福島県大熊町大川原地区
概要
長期全町避難を経てゼロからスタートとなる大熊町初の復興拠点である大川原地区では、インフラなどの基盤整備と併せ、町役場新庁舎や町営住宅、医療・福祉施設などの整備を同時に実施しました。基盤整備事業認可から４年余りという短期間にほぼ全ての整備を完了しました。特に町役場や町営住宅は、基盤整備着手から約２年後の居住制限区域解除直後に開庁、入居開始を実現し、福祉政策などソフト施策も実施しました。事業主体である大熊町、委託者であるＵＲ、住宅の代行整備者である福島県の三者の総合連携によって、早期の復興まちづくりを実現しました。
所在地：福島県大熊町
令和３年度全建賞
受賞年度：2021 主催者：一般社団法人 全日本建設技術協会
受賞物件名：福島県大熊町大川原地区復興拠点における総合的な復興まちづくり事業の推進
共同受賞者：福島県大熊町
【講評】
町役場や町営住宅を、基盤整備着手から約２年後の居住制限区域解除直後に開庁・入居開始を実現させ、町の復興に寄与した点や、住宅地などにて景観デザインに配慮した設計・施工が行われ、魅力ある生活環境が創出されている点が評価されました。
