大正クラフトライフマーケットミニ in UR千島団地
気持ち良い秋晴れの日、大阪市大正区で「大正クラフトライフマーケットミニ in UR千島団地」が開催されました。2016年から続いてきた同イベント、今回は「冬キャンプを楽しむ!つくる!食べる!大正!」がテーマ。隣接する千島公園では「第2回トンボロマルシェ」も行われ、地域全体がお祭りムードいっぱいに。たくさんの人出で賑わう一日になりました。

千島団地中央の広場を中心に開催

天候に恵まれ近隣からもたくさんの来場者が訪れました
4つのゾーンと「おうちキャンプ」
クラフトライフマーケットには「FOOD」「OUTDOOR」「WORKSHOP&MARKET」「LIVE」の4つのゾーンが設置され、それぞれに個性的なショップやブースが集合。さらに、家にいながらもキャンプ気分を味わえる「おうちキャンプ」モデルルームも初公開。食べて、見て、体験する、楽しさいっぱいのマーケットイベントになりました。

当日配布された現地マップ
FOODゾーン
UR都市機構では団地の共用空間を活用して日本各地の地方都市と連携しているのですが、今回のイベントに合わせて岡山県津山市と岩手県三陸エリアから特産品が大集合しました。その他、地元の沖縄料理をはじめ、本格スイーツが堪能できるフードカーもお目見え。お腹いっぱい楽しめる「まちのグルメ」がずらりと軒を連ねました。

地方都市連携ブース(岡山県津山市・岩手県三陸エリア)

タルトが強い支持を受ける箕面市ICHIRIN COFFEE
三陸エリアのブースは関西エリアの団地では初出店。糀(こうじ)の甘さが引き立つ気仙味噌のほか、渦巻きのような形をした岩手のかりんとう、茎わかめの生姜漬けなどなど、東北ならでは味覚を発見できるブースに。出店を担当したUR都市機構・吉田さん(地方都市と団地等を繋ぐプロジェクト推進準備室)によれば「三陸地方の名物はまだまだ広く知られていないものも多く、この機会に親しんでもらえらたら嬉しいですね」とのこと。「ブースでは三陸地方のPRも行っているのですが、お客様から昔住んでたよ、とか、震災復興で関わりがあって、というような声もいただきました。この機会に改めて被災地に思いを持ってもらえると嬉しいですね。」という話もしてくださいました。「今日のような大きなイベントも行いつつも、日常の中にもっと溶け込んだ取り組みも考えてみたいと思っています。また地方から団地へ、という流れだけではなく、団地から地方へ、という流れをどう作るか、この先もいろんな試みを行っていきたいですね。」と語ってくださいました。

たくさんの人で賑わう三陸エリアのブース

気仙味噌はシンプルにお味噌汁で楽しんでほしい、とのこと。

岩手のかりんとうと、岩泉の牛乳せんべい

茎わかめの生姜漬けなど三陸ならではの海の 幸もズラリ。
次に、地方都市との連携マルシェとしてはお馴染みとなってきた岡山県津山市。前回出店の武庫川団地とはまた違ったセレクトで出店。津山は「牛肉のまち」として知られることから、名物の「干肉」や冬の味覚「牛そずり鍋」が登場。食欲を刺激する肉アイテムが並びました。さらに氷温貯蔵という特殊な方法で冬でも楽しめるシャインマスカットも人気を集めました。ブースを担当した株式会社曲辰の森廣さんによれば「季節に合わせていろいろな味覚を楽しんでもらえるように準備しています。団地マルシェは多くの年代の方々による商品の反応を直接得ることができるので、これからの商品開発の参考にもさせてもらっています。」「津山は果物の生産が豊富な地域でもあります。冬はイチゴも美味しいので、ぜひ津山でお買い求めください」とのこと。これからの展開も楽しみです。

津山市のブース

冬でも楽しめるシャインマスカット

名物の牛そずり鍋。食欲を刺激します。

株式会社曲辰の森廣さん
OUTDOORゾーン~WORKSHOP&MARKETゾーン
OUTDOORゾーンは団地の広場にキャンピングカーの名作「エアストリーム」が登場。ハンマーを使った薪割り体験や、焚き火を囲んでマシュマロ焼きなど、子どもでも楽しめるアクテビティが実施されました。広場には様々なタイプのキャンピングチェアが置かれ、来場者がゆったりと日向ぼっこを楽しむ姿も見られました。
壁紙屋本舗LAB前に展開されたWORKSHOP&MARKETゾーンでは、手作りの楽しさが溢れるショップやブースが参加。ワークショップは「男目線のDIY」や漆喰体験など個性的なものから、誰もが気軽に参加できるミニツリーのアレンジまで幅広いラインナップとなりました。

銀色の美しいキャンピングカー「エアストリーム」がお目見え

子どもでも薪割りを楽しめる「キンドリングクラッカー」

キャンプチェアやハンモックで日向ぼっこ

マシュマロ焼き体験も

WORKSHOP&MARKETゾーン

ワークショップも各所で開催
「おうちキャンプ」モデルルーム
テーマである「冬キャンプ」に合わせてモデルルームが初公開されました。テーブルやチェアなどキャンプグッズをふんだんに使い、家にいながらキャンプ気分を味わえる空間に。キャンプグッズの多くは作りが頑丈な上に、使わない時に折りたたむことができたり、スタッキングして収納できるものも多く、機能面でも優れた一面も。普段の生活にも取り入れてみたいアイデア溢れるスペースになっていました。

「おうちキャンプ」モデルルーム

キャンプ用ストレージをローテーブルに。

窓辺のハンモックが気持ちよさそうです。

訪れた人からは「これだったらウチでもやれるかも」という声も。
この日は快晴に恵まれ、お隣の千島公園で行われた「トンボロマルシェ」と合わせて、活況のうちにイベントは終了しました。大正区は地域の催しやお祭りが盛んなエリアでもあります。この先も団地の内外でどんなイベントが実施されるのか、ますます楽しみです。