福島県原子力災害被災地域における支援(建築物整備事業支援)

双葉町中野地区に立地する双葉町産業交流センター(FーBICC)
福島県原子力災害被災地域でのURの取り組み「建築物整備事業支援」について
被災地では、復興に必要となる施設・機能について、新たに建築する場合や、避難指示により、しばらく使われていなかった建築物等を改修・補修して活用する場合もあります。
URはこのうち、各町が手掛ける公益施設の新築、改築等について、構想・計画の段階から、設計、発注手続き、品質・工程・コスト管理に加え各種手続き等の支援を実施しています。発注者は各町となり、URと直接契約関係にない中、町と協力し、多くの関係者との調整を着実に進める必要があります。
主な建築物整備事業支援の事例
大熊町役場整備
建築面積:約2,830m2(庁舎棟)、454m2(防災棟)
支援期間:平成28年11月から令和元年3月
業務内容:基本計画、基本実施設計、工事、工事監理に係る発注者支援
概要:町土復興・再生の第一ステップとしての復興拠点である大川原地区にて、庁舎棟、防災棟の整備に係る基本計画策定から竣工までの発注者支援業務等を実施しました。令和元年5月に新庁舎での業務を開始しています。

大熊町 大川原交流ゾーン整備
建築面積:約1,950m2(交流施設)、1,760m2(宿泊温浴施設)、1,600m2(商業施設)
支援期間:平成29年12月から令和3年5月
業務内容:基本計画、基本実施設計、工事、工事監理に係る発注者支援
概要:町土復興・再生の第一ステップとしての復興拠点である大川原地区にて、交流施設、宿泊温浴施設、商業施設の整備に係る基本計画策定から竣工までの発注者支援業務等を実施しました。令和3年10月にグランドオープンしています。

大熊町 大川原公営住宅基本計画策定
整備面積:約18,920m2、50戸(2LDKから3LDK)、木造
支援期間:平成29年7月4日から平成30年3月23日
業務内容:基本計画、基本設計に係る発注者支援
概要:大熊町の中でいち早く除染が完了した大川原地区にて、災害公営住宅・再生賃貸住宅の整備に係る基本計画策定、基本設計までの発注者支援業務を実施しました。基本設計以降は県代行により実施されました。令和元年6月には災害公営住宅1期入居開始、令和1年10月には再生賃貸住宅入居開始、令和2年5月には災害公営住宅1期の入居を開始しています。

大熊町 大野駅西産業交流ゾーン公募支援
建築面積:約4,250m2(産業交流施設)、2,000m2(商業施設、広場)
支援期間:令和元年10月から令和5年9月
業務内容:基本計画、設計施工一括発注方式の公募及び指定管理予定者公募に係る発注者支援
概要:特定復興再生拠点区域(大野駅周辺地区)にて、産業交流施設及び商業施設の整備に係る基本計画策定(事業協力者方式採用)から設計施工一括発注方式公募及び指定管理予定者公募までの発注者支援業務等を実施し、令和7年3月にグランドオープンしました。

双葉町役場整備
建築面積:約1,930m2
支援期間:令和2年4月から令和4年6月
業務内容:基本構想策定、基本設計、実施設計、工事、工事監理に関わる発注者支援
概要:特定復興再生拠点区域(双葉駅西地区)にて、庁舎機能を有した施設の基本構想策定から施工までの発注者支援を実施しました。令和2年1月の特定復興再生区域全域での避難解除及び住民帰還開始時期を見据え、町内に役場の中心機能を戻す為、双葉駅前での庁舎新設を支援し、令和4年8月に開庁しています。

双葉町 コミュニティーセンター整備
建築面積:約1,130m2
支援期間:令和5年4月から
業務内容:基本計画、基本設計、実施設計、指定管理予定者、工事、工事監理に関わる発注者支援
概要:双葉駅に隣接するRC3階建て3棟の双葉町コミュニティーセンターを宿泊・展示、待合・観光案内機能を有する施設へ改修する計画です。駅周辺の景観が復興事業により変化する中、建物の利活用だけでなく、被災以前に町民が実際に使用した椅子等を活用する計画を検討中で、令和9年度中の開業を予定しています。

双葉町 社会福祉複合施設整備
建築面積:約1,070m2
支援期間:令和6年4月から
業務内容:基本計画、基本設計、実施設計、工事、工事監理に関わる発注者支援
概要:災害公営住宅が建ち並び良好な住宅街を形成している双葉駅西側地区内に、介護予防・交流機能を併設した複合的福祉サービス拠点を整備する計画です。通所介護事業所、訪問介護事業所のほか、フィットネスジムや交流スペース等を配置検討中で、令和9年度頃の開業を予定しています。
双葉町 旧東邦銀行改修整備
建築面積:約286m2
支援期間:令和6年4月から
業務内容:基本計画、基本設計、実施設計、指定管理者公募に係る発注者支援
概要:駅東エリアに位置するRC2階建ての旧東邦銀行双葉支店をかつての面影を残しつつ、産業創出・交流の拠点として再整備する計画です。1階には交流機能、2階にはコワーキングスペース、シェアオフィスといった事務所機能を配置し、令和9年度頃の開業を予定しています。

双葉町 産業交流センター(F-BICC)整備
建築面積:約2,150m2
支援期間:平成31年3月から令和2年7月
業務内容:基本設計、実施設計、工事、工事監理に係る発注者支援
概要:町が復興の先駈けとなる働く拠点として整備した「中野地区復興産業拠点」内に、企業のサポート機能を持つ複合施設として建設されました。貸事務所や貸会議室などのほか、フードコートやレストランなどを有し、令和2年10月に開業しました。


