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住まいのリスタイル2

URPRESS 2014 vol.39 UR都市機構の情報誌 [ユーアールプレス]

学生が365日運営するコミュニティー活動拠点
「だんだんテラス」の一日 from 京都

京都府八幡市の男山団地に、関西大学の学生たちが常駐してコミュニティー活性化の道を探る拠点がある。名づけて「だんだんテラス」。
イベントを催し、住民同士の交流をはかる仕組みをつくるなど、若いパワーが古くからの団地に新しい風を吹き込んでいる。

【朝】
ラジオ体操で一日がスタート
毎朝10時から、「だんだんテラス」の前でラジオ体操が行われる。参加者にはハンコを押し、ハンコが集まるとバータイムのドリンクがサービスされる。
朝市の野菜は10分で売り切れることも
学生が近隣の農家を回って野菜を集め、1つ100円で販売する朝市は、週に3回、朝10時から。10分前には人が集まり始めるほどの人気。「安くて新鮮だからね」と常連のおばちゃん。
【昼】
のんびりとした時間
「だんだんテラス」のオープンは10時~18時。月に2回バーを開くときは夜10時まで。新しく引っ越してきた人や古くから住んでいる人が、ここで交差しゆるやかにつながる。
【昼】
歴史講座にご近所が集まる
場所の貸し出しは1時間100円。今日は「お気軽歴史講座」の開催。
八幡市内に住む会員が集まってきた。
【夜】
「だんだんバー」がオープン
月2回のバータイム。お客さんが学生にお酒をごちそうすることも。
昼間とは異なる人が集まって、話に花が咲き、笑い声が絶えない。
朝昼晩、人々が段々と集まってきた

「お昼に食べ」
そう言って手作りのおかずを分けてくれるおばあちゃんがいる。
散歩のときに立ち寄る人や、ラジオ体操や朝市に顔を出す常連さん、休みの日には小学生も遊びに来る。教室や会合に場を提供しているので、「ハガキ絵教室」や「お気軽歴史講座」、自治会主宰のお茶とお喋りの会「サロン」なども開かれて人々が集う。
「だんだんテラス」は関西大学の団地再編プロジェクトの一環として2013年11月、男山団地の中央センター商店街の店舗に開設された。学生たちが住民の声を聞き、活性化の仕組みづくりを模索する足場として、また住民からの「気軽に立ち寄れる場所がほしい」という声に応えて作られたもの。表から裏に通り抜けられる造りで、誰でも入りやすいようオープンな空間になっている。
「まずは場を設けて、運営については手探りしながら少しずつ整えてきました」と、テラスの責任者、辻村修太郎さんは振り返る。

朝市や、教室などへの場所貸しもそのひとつ。今年の5月からは月刊「だんだん通信」を作成して団地全戸のポストに届けている。最終的には住民が自発的自律的に「だんだんテラス」を運営し、団地の活性化に取り組むことが目標だ。

団地に住む人たちからも「若い人と話ができるのが楽しい」「人が集まれる場ができてよかった」「ここに立ち寄るのが、毎日の暮らしの一部になっています」との声が。

ちなみに「だんだんテラス」という名は、「団地について談話する」「段々変わっていけばいい」の意味を込めてつけたもの。「手応えも段々と感じるようになってきました」と辻村さん。学生たちが蒔いた種は少しずつ、しかし確実に芽吹き、成長を見せている。

【西上原三千代=文、平野光良=撮影】

団地に住む人たちからも「若い人と話ができるのが楽しい」「人が集まれる場ができてよかった」「ここに立ち寄るのが、毎日の暮らしの一部になっています」との声が。
だんだんテラスの責任者、辻村さんは関西大学大学院を修了、現在は地域コーディネーターの肩書をもつ。学生スタッフは全部で15名、うち女性は3名。交代で毎日2、3名がここに詰めている。

動画

学生が365日運営するコミュニティー活動拠点 「だんだんテラス」の一日
男山団地(京都府八幡市)

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