいけるか、というのが設計する際の1番の課題でした。その中でもチーム全員がアイデアを出し合いながら楽しく考えることができていたので、施工されることが決まった時はとても嬉しかったです。施工が決まってからは、細かいところまで考えることが多く苦労したこともありました。特に私たちがポイントとしていた布框戸のアイアン塗装では、色の混ぜ方や塗り方など施工担当の方々と一緒になり試行錯誤を繰り返しました。その結果として納得するものを作ることができました。

    古いものを大切にしつつ、それぞれの個性を生かしたおしゃれでかっこいい暮らしのサポートができたら嬉しいです。

完成住宅

洛西新林団地22号棟501号室
学長賞「変化する暮らし」

洛西新林団地21号棟504号室
優秀賞「つなぐ内窓」

洛西新林団地19号棟502号室
優秀賞「インナーバルコニーのある暮らし」

洛西新林団地24号棟502号室
優秀賞「古きよきもの」

施工~現場打合せ ・・・ 女子大生とURの共創 【施工~住戸完成】

R1.8~R1.10

表彰式も終わり、ついに決定した4つの施工プラン。
学長賞の4Aチーム「変化する暮らし」、優秀賞の3Cチーム「つなぐ内窓」、3Lチーム「インナーバルコニーのある暮らし」、3Mチーム「古きよきもの」の工事がついに始まりました!
受賞した8名の女子大生の皆さんは、夏の暑い時期も毎週のように施工現場を訪れ、自分たちの設計したプランがより忠実に実現できるように、施工と並行して現場打合せを行います。
そんな現場のほんの一部を以下にご紹介いたしますので、ご覧ください!

画像

表彰式・施工に向けた打合せ【住宅設計コンペ】

R1.7.12

ついに、設計コンペの表彰式を迎えました。今日、実際に施工されるプランが発表されます。
学生の皆さんのみならず、私たち関係者も朝から緊張しています。
そんな中、ついに各賞が発表されました。
今回は実際に施工されるプランである「学長賞」が1 作品と「優秀賞」が3 作品、残念ながら施
工はされないですが魅力いっぱいの作品として「特別賞」が7 作品選ばれ、表彰されました。
30 作品すべてが素晴らしく、どの作品も審査員やURスタッフをはじめ、誰もが納得するような
ハイレベルなものでした。
表彰式後、受賞者の方を囲んで、また全員での記念撮影を行い、晴れやかな雰囲気のなか、
式典も閉幕となりました。

その後は住宅のリノベーション工事を施工する業者さんにプラン説明をする「施工に向けた打
合せ」を開催しました。
これからいよいよ、新しい京女×UR Style2019 の住戸施工がスタートです。
リノベーション住戸の秋の完成を楽しみに、この暑い夏を乗り切っていきましょう!

発表会【住宅設計コンペ】

R1.6.21

発表会の日がやってきました。
学生の皆さんにとっては、4 月の説明会からプラン作りを始め、育て上げ、完成させた設計プラ
ンをお披露目する発表会。発表されるのは29 チーム59 名の学生たちが作った30 作品です。
いつも明るく元気いっぱいの皆さんも、今日はいくぶん緊張の面持ちで発表順が来るのを待っ
ています。
学生の皆さんの発表の持ち時間は3分間。この3分間で、できるだけ自分たちの想いや作品の
魅力を伝えられるよう、練習を繰り返してきたのがよくわかります。どのチームも持ち時間をオー
バーすることなく、素晴らしい発表を見せてくれました。
午前10 時に始まり、昼食休憩などはさみながらも午後4 時半までの長丁場にもかかわらず、ほ
ぼスケジュールどおりに進行しました。
発表会を終えた学生の皆さんはほっとした様子、さぁ、あとは7 月12 日の表彰式です。
皆さん、本当にお疲れ様でした!

第2回相談会【事前準備】京都女子大学

R1.5.31

第1 回相談会から2 週間後、2 回目の相談会を京都女子大学で実施しました。
それぞれのプランも徐々に固まりつつある中、学生の皆さんの表情もさらに緊張感が増し、より
一層詳細かつ具体的な質問が飛び交い、「よりよい作品を創り出そう」という気持ちがひしひし
と伝わってくるせいか、URのスタッフもいつになく真剣な表情で対応しています。
作品提出までは残り1 ヶ月を切っています。6 月21 日の発表会で素晴らしい作品たちに出会
えることが楽しみです。

第1回相談会【事前準備】洛西NT

R1.5.17

アイデアを実際のプランに反映させていく中で生まれる疑問を解決するため、相談会を実施し
ました。
今回は洛西NTでの現地相談会と京都女子大学での最終相談会の2 回を予定しています。
真剣な表情で、次々と質問や確認をされる学生の皆さん。
URのスタッフもそんな真剣な学生さんのプラン作りをサポートしようと、ついつい時間を超過し
てしまうほどの白熱した相談会となりました。
きっと良いプランが出来上がってくると期待十分の相談会でした。

リノベーション住宅見学会【事前準備】千里青山台団地

H31.4.26

リノベーションによって生まれ変わった住戸を体感してもらおうと、千里青山台団地でURが実際に展開しているリノベーション住戸を見学してもらいました。当日は公共交通機関の事故もあり、約40 名の学生の参加となりましたが、「MUJI×UR」と「暮粋(くら・しっく)」の2タイプのコンセプトが異なる住戸を見学して、学生の皆さんのコンペ作品の参考となったでしょうか?ここから、アイデアもいっそう具体的になっていくのではないでしょうか。

コンペ説明会、団地見学会【事前準備】洛西NT

H31.4.19

今年もプロジェクトが始まりました。プロジェクト名は「Style2019」。
今回は「令和」という新しい時代を迎えますが、このタイトルには2013 年度からつづくこれまで
のコラボレーションの歩みとこれから続く新たな取り組みへの期待が込められています。
さて、4 月19 日に洛西ニュータウン内の洛西支所で行われた説明会には、約50 名の学生さん
が参加されました。
午後にはリノベーション対象の住戸や過去のコンペ作品を見学し、同行したURスタッフの説明
を学生のみなさんは熱心に聴き、たくさんの質問が飛び交い、今回のコンペもひじょうに楽しみ
な作品が期待できそうです。

プロジェクトのあゆみ

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