街に、ルネッサンス UR都市機構

復興の歩み大賞

復興の歩み大賞

復興の歩み大賞(フォト)

「復興への戦い」

福島県いわき市
遠藤 清作さん

薄磯海水浴場で復興へ向けて烈風と戦いながら、防波堤を急ピッチで改修工事をしている7台の重機の力強さを捉えました。厳しい自然環境の中、黙々と活動している重機の逞しさと作業者の一日でも早い復興完了への熱い思いが伝わってきました。

《 審査員からのコメント 》千葉 学氏
美しく広がる砂浜、その表層を筋状に舞う砂、青い空と流れる雲、そして遥か向こうに見えるクレーンやブルドーザ。一見静かな写真だが、まるでその場の音が聞こえてきそうな臨場感に溢れている。写真から伝わる自然の音、重機の音、そして人気のない砂浜が織り成す光景は、福島が抱える問題の複雑さを浮き彫りにしつつも、復興に取り組む人々のひたむきさを感じさせてくれる。

復興の歩み大賞(スケッチ)

「静かな夕暮れとそこにある生活」

宮城県本吉郡南三陸町
浅野 健仁さん

自分が暮らす仮設住宅団地に沈む夕日の光景を描いてみました。最初は生きづらかったここでの生活も4年も住むと、様々な空や四季の表情を見てくることができました。人々が寝静まる夕暮れ、優しく淡い空の色とそこに映る影と感じられる生活というもの描き表現してみました。

《 審査員からのコメント 》なかだ えり氏
仮設住宅の諸問題は現地でも見聞きしたり、報道等でも知るところでしたが、新居が決まった作者が、その4年間の暮らしをも尊いと感謝し、新しい未来に向かっていく様子が伝わってきます。
周辺をシルエットで描いたことで、人間に対し時に厳しく時に寄り添う自然との関係性も感じられます。

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