社会課題を、超えていく。 UR都市機構

中野四丁目新北口駅前地区(東京都中野区)

駅前の街区再編・都市基盤整備により歩きたくなるまちをつくり、 新たなシンボル拠点の形成へとつなげる
Project Data
所在地
東京都中野区
区域面積
約5.2ha
事業手法
土地区画整理事業
施行者
独立行政法人都市再生機構

まちづくりの背景

令和の今もなおにぎわう商店街やサブカルチャーの発信地として知られる中野。
多くの人を惹き付ける一方で、駅周辺施設の老朽化、バス停の散在、駅施設のバリアフリー化の遅れ、東西南北の分断による回遊性の不足といった課題を抱えていました。

こうした課題を解決するまちづくりを推進するべく、中野区は中野駅周辺のまちづくりの指針として「中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3」(以下「グランドデザイン」)を策定しました。それを受けて中野駅周辺では複数の大型事業が進行しています。

URは、2008年に中野区とのまちづくりに関する包括協定を締結して以来、計画策定支援から事業実施まで、中野区のまちづくりのパートナーとして「百年に一度」と称される中野駅周辺のまちづくりを総合的に支援しています。

中野駅周辺のまちづくり

中野駅周辺まちづくりグランドデザイン

中野駅周辺まちづくりの展望を公民が共有し協働してまちづくりを推進するため、まちの将来像・整備に係る基本的な考え方・実現に向けた取り組みを中野区が指針として示したものです。​

【中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3抜粋】

中野駅周辺の4つの地区は、それぞれのまちの成り立ちに基づいて、まちの個性を形成してきました。そうした個性を活かしながら、多様な都市機能の配置・集積を図り、活力と魅力を高めていきます。また、4つの地区が相互に連携し合い、相乗的に発展していけるよう、駅を中心とした回遊ネットワークを形成するための動線整備を進めます。

中野駅周辺のグランドデザインを示す地図。中央の中野駅地区は『魅力ある中野の玄関口としてまちをつなぐ』と記載。周囲には4つのエリアが円で囲まれ、それぞれ特徴が示されている。中野四丁目:先端的な都市機能と豊かな緑、中野五丁目:安心して楽しめるにぎわい空間、中野二丁目:新たな業務・商業の集積と生活コミュニティの核、中野三丁目:文化的なにぎわいと暮らしの調和。背景に鉄道と道路網が表示されている出典元:中野区

中野駅周辺まちづくり事業一覧

「グランドデザイン」を踏まえて、現在中野駅周辺では複数の事業が進行しています。
民間事業者・行政・UR等様々な関係者がそれぞれの役割分担のもと、「グランドデザイン」で目指すまちの実現に向けて事業を推進しています。

中野駅周辺のまちづくり事業一覧を示す地図。駅を中心に10の再開発エリアが色分けされ、番号付きで表示されている。1: 中野四季の都市、2: 中野四丁目新北口駅前、3: 新北口駅前広場、4: 市街地再開発事業 中野三丁目、5: 市街地再開発事業 中野二丁目、6: 市街地再開発事業 囲町西地区、7: 市街地再開発事業 囲町東地区、8: 土地区画整理事業 中野三丁目、9: 土地区画整理事業 中野二丁目、10: 市街地再開発事業 中野二丁目地区。下部に再開発後の建物イメージ写真あり。出典元:中野区

UR都市機構の役割

まちづくりのコーディネート

2008年に中野区とまちづくりに関する包括協定を締結して以来、中野駅周辺のまちづくりの総合コーディネートを支援し、中野区のパートナーとして各地区の事業化に向けた検討を一緒に進めてきました。具体的には、「グランドデザイン」策定に向けたまちの課題抽出や市場調査、それらを受けた目標設定等を支援し、また各地区の事業実現のための手続きスケジュールや資金計画等の検討支援を実施しました。​

現在も中野駅周辺で進行している複数の事業間の工程調整等、引き続きまちづくりのコーディネートを実施しています。​

事業実施​

URは中野区から要請を受けて、駅の南北で土地区画整理事業を施行しています。

下図の赤い矢印部分にあたる中野駅西側南北通路は、中野駅周辺の回遊ネットワーク形成の鍵となる部分です。

中野三丁目地区・中野四丁目新北口駅前地区において、URは中野区から要請を受けて、民間・行政では実施が難しい駅西側南北通路に接続するデッキ・広場の整備や基盤整備・街区再編等、駅とまちをつなぐ役割を担っています。​

中野駅周辺の航空写真。駅を中心に赤枠で再開発エリアが示されている。中野四丁目新北口駅前地区では駅前広場整備、交通結節機能強化、バス停集約、道路改良を予定。中野三丁目地区では防災性向上のための区画整備と道路改良を実施。周辺には中野区役所、中野四季の都市、中野サンプラザ、中野ブロードウェイ、旧中野区役所が表示されている。

中野駅新北口駅前エリア再整備の概要

中野駅新北口駅前エリアは旧中野区役所、中野サンプラザ等公共・公益的施設が立地していることが特徴です。しかし、建物はいずれも老朽化し更新が必要で、バス停の散在や駅前の滞留空間の不足などの課題を抱えていました。

中野区では交通機能の集約と駅西側南北通路とバリアフリー化に伴う歩行者動線の確保のため、駅前交通広場と駅から四季の都市方面に伸びるデッキを整備するとともに、老朽化した公益的施設の更新のため拠点施設を整備することを計画しました。これらを実現するために、まずは基盤整備・街区再編により用地を確保した上で、交通広場・デッキと拠点施設を整備する手法が採られています(下図参照)。

当地区の整備は、旧区役所等の公有地を活用して進めるため、公的な機関が主体となって進めることが求められるとともに、同時に複数の事業が進行するため各事業間の複雑な工程調整が必要となります。

そのため、公平・中立な立場と豊富なまちづくり実績を有するURが中野区から要請を受けて、土地区画整理事業を施行しています。また、中野区が施行する街路事業について、URが土地区画整理事業に関連する部分の施工を受託することにより、一体的かつ効率的な整備が進められています。

中野駅新北口駅前エリアの再開発事業の変化を示す3つの地図。左は事業前、中央は土地区画整理事業と街路事業、右は市街地再開発事業を含む再開発後の計画範囲を表示。

事業の特徴

当地区では、土地区画整理事業、街路事業、市街地再開発事業という3つの事業が連携して一体的なまちづくりを推進しています。(市街地再開発事業は民間事業者により実施予定)

URは複数の大規模事業が並行して行われる中野駅周辺エリアにおける事業者間の総合的な調整を支援しています。

●土地区画整理事業(中野四丁目新北口駅前地区)※UR施行

街路事業、市街地再開発事業の準備としてデッキや大規模な建物を建てるための土地の整備を行うとともに、インフラ設備の移設・既存建物の解体・道路等の基盤の整備を行います。

●市街地再開発事業 ※民間事業者により実施予定

中野区役所、中野サンプラザの跡地に大規模な集客交流施設が整備される予定です。

●街路事業 ※中野区施行、URが一部受託

安全で円滑な歩行者動線の実現のため、バス停・タクシー乗り場を集約した新たな交通広場、また大学や区役所等が集積する四季の都市方面と中野駅を結ぶ広幅員のデッキを整備します。

URの役割

  • 拠点施設整備のための宅地整備
    • 日本だけでなく海外からも多くの人が訪れるような中野の新しい拠点を作るため、複雑な土地の権利関係の整理や、水道管・ガス管といった地中に埋まっているインフラ設備の移設等を行い、宅地を整備します。
  • 安全で快適な移動を実現する歩行者デッキ、広場の整備
    • 一日におよそ2万人の通行がある中野駅前において、混雑を解消し訪れる人の安全を確保するため、駅から大学やオフィスが位置する中野四季の都市(まち)に直結する歩行者デッキを整備します。
      また、駅周辺地区への回遊性を向上させ、人々が憩えるような広場を整備します。
  • バス停の集約・交通広場、道路の整備
    • 駅周辺に散在するバス停を集約し、タクシープールが併設された交通広場を整備することで利便性を高めます。
      また、周辺道路の拡幅及び再整備により、荷捌き車両等の駐車による混雑を解消します。
中野駅 新北口駅前広場全体
中野駅前 イメージパース出典元:中野区

プロジェクトのあゆみ

平成24年6月
中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer .3策定
平成31年3月
中野四丁目新北口駅前土地区画整理事業 都市計画決定
令和元年12月
中野区からURへ事業要請
令和3年1月
中野四丁目新北口駅前土地区画整理事業 事業認可
令和5年7月
換地計画認可

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