街に、ルネッサンス UR都市機構

生活支援アドバイザー


高齢者の健やかな暮らしを支える心強いサポーター(※平成30年1月時点の情報です)

地域医療福祉拠点化に取組んでいる団地を中心に、生活支援アドバイザーを配置しています。高齢者の方が安心して暮らし続けられるよう、各種相談対応や電話による安否確認(あんしんコール)、交流促進のためのイベント等を実施しています。

生活支援アドバイザーインタビュー

Case01 希望ヶ丘団地

希望ヶ丘団地概要
所在地 : 東京都世田谷区
管理戸数:1,825 戸

「あんしんコール」の日が、お会いする日に

毎週木曜日には、登録されている方を対象に安否確認の電話「あんしんコール」をかけています。
お電話ですので最初はお互い顔が分からず、ぎこちないやりとりもありますが、「お変わりないですか」「寒いですね」などのなにげない会話からだんだん打ち解けてくると、コールをする木曜日に窓口へお越しになって元気な姿を見せてくれる方もいらっしゃいます。
今では直接お越しになる方が多くなって、木曜日には「もう少ししたら○○さんがお話しに来る時間だな」と分かるようになりました。
この他、日々の主な活動として団地を巡回しています。例えば、郵便物が不自然にあふれている等の異変がないか確認しています。
状況によっては、地域包括支援ケアセンターや民生委員の方とも連携して、様子を見にお宅へ伺うこともあります。

不自然にあふれているポストが無いか確認
地域とのつながりが、より力強いサポートを生み出します

高齢者の支援において、地域との連携はとても大切です。
こちらの団地の場合は以前から、地域包括センター、民生委員、社会福祉協議会、まちづくりセンター等の地域関係者の方々とは定期的な意見交換をしており、日常的にも情報共有したり、相談にのってもらったりしています。
お住まいの方とも、自治会主催のイベントに参加させていただいたり、地域の情報を教えていただいたりしています。
お住まいの方からの情報はすごく大切で、「最近○○さんの元気がない」などを教えていただくこともあります。
この仕事は、私1人でできるものではありません。このような地域のみなさんとのつながりや支えがお住まいの方の生活(暮らし)を支えていると感じます。

希望ヶ丘団地はこんな団地です。

希望ヶ丘団地は昭和47年竣工の非常に大きな団地です。
エレベーターが設置されているので、高齢の方も住みやすく、入居の比率も高齢の方が多いです。
「高齢なので子どもの近くに住みたい」という理由で「近居割」を利用して入居される方も多くいらっしゃいます。

Case02 千葉幸町団地

千葉幸町団地概要
所在地 : 千葉県千葉市美浜区
管理戸数:4,287 戸

好評のイベントは、コミュニティ形成のきっかけにも

こちらの団地ではイベントを積極的に開催しています。
私が赴任してからは、「健康体操」、「終活セミナー」、「フラワーアレンジメント講座」、「太極拳」、「お楽しみ演芸」などを行いました。
イベントを開催することで、お住まいの方同士のコミュニティが出来始めていると思います。
例えば、大変人気の高い「フラワーアレンジメント講座」では参加者の方から「お隣に座っていた方と友達になりたい」とご相談があり、仲を取り持ったことがありました。
「お楽しみ演芸」では、「外出するきっかけを作ってくれてありがとうございました」と声をかけていただきました。
高齢になるにつれ、何らかの機会がないと外出しない方もいらっしゃいます。
「励みになる」という方も多いので、今後もお住まいの方の声を取り入れながら、イベントを開催して、高齢の方に外出する機会を提供出来たらいいなと思います。

企画から演者の手配、司会までこなす
一日でも長く、笑って生活していただくことを願って

千葉幸町団地に住んでいる方は、ここの団地を愛していて、「最期まで住み続けたい」という思いが強く、「他の住まいに移りたくない」という声もよく聞きます。
中には、昔や今後のことを涙ぐみながら話す方もいらっしゃいます。
お住まいの方に一日でも長く、笑って生活していただくことが私の一番の願いです。

千葉幸町団地はこんな団地です。

千葉幸町団地は昭和44年に建てられた団地ですが、その時に若い世代で入居されて、ずっと住んでいただいている方が多い団地です。
また、「連携がよく取れている地域」という印象があります。私の着任以前から、あんしんケアセンター(地域包括支援センター)や民生委員の方などと自治会が一体となって活動していて、「千葉幸町団地を良くしよう」という気持ちがすごく伝わってきます。
私もその輪に加わって力になりたいという思いで活動しています。


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