街に、ルネッサンス UR都市機構

志津川地区における復興市街地整備事業と災害復旧事業等との連携 ~国道と河川の位置入れ替えによる地域防災性の向上~

概要

東日本大震災による津波で全域が浸水した志津川地区において、URは町から土地区画整理事業等の複数の事業を受託し、輻輳する他事業(河川・国道等)と連携しながら復興市街地整備を実施した。その中で被災した低地部の国道45号は、東側の山裾にあり土砂災害を受けやすいルートであったが区画整理の換地手法により国道45号と新井田川の位置を入れ替えて整備を実施した。これにより橋梁箇所が減少し、かつ河道線形が良くなることで河川氾濫リスクが軽減され、地域の防災性が大幅に向上することとなった。加えて、これにより大規模整形街区を創出し、地権者の共同利用街区とした上で、大型商業施設を誘致し、地域活性化に寄与することができた。
所在地:宮城県南三陸町

南三陸町志津川地区事業完了後の様子(R2.10撮影)事業完了後の様子(R2.10撮影)
志津川地区共同利用街区に立地した大型商業施設

全建賞

受賞年度:2020 主催者:一般社団法人 全日本建設技術協会
受賞物件名:志津川地区における復興市街地整備事業と災害復旧事業等との連携 ~国道と河川の位置入れ替えによる地域防災性の向上~
評価項目:環境・技術

【講評】
東日本大震災による津波で全域が浸水した志津川地区における土地区画整理事業等による市街地整備。輻輳する様々な事業と工程調整を図るため、関係機関と全体工程会議を実施した点や、道路と河川の位置を入れ替えて全体の最適化を目指すという大胆な計画案を短期間に作成・合意し、実践した点が評価された。
出典:令和2年度 全建賞

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