ソフトによる取り組み
ユニバーサルデザインを実現するためには、ハードとソフトの両面から対応することが必要です。ひとりひとりの異なる特性や、加齢等によって変化する要求に応えるには、制度上の柔軟な対応が欠かせません。
また不便を感じている人々を手助けし、支えていく環境や仕組みづくりが大切です。
活動の拠点となる環境づくり
世代間の交流が生まれたり、高齢者を支える活動の拠点となる、環境づくりを進めています。
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改修された集会所でのふれあい喫茶
小平団地 -
共同花壇での活動を通じたコミュニティ形成
アーベイン大宮
集会所での活動
集会所のバリアフリー化や、厨房等の改修Eラウンジ(Elder/年長者が優先して使える集会所スペース)の設置を進めています。ここを拠点に食事会などの活動が行われています。
団地内施設の活用
NPOや行政と連携し、団地内の空き店舗を喫茶店や作業スペースとして運営・活用されています。
屋外空間の整備
クラインガルテン(貸し農園)や共同花壇では土や緑を媒介とした多世代間の交流が生まれ、ビオトープでは住民による維持管理活動や地域の環境学習が行われるなど、地域に開かれた屋外空間が市民活動の場となっています。
安心して共に暮らせる提案

浜甲子園団地
安心して暮らし続けることができるように、新しい暮らし方を提案しています。
ハウスシェアリング
一部の地区ではハウスシェアリング制度を導入し、親族以外の人と同居できるようになりました。気の合う仲間と助け合いながら暮らしたいというニーズに応えたものです。
グループホーム
機構住宅の一部を高齢者グループホーム、グループリビング等として民間事業者に賃貸し活用できる制度を平成14年度に創設しました。高齢社会における多様なニーズに対応したものです。平成16年には、二子玉川団地の建替に併せて、認知症高齢者グループホームが開設しています。
住民、市民とのワークショップ
建替事業や防災公園づくりでは、より暮らしやすい環境づくりを目指して、住民や市民の方々と対話を続けています。そのテーマは、共用空間から緑の保全まで多岐にわたっています。