街に、ルネッサンス UR都市機構

美団地九州 アーベインビオ春日

コンセプト

自然とともにある暮らし。
そんな当たり前の環境にこだわった春日の美団地。

from 福岡県春日市日の出町
「ビオ」の由来は「ビオトープ=生き物が暮らす場所」。アーベインビオ春日は、自然エネルギーを利用した水辺や豊かな森が整備され、そこに集まる生き物と人との環境共生に取り組んだ団地です。

アーべイン春日にはイイ遊び場がある!

水の遊び場へようこそ。

団地の中央には、雨水を利用して太陽光エネルギーで循環させているという小川「せせらぎ」や、噴水「泉の広場」など、自然の恵みが目に見えるかたちで整備されています。メダカや鳥など水辺に集まってくる生き物たちとの共生を、暮らしの中で体感することができます。

アーベインビオ春日にはイイ環境がある!

メダカの住む森を抜けて。

「せせらぎ」のまわりには、野鳥や昆虫やメダカなどの生息を助ける豊かな森、集会所の屋上には緑化が導入されるなど、住まう人と自然とが寄り添える環境が整えられています。高層階から見下ろす水辺と森のコラボレーションも見応えがあり、心和む風景が溢れています。

アーベインビオ春日にはイイ歴史がある!

やよいやぐら?

過去には弥生時代の遺跡が出土したこともあるというこのエリア。「地域に根ざした、人と自然にやさしいまちづくり」をテーマに、団地内には子どもたちのプレイロット「やよいやぐらの広場」でやよい人の気分になれるかも?また、春日市の木「梛(ナギ)」(※)があしらえてあり、地域の歴史や文化を感じさせてくれます。

  • 春日市の木「梛(ナギ)」…春日市の市制5周年記念事業として、公募により市の木として選定された木。ナギの木は温帯性常緑高木で四国・九州などの温暖な気候風土に適し、虫害や公害に強い。別名「チカラシバ」、「センニンリキ」とも呼ばれている。(春日市のホームページより抜粋)

歴史

この場所、実はこんな歴史があるのです。

遺跡や神社が多く存在するこのエリアには、市の名の由来となった春日神社をはじめ、熊野神社や奴国の丘歴史公園を中心に、須玖岡本遺跡(国指定史跡)など数多くの弥生時代の遺跡が今に残ります。

歴史

夏祭り

夏の一大イベントです。

夏祭り盆踊り大会。日の出小学校グラウンドで毎年行われます。子ども達は神輿を担ぎ、いよいよ夕方から盆踊りがスタートです。ダンスや三線・太鼓の演奏、日の出音頭などで盛り上がります。

団地のシーン

雨が土を潤し、土が緑を育む。 風がめぐり、光があふれる。

自然の循環・生態系を組み込んで、豊かな共生を実現しています。
四季を身近に感じる喜びも、この街の魅力です。

子どもたちが成長するように、緑も成長していく。ビオ春日の緑化計画には、そんな長期的な視点を盛り込みました。既存の樹木を活かし、さらに春日市のシンボル「椰(なぎ)」をはじめとする郷土の樹種を中心に若い木から育てることで、木が林をつくり、やがて森となる過程を、住む人が一緒に体感できるようにしています。

都市部のヒートアイランド現象を和らげる屋上緑化や壁面緑化をビオ春日でも進めています。こうした緑化は、二酸化炭素を吸収して地球温暖化の防止策となるだけでなく、断熱効果により冷暖房を軽減させることにもつながります。柱やごみ置き場には、つる性植物をはわせました。

環境に与える負担をできるだけ小さくする取組みを行っています。そのひとつとして、地面の舗装をできるだけ少なくするとともに、道路や広場は透水性舗装としました。木の根っこや土の中で暮らす生き物に大切な水を確保して、生態系を保全し、さらに土壌の乾燥も防ぎます。

地球は水の星。山に降った雨が、川の流れとなり、やがて海へとそそぎ、再びそれが雨雲をつくります。そんな大きな自然のサイクルを身近に感じて暮らせるよう、ビオ春日には、街の真ん中にせせらぎがあります。小さな水の流れですが、屋根や地面に降った雨水を集めて利用して、水辺の心地よさをつくり出しています。

せせらぎの水辺空間には、巣箱やバードバスを置いて、野鳥が集まってくる環境づくりをしています。小さな鳥が安心してやってこれるよう、巣箱は樹木のなかの隠れやすい場所に。また、バードバスにはきれいな水を浅くはり、水浴びが大好きな鳥たちを呼び寄せる工夫をしています。せせらぎは、昆虫たちにもやさしい場所です。護岸には地元の石を空石(からいし)積みという手法で積み上げ、生き物が住む場所がたくさんある多孔質空間をつくりだしました。石と石のすきまに、これまで見たことのない虫を発見するよろこび。ビオ春日は、生き物とふれあえる街です。

いちばん気持よく感じるのは、自然の風のやさしさです。風は、上手に活用することで、快適な住環境の形成に役立てることができます。爽やかな風が心地よく街中を通り抜けるように、ビオ春日では、地域の風向きや、その特徴を考えて、建物の配置や向きなどに充分な配慮をしています。

住宅の玄関や洋室のドアなどに通風口を設け、風の通り道を確保しています。(1〜5号棟の一部)また、限りある資源を有効にリサイクルする循環型社会をめざし、内装クロスの一部には、再生紙を利用したエコマーク認定品を使用しています。

せせらぎのポンプ電源や団地内管理施設の電灯、噴水の動力源などに用いる電力は、太陽光発電システムによる電気を使用。自然のエネルギーを上手に使って、節電に努めています。

団地配置図

団地配置図

その他の団地

メニューを閉じる

メニューを閉じる

ページの先頭へ