街に、ルネッサンス UR都市機構

第1回ニッポンうまいものミニマルシェ in 彩都

大阪府北部の丘陵地に位置する彩都(さいと)(国際文化公園都市地区)は、茨木市から箕面市に広がるニュータウン、公共と民間とが協力して、住宅、学術文化、研究開発、産業集積といった特色ある機能を組み込んだ新たな都市づくりを進めています。
彩都は西部、中部、東部の3地区に大きく分かれていますが、その開発は2004年にまちびらきした西部地区、次に中部地区と進められてきました。そして近年は新名神高速道路の開通とともに東部地区への注目も高まってきています。

彩都ライフサイエンスパーク(LSP)

大阪モノレール彩都線

2022年5月21日、その東部地区の最北端、茨木千提寺IC近くにて「URふるさと応援プロジェクト」の一環として「ニッポンうまいものミニマルシェin彩都」が開催されました。
今回の彩都でのイベントは、自然豊かな場所に実際に足を運んでもらい、その魅力を知っていただくこと、また、地方の特産品を集めたマルシェ等を通じて、都市と地方都市の様々な交流の可能性を創り出していくことを目的としており、さらに、こういった土地利用の可能性も探り、知見やノウハウを集積していくことも、まちづくりに携わるUR都市機構として大切にしたい、という思いに基づいています。

会場全景

茨木千提寺IC近くの会場

それでは、「ニッポンうまいものミニマルシェin彩都」当日の出店者やイベントの模様をたっぷりとご紹介いたします!


石川県、宮崎県、福島県の名産品を買う、味わう

「ニッポンうまいもの」と題する今回のマルシェ。もちろん関西地方のみならず、ニッポンの各地から名産品が集まりました。参加してくださったのは石川県、宮崎県、福島県の3ブース。各県の美味しいものを知り尽くした県事務所の精鋭スタッフの皆様のプレゼン能力の高さに圧倒されながら、とても楽しい取材となりました。

石川県

石川県のブースでは、物産品は定番のお菓子「ビーバー」に、金沢カレーの元祖「チャンピオンカレー」、その香ばしさから全国にファンも多い加賀棒茶など、人気商品を中心にセレクト。「チャンピオンカレー中辛」に至っては、開始早々に売り切れてしまうほどの人気ぶり。ブース代表の塩田さんからは「石川の名産品は、普段使いできるものもたくさんありますので、気になる方は、石川県大阪事務所を覗きにきてください」とのメッセージも。
また、塩田さんとっておきの観光情報も教えていただきました。羽咋市にある千里浜(ちりはま)で、日本で唯一、自動車で走れる珍しい砂浜があるのだそうです。

石川県の味が並びます。中辛は即完売でしたが地元目線では甘口もかなり捨てがたい味なのだそう。

石川県大阪事務所・塩田さん。学生時代にも関西に住んでいたこともあり、根っからの阪神ファン。

北陸を代表するお菓子・ビーバー その名前の由来は1970年の大阪万博にするとか。

石川県のポロシャツでPR。こちらを見ているのは石川県観光PRマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」

宮崎県

宮崎県は物販ブースとキッチンカーで構成され、キッチンカーでは、ステーキ丼やクロワッサンに牛肉を挟んだ「肉ワッサン」など、宮崎牛の美味しさが堪能できるメニューが大人気、ブース代表の中村さんによる「宮崎牛はその油の甘みが絶品です!」という言葉通り、お肉の「ジュワ~!」を目一杯楽しめるフードコーナーになっていました。
また、物販では宮崎県産の完熟マンゴーがずらり。中村さんからは「宮崎はほかにも美味しいものがいっぱい。特に、最近は"餃子県"としてもメキメキ成長中。こだわりのお店も増えているので、こちらもぜひ注目を!」との耳寄りコメントも。物産品を手に入れるには、宮崎県大阪事務所のほか、堺駅近くにサテライトショップ「ビフテキの南海グリル堺みやざき館KONNE」があるので、こちらにもぜひ訪れて欲しいとのことでした。

宮崎牛のキッチンカー・お昼時は行列に

これが噂の肉ワッサン。サクッと感と、ジュワッと感を楽しめる一品。
奥に見えるのが「宮崎完熟マンゴー」

激辛フード「辛麺」などオススメの宮崎グルメを教えていただきました。

宮崎県大阪事務所・中村さん
海沿いに住んでいたときはサーフィンも嗜んでいたそう。

福島県

福島県は全国消費量トップクラスの桃関連アイテムから、B級グルメ「なみえ焼きそば」、定番の喜多方ラーメンまで、バラエティ豊かなラインアップ。
そしてブース代表の菅野さんによれば「福島は日本酒の蔵元も多い県。関西のお店では手に入りづらい銘柄も福島県大阪事務所には揃っているので、お酒好きの方はぜひ!」とのこと。
また、福島は全国第3位の広さを誇り観光スポットも多数。菅野さんのオススメは尾瀬沼。福島県からのルートは会津高原尾瀬口からもバスが出ているうえ、比較的歩きやすいので初めての方にも楽しんでいただけるので、ぜひ訪れて欲しいとのこと。

冷えた桃ジュースをその場で楽しむことができました。

人気商品「うまくて生姜ねえ」と「辛くて生姜ねえ」
菅野さん曰く「辛くて、と書いてますが、そこまで辛くないのでぜひお試しを。」とのこと。

100%桃果汁のジュース「桃の恵み」は、さぞ濃厚な桃のお味かと思いきや、意外とスッキリ、それでいて、「生の桃を飲んでる!」という感覚もしっかりあるという、ぜひ試してもらいたい一品。

「会津の天神様」のほか、「チーズ饅頭くいっちぃ」など、地元の銘菓も。

福島県大阪事務所の菅野さん。福島愛に溢れる語り口に思わず惹き込まれました。

豊かな自然をその手で感じる

自然環境の知見を有する淡路景観園芸学校および兵庫県立大学大学院による「森で生きている虫たち」展示コーナー。関西近郊から海外まで、森で生きる虫の標本を間近で見ることができ、さらに生きた蚕を触ったり、近隣の森から採取した樹木を解体しながら、そこで暮らす虫を探すコーナーなど、親子連れに大人気。子供たちは身近に生きる命を手のひらで感じ取ることで、豊かな広葉樹の森が広がる彩都が、想像以上に多様な生き物が暮らす場になっていることを知る貴重なきっかけになりました。

「森で生きている虫たち」展示コーナー。虫と環境の関わりをまとめたパネル展示も

会場近隣で採取した朽木から、虫を探します。思わぬところに隠れていたり、夢中で探しました。

彩都近隣の食材や自然由来の製品も

地域団体NPO法人北摂やままち倶楽部のブースでは、焼き芋や地元野菜近隣の食材を販売するブースも。蜂蜜や竹パウダーなど自然由来の製品も並び、彩都近隣の豊かな環境を体験することができました。

彩都のこと知る、DIYで楽しむ

「森で生きている虫たち」の隣には、彩都(国際文化公園都市)建設協議会のブースも。ここでは彩都開発の歴史など、過去から未来までを一気に学べるスポットに。また、会場中央ではUR都市機構のDIY部も中央に焚き火ブースを作り、マシュマロ焼きやポップコーン、ゲームブースでイベントを盛り上げました。

1986年に撮影されたの彩都上空からの航空写真。

UR DIY部による焚き火ブース。

マシュマロを炙って食べる体験も。

特設ステージでの熱気溢れるパフォーマンス

そして今回のマルシェの大きな特徴のひとつは、学生たちによる多彩なパフォーマンス。イベント会場となる広場から見下ろせる場所に特設ステージが誕生。そこは周りを大きく広がる木々に囲まれ、さらにまたその向こうには茨木市街地の街並みが見える不思議な空間、そして出演したのは彩都近隣の中学校(彩都の丘学園)、高校(早稲田摂陵高校)の学生たちと、URと地域活性の連携を進めている阪南大学の学生たち。コロナ禍で発表の機会が減っていた学生ものびのびとした環境での発表を楽しみ、吹奏楽、チアリーディング、ダンスなど力強いパフォーマンスがイベントを彩りました。

イベントの賑わいと会場について

会場となったスペースは、茨木千提寺ICおよびパーキングエリアのすぐそば。今回はシャトルバスでのアクセスに限定されましたが、当日は定員いっぱいのバスが往復するほどの盛況ぶり。周りがたっぷりの緑に囲まれた会場スペースは賑わいの中でも不思議と落ち着いた空間。マルシェだけではない幅広いポテンシャルを感じる一日となりました。

URふるさと応援プロジェクト

UR都市機構西日本支社では「URふるさと応援プロジェクト」として、団地の広場やまちづくりの事業等で管理または保有する敷地や空間等を活用し、日本各地の都市や企業、学校等と連携したイベント等を通じて、地域の魅力づくりや、都市と都市、人と人を繋ぐ取り組みを行っています。今後も様々な場所でプロジェクトを企画して参ります。ご期待ください。

フォトギャラリー

彩都マルシェ写真その1
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彩都マルシェ写真その2
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彩都マルシェ写真その3
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彩都マルシェ写真その4
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彩都マルシェ写真その5
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彩都マルシェ写真その6
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彩都マルシェ写真その7
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彩都マルシェ写真その8
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彩都マルシェ写真その9
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