街に、ルネッサンス UR都市機構

多摩ニュータウンの活動

進む企業立地

多摩ニュータウンの入居が進むにつれ、税収の確保や地元雇用の場として業務施設の導入が求められるようになりました。当時は、新住宅市街地開発法の規制によりオフィスなどが立地できませんでしたが、昭和61年に同法が改正され、多摩ニュータウンにも業務オフィスなどの「特定業務施設」の導入が可能となりました。
現在では、多摩ニュータウンは立川・八王子などと並ぶ「多摩の心」として業務機能の拡充が位置づけられ、企業の本社進出なども相次いでいます。
その後、高度情報化の進展に伴い、情報系や金融系などの大規模なバックオフィスの立地が進み、朝の通勤時間帯には、多摩センターや永山などで下車するサラリーマンの姿も多く見られます。

センター地区の業務施設

充実した子育て・教育環境

多摩ニュータウンでは保育園・幼稚園はおおむね1住区に1カ所が開園しており、周辺環境を活かして十分な園庭を確保できるようにしています。また、子育て環境を充実すべく、学童保育や児童館などの整備も進んでいます。
小・中学校は、1住区に1中学校2小学校を基本として配置し、住宅の建設と合わせて、順次整備をおこなってきました。現在、小学校34校、中学校20校が開校しています。稲城市域など、比較的新しい地区では、小・中学校が地域社会の核として機能するよう、オープンな外構や地域と調和する建築デザインを行っています。

若葉台小学校

一方で、入居時期の早い多摩市域では児童・生徒数の減少に伴い、平成6年から統廃合が進められています。高等学校は、計4校が開校しており、聖ヶ丘地区、及び南大沢地区には養護学校も2校開校しています。また、大学等の高等教育機関も、首都大学東京(旧東京都立大学)を始めとして7大学が開校し、学園都市としての集積度が益々高まりつつあります。
これらの教育機関は、生涯学習の場を提供したり、ニュータウン地域を題材にした研究や地域のイベントなどに参画するなど、地域に根ざした活動を展開しています。

賑わう商業・アミューズメント

都市生活を充実させる商業アミューズメント施設は、多摩センター地区に集積しており、百貨店や量販店などの大型商業施設や、サンリオ・ピューロランド、シティホテル、シネマコンプレックスなど、都市的な魅力を持つ施設が立地しています。 近年は、多摩センターの名物にもなっているクリスマスイルミネーションをはじめ、ストリートパフォーマンスや夏祭りなど、住民が主体となった様々なイベントも開催されています。

クリスマスイルミネーション

地域文化を支える施設

本格的なコンサートホールを備えた公共施設、図書館、コミュニティ施設も各地域に整備されており、多摩市では、市民がコミュニティ施設の計画や運営にも参加しています。こうした施設では、市民講座やサークル活動が盛んに行われており、コミュニティづくりに一役買っています。

広がる地域活動

行政地域が4市にまたがる多摩ニュータウンでは、地域の人々がつくるインターネットサイトやミニコミ誌などによるニュータウン地域の情報交流も活発です。市民団体もたくさん生まれており、特に市民共同を積極的に進めている多摩市では、周辺市町村に比べ多くのNPO団体が登録されています。

長池里山クラブ

特に、緑が多い多摩ニュータウンでは、公園・緑地の管理運営の担い手は、いまや市民団体が中心となっており、里山活動やアダプト制度などの形で積極的に取り組まれています。さらに、近隣センターの一角には、地域のNPOが福祉サービスや住宅相談などを行う事務所を構えたりする例も増え、地域に根差したコミュニティビジネスなどを起業する人たちも現れ始めています。

諏訪・永山での住民による地域活動

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