街に、ルネッサンス UR都市機構

都市再生最前線

URPRESS 2015 vol.43 UR都市機構の情報誌 [ユーアールプレス]

都市再生最前線

UR都市機構は都市再生のプロデューサーとして、民間事業者・地方公共団体と連携しながら、
都市の国際競争力強化や地方都市の活性化を図るため、全国で都市再生事業を進めている。
東京都心部を中心に、現在進行中の注目プロジェクトを紹介しよう。

※参考 東京ドームのグラウンドの広さは約1.3ha

大手町地区
東京都千代田区・中央区

連鎖型都市再生により国際ビジネス拠点を再構築する

土地区画整理事業

施行面積 約17.4ha
事業期間 H18年度~H41年度

事業ポイント

日本経済の中枢である大手町では、企業活動を中断することなく建物を連鎖的に建て替える「連鎖型都市再生プロジェクト」が進行中。UR都市機構は連鎖型の仕組みの構築、種地の取得・保有による事業リスクの軽減、中立・公平な立場からの権利調整や公共施設の整備などの役割を担う。

大手町二丁目地区の再開発

第一種市街地再開発事業

施行面積 約2.0ha
事業期間 H25年度~H30年度

計画概要

現在、旧東京国際郵便局ビル、逓信ビルなどがあるエリアに、グローバルビジネスの拠点となる地上35階、32階建て、延べ面積約35万m2のツインタワーが完成予定。低層部には地域に開かれたパブリックスペースが整備され、大手町と神田、日本橋をつなぐ人道橋も設置される。

虎ノ門二丁目地区
東京都港区

大規模病院と周辺街区の一体的建て替えにより、機能更新を図る

第一種市街地再開発事業

施行面積 約2.9ha
事業期間 H26年度~H36年度

事業ポイント

老朽化した虎の門病院、国立印刷局(虎の門工場)、共同通信会館を含む街区を一体的・段階的に整備し、病院機能を停止することなく施設を更新。併せて高機能オフィスの整備と地域冷暖房施設との連携や、緑地空間の整備により、都市環境の向上などを図る。

計画概要

36階建ての業務棟、19階建ての病院棟を計画。高低差のある地区に歩行者デッキを整備。

虎ノ門新駅(仮称)周辺エリア
東京都港区

計画概要

UR都市機構は、東京メトロ日比谷線の虎ノ門新駅(仮称)の事業主体となっている。新駅整備に併せて周辺のまちづくりを行い、国際的なビジネス・交流拠点の整備及び交通結節機能の強化を図っていく。
新駅は2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会までに一部オープンを目指す。

渋谷駅街区
東京都渋谷区

交通結節点を強化し、渋谷を「日本一訪れたい街」にする

土地区画整理事業

施行面積 約5.5ha
事業期間 H22年度~H38年度

事業ポイント

渋谷駅周辺の交通結節機能強化のため、大規模な基盤整備と街区再編を行う。地区内を通っていた渋谷川移設による東口地下広場整備のほか、東西駅前広場、地下貯留漕、西口地下タクシープール、東西自由通路などを整備。民間事業者主体で行う鉄道改良事業や駅ビルの再開発と一体的に、これらの整備を進める。

地区内での取り組み

渋谷の新たなランドマークとなる地上47階建ての東棟、中央棟、西棟からなる業務・商業施設を、鉄道事業者が建設中。

Shibuya Discovery Tour

渋谷の未来に興味津々
「未来のシブヤ発見ツアー」 を開催

夏休み最後の週末の8月29、30日、再開発が進む渋谷駅周辺の工事現場を見学する「未来のシブヤ発見ツアーVol.2」が、URも参画する渋谷駅前エリアマネジメント協議会により開催された。
解体作業が続く東急百貨店東横店の建物を見下ろす「渋谷ヒカリエ」11階。ここに置かれた未来のシブヤ完成予想模型を見ながら、渋谷駅街区の計画について説明を聞いた後、東急百貨店東横店の解体現場へ行き、工事を施工する東急電鉄(株)から説明を受けた。
複数の鉄道と川が交錯する特殊な立地の東横店の解体は「日本一難しい解体工事」といわれ、子どもたちは工事の進め方に耳を傾けていた。

参加者の1人は「来るたびに駅やまちの様子が変わっているので、渋谷がどうなっていくのか知りたかった」と話していた。まちの変化と成長が楽しみだ。

四谷駅前地区
東京都新宿区

大規模国公有地の活用により、四谷周辺に新たなにぎわい交流拠点をつくる

第一種市街地再開発事業

施行面積 約2.4ha
事業期間 H26年度~H31年度

事業ポイント

交通の結節点である四ツ谷駅と、緑豊かな史跡江戸城外堀跡に隣接した立地条件を生かしながら、小学校、公務員宿舎跡地という国公有地と周辺の民有地とを一体整備。土地の高度利用を図り、業務・商業機能を主とした地域のにぎわい拠点をつくる。

計画概要

31階建て超高層の複合用途(業務、住宅、教育、文化国際交流、地下1階~2階商業)の再開発ビルを計画。帰宅困難者が滞留できる広場、周辺と調和した緑豊かで潤いに満ちた空間を形成。

三鷹市民センター周辺地区(新川防災公園)
東京都三鷹市

防災拠点と健康・福祉・スポーツ施設を一体整備し、安全・安心なまちづくりを実現

防災公園街区整備事業

施行面積 約2.0ha(うち防災公園は約1.5ha)
事業期間 H22年度~H28年度

事業ポイント

三鷹市役所に隣接した青果市場跡地を活用。周辺の老朽化した耐震性に課題のある複数の公共施設を集約・再編して、多機能複合施設(仮称)と総合スポーツセンターを整備。災害時には災害対策本部が設置され、防災の拠点としての機能も果たす。

計画概要

一時避難場所となる広場、アリーナやプールなどを備えたスポーツセンター、福祉・保健施設などが入った多機能複合施設(仮称)で構成。東側広場には、災害用トイレなどの防災機能を集約。

※記載内容は2015年9月時点のものであり、今後変更される可能性があります。

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