計画概要
[地区の位置]
香椎副都心地区は、福岡市の基本計画(マスタープラン)において東部副都心に位置づけられており、当地区と香椎駅周辺地区との2つの核による副都心形成を目指しています。 当地区は、福岡市の都心(天神)から北東約8kmに位置し、地区内にはJR鹿児島本線の千早駅(博多駅まで約7分)及び西鉄貝塚線(旧西鉄宮地岳線)の名島、千早、香椎宮前の3駅があり、天神まで約18分という交通至便の位置にあります。 また、北九州市と福岡市をつなぐ主要な幹線道路である国道3号、国道3号博多バイパス(整備中)が地区を挟んで東西に接し、福岡都市高速道路1号線の出入口も至近距離にあるなど、道路交通上も非常に利便性に富む位置にあります。
■区域の整備・開発及び保全の方針

■地区整備計画

- ※1「店舗型性風俗特殊営業」とは、風俗営業等の規制及び業務の適正化に関する法律第2条第6項に掲げる用途。
- ※2敷地面積の制限は、換地された土地を一つの敷地として使用する場合、適用されない。
■地区計画図

香椎副都心(千早)地区都市景観形成地区の概要
(平成17年4月25日 福岡市都市景観条例に基づく地区指定)
都市景観形成地区とは
福岡市都市景観条例に基づく都市景観形成基本計画に従い、都市景観の形成を重点的に図る必要がある地区を指定するものです。この地区内においては、建築物の新築や広告物の設置等の際に、福岡市に事前に計画を届け出ていただき、色彩やデザイン、緑化などについて景観形成方針及び同基準に沿った助言・指導を行います。
■都市景観形成地区指定区域

■地区景観形成方針
緑にあふれ、人が賑わい、暮らし楽しむまち「香椎副都心」を目指し、当地区の景観形成方針を以下のとおり定めています。
- 公園や広場が隣接し、花や緑に四季を感じるまち
- 人にやさしく安全で快適に歩けるまち
- 多様な表情・活気にあふれたまち
- 通りのまとまりが感じられるまち
■地区景観形成基準(抜粋)
建築物
【1階及び2階部分の用途】
- 店舗、サービス施設等活気と賑わいのある用途とする。
【意匠や形態】
- 壁面のデザインについてはバルコニー等が変化のある表情となるように努めたり、間口の広い建築物は分節化するなど、通りに顔を向けたデザインに配慮する。
【建築壁面の色彩】
- 中高層部は彩度6.0以下、低層部はアクセントカラーなど賑わいに配慮する。
- 中高層部の外壁の色彩は彩度6.0以下とし、副都心としての風格のある街並みづくりに配慮する。

付属施設
【駐車場】
- 車両の乗り入れは、原則として幹線道路以外の道路からとする。
【駐輪場】
- 居住者等の駐輪場は、原則として幹線道路沿いには設けないこととする。
【ゴミ置き場】
- 外部から直接ごみ袋などが見えないよう、位置や囲いの形態に配慮する。

屋外広告物
- 広告物は、自家用広告物に限る。
- 点滅する広告物は原則として設置しない。
- 表示面積は、広告物の合計が壁面1面につき250m²以内、かつ壁面面積の1/10以下とする。
- 屋上広告物は設置しない。
- 壁面広告物は4以上の階へは設置しない。
- 窓面広告物は4以上の階へは設置しない。3以下の階へ設置する場合は窓面積の1/2以下とする。
- 高さ3mを超える地上設置広告物の幅は1m以下とする。


これらの外に
- 付属設備
- 敷地境界空間
- 緑化(みどりのデザイン)
- 夜間照明(灯りのデザイン)
などについて基準が定められています。