大熊町における復興まちづくり支援の事例(下野上地区)

大野町下野上地区におけるJR大野駅周辺の復興拠点整備の様子(令和7年12月)
事業の目的
大熊町の中心部であった大野駅周辺における復興拠点として、住宅エリア・産業拠点・交流エリアを整備し、円滑で迅速な復興・再生を図ります。

震災前、大熊町の中心部であった下野上地区は、大熊町の復興計画において復興拠点の一つとして位置づけられ、かつての賑わいを取り戻すべく、住宅エリア・交流エリア・産業拠点の整備を進めています。
UR都市機構は基盤整備に加え、大熊駅西交流エリアへの産業交流施設や商業施設の立地支援を行い、賑わい創出や地域コミュニティ形成支援として、実証活動拠点である「KUMA・PRE」(令和4年2月から令和6年12月)の運営を行いました。
また、整備した住宅用地の販売支援や施設用地の企業誘致も行う等、幅広い支援を行っています。
令和7年3月には、産業交流施設「CREVAおおくま」、商業施設「クマSUNテラス」が開業し、更なる帰還・移住の促進が期待されます。
下野上地区における「原住宅エリア」(写真手前)、「大熊中央産業拠点」(写真奥)。
原住宅エリアに隣接して、マルト大熊店が2026年10月2日にオープン予定。食品、衣料品などを扱うスーパーマーケットのほか、ドラッグストアなども入る予定です。

大熊町 大野駅西産業交流ゾーン整備事業
「大熊町第二次復興計画改定版」において、充実した生活を支える商業店舗や飲食店等の立地誘導、移住・定住促進に向けた働く場の確保のため、業務施設用地・産業用地の整備及び企業誘致に取り組むことが定められました。「産業交流施設」は、地元産業の需要の受け皿に加え、ビジネスマッチングや人材・企業交流、新たな産業創出に資する拠点として整備され、「商業施設」は町民や大野駅西地区等の就労者の利便性向上に加え、町外からの来訪者や交流人口を呼び込み、新たな交流や賑わいを創出する拠点として整備されました。
UR都市機構は、「産業交流施設」の基本計画策定段階及び両施設の事業者公募段階において発注者支援業務を実施しました。


大熊町 地域活動「OKUMAお花プロジェクト」「おおくまお花ロードプロジェクト」
「原発被災地である大熊町を花でいっぱいにしたい」という町民の声をきっかけに始まった地域交流活動「OKUMAお花プロジェクト」や、大熊町を訪れる方々を花と笑顔でお迎えする景観づくりを目的とした「おおくまお花ロードプロジェクト」など、景観形成と地域交流の促進に向けた活動を町民の皆さまとともに進めております。
これらの活動は、UR都市機構が設置した地域活動拠点「KUMA・PRE」の敷地内からスタートしました。KUMA・PRE閉館後も、町内事業者の皆さまの敷地や町有地をお借りしながら活動を継続しており、現在では地域住民同士の交流を育むコミュニティの一つとして機能しています。


大熊町にぎわい創出連絡会議
大川原地区や下野上地区等の連携を強化し継続的な大熊町全体のにぎわい創出を目的に、大熊町が主催、UR都市機構が事務局として令和7年6月に発足しました。町内施設の指定管理者や観光協会、おおくままちづくり公社等に参加頂き、事業者間連携のプラットフォームとして、情報交換及び意見交換等を行っております。



