街に、ルネッサンス UR都市機構

日本橋横山町・馬喰町地区

概要

流通の変化の波の中で変わりゆく問屋街について大規模な街区再編ではなく小さな再編を行うことにより継続的に街を更新し続けることを目指す。URで取得した6物件を中心に、空いた問屋ビル、活用が進みにくい旧耐震問屋ビルを改修し、既存の街の多層性に魅力を感じる参画者を招き入れるソフトとハードのプロセスデザインを行っている。オープンでフラットな街の対話と交流の拠点となる「+LOBBY」を設置、問屋街の魅力と街への参画の余白を伝える音楽・ウェブサイトを開設、新たな参画者を招き入れるための人材募集・事業化支援を行う「さんかくプログラム」による物件活用を実施。
「STURT」Sankaku Tonyagai Upcycle Renovation Teamとして活動を広げている。
所在地:東京都中央区

+LOBBY

2022年度グッドデザイン賞

受賞年度:2022 主催者:公益財団法人日本デザイン振興会
受賞物件名:問屋街の遊休不動産を活用した街の再生手法[日本橋問屋街STURT(スタート)]
共同受賞者:横山町馬喰町街づくり株式会社

【講評】
事業採算と効率性を重視した大規模開発から一線を画し、これまでの時間軸とは異なる開発とエリア再生の好事例。遊休不動産をURが取得し、新たな参画者を招き入れながら地元の文化との共生・共存を進めていくという段階的な開発のあり方は他地域でも大きなヒントになるだろう。また、ハード的なアプローチと並走してエリアの魅力を引き出し、参画したい人を招き入れるための情報発信やプログラムも実施し、人の営みを紡ぎながらエリア再生を進めるあり方についても高く評価した。

メニューを閉じる

メニューを閉じる

ページの先頭へ