世界の扉を開く本(5)
今月のテーマ:子どものチカラ
考える練習をしよう
マリリン・バーンズ/晶文社
1,650円(税別)
生きている以上、人は誰しもたくさんの厄介な問題に直面します。そんなとき、大人たちはしばしば「どうしようもない」「そういうものだ」「もうだめだ」などと決めつけ、諦めてしまいがちですが、実はこういった厄介な問題の多くは視点や考え方を変えることで、驚くほど簡単に解決できてしまうのです。とはいえ、考えることは疲れますし、そういった発想力はなかなか自然に身につくものではありません。じゃあ、どうするか? 答えは簡単、訓練あるのみです!
本書『考える練習をしよう』では、「自己流で考えちゃだめだ」「質問することはカッコいいんだ」「むすびつかないものをむすびつける」といった、具体的な<考え方のコツ>を提示し、ユーモアに富んだ練習問題を解くことによって、楽しみながら考える力を鍛えることができます。お子さんにオススメなのはもちろんなのですが、考え方が固まってしまった大人が読んでもたくさんの気づきを与えてくれる素晴らしい一冊です。
ギークマム
21世紀のママと家族のための実験、工作、冒険アイデア
ナタニア・バロンほか/オライリージャパン
2,200円(税別)
家庭にある素材を使い、親子で楽しみながら学ぶことができるユニークな実験・工作を紹介した、ギークな(卓越した知識をもつ)母親たちによる子育て指南書。子どもの科学的思考、知的探究心を養うアイデアやヒントが満載です!
生活図鑑 『生きる力』を楽しくみがく
おちとよこ/福音館書店
1,600円(税別)
「手洗いの基本」「ごはんのたき方」「ダニ対策」などなど、衣・食・住を中心に、生活していくための知恵がぎっしりと詰まった生活全書。4,000点に及ぶイラスト付きなので、楽しみながら「自立」のために必要な知識が身につきます。
ブックセレクト
三田修平(みた・しゅうへい)
ブックディレクター。移動式本屋「BOOK TRUCK」で全国各地のイベントなどに参加するほか、2015年6月に本と日用品の店「三田商店」を横浜市内に開店。
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