街に、ルネッサンス UR都市機構

街みちネット 第15回見学・交流会「街みちネットのこれまでの取組み」

これまでの活動の紹介

活動議事録

2.活動報告「街みちネットのこれまでの取組み」

街みちネット事務局 中村 和弘(UR都市機構 東日本都市再生本部 密集市街地整備部 企画チームリーダー)
  • 皆様、こんにちは。UR都市機構の中村です。私から、これまでの街みちネットの取組についてご報告させていただきます。
中村TL
街みちネットの会員について
  • まず、街みちネットの会員についてご報告させていただきます。平成26年12月末現在のところ、約260名の方にご入会いただいております。26年度も17名の新しいご入会をいただきました。内訳については、民間企業というふうに一括りにさせていただいておりますが、こちらが約45%、次に、関連会社も含めますURの関係が30%弱、それから行政、個人、大学、NPOといった順番にこのような割合で入会していただいております。
  • 次に、民間企業と一括りにしてしまっておりますが、一番多いこの内訳についてご説明いたしますと、約65%がコンサルタント、それから建設関係。建設関係というのは、ゼネコンさんとか、あと工務店、ハウスメーカーさん、この方たちが約20%。ディベロッパー、金融関係、銀行の方とか、そういった方にも参加していただいております。
主な活動について
  • 主な活動内容ですが、先ほどURの本間からのお話にもありましたけれども、街みちは、1つは情報提供をさせていただくというのが大きな目的ですので、「街みち甓版」という会報を発行してホームページに掲載させていただいております。後ろにこれまでのものが積んでありますので、休み時間に見ていただければと思います。
  • それから、先ほど申し上げました年2回程度の見学・交流会を開いて、これを「街みち甓版」に掲載するというようなことを行ってございます。
  • コア会議として、街みちネットの方針、活動について皆さんで相談して決めていくというやり方をしておりまして、今、外部からのメンバーで11人の方にご参加いただいております。このコア会議に合わせて、視察先ですとか、そういったところの情報を得るために、コアメンバー勉強会というのも行ってございまして、「ネイバーフッドデザイン」とか、それから、住みかえ支援機構さんの住替え、こういったものを勉強会で学ばせていただいております。
見学・交流会の見学先とテーマ
  • これまでの見学先とテーマですが、先ほど本間部長から約500人弱の参加をいただいたということで、14回目までこんな活動をしてきたということを簡単にご紹介しております。1回目からずっと見ていただきますと、8回目までは密集市街地整備に軸足を置いた内容の見学・交流会となっております。8回目はURが根岸三丁目地区での見学会を行いましたけれども、ここにも多数の方たちに参加していただいております。平成23年の3月11日に発生いたしました東日本大震災があったことで、第9回はちょっとこれまでと趣向を変えて、「震災復興のまちづくり」というもので、わが社の職員も含めて、現地で支援に参加していただいている方から、復興まちづくりがどのように進んでいるかというご報告をさせていただきました。
  • これ以降、後ほどもう少し細かくご紹介しますが、軸足は密集市街地整備に置きつつも、その時々の魅力あるまちづくりの取組み、こういったものにも少し視野を広げて活動を行ってまいりました。そして、第15回目が本日のシンポジウムということです。
  • この14回の取組みをちょっと見やすくビジュアル化してみようかと思ったのですが、この横軸が主体で、割と小さな住民とかオーナーが主導したもの、公的主催が主導したもの、民間事業者の方々が主導したものの分類、縦軸が規模で、小さな建物から大きなエリアといったような、小から大までの取組みを軸にして、今まで活動してきた場所、拝見してきた場所を落としております。
  • 次に、先ほど申し上げた第9回目の「震災復興のまちづくり」では44名参加していただいて、このような会場でいろいろなお話を聞き、いろいろなご意見も伺いました。
  • それから、第11回は「アートによるまちの活性化」ということで、横浜市の黄金町(こがねちょう)といいますが、こちらのエリアマネジメントセンターの方にもご参加いただきまして、鉄道の高架下を用いた日ノ出スタジオとか、黄金町のバザールとか、それから、地域が防犯パトロールも行っていたり、こんなものを見せていただいた回でございます。
  • 13回目は、東急電鉄の「ア・ラ・イエ」ということで、住替え支援の取組みについてご紹介いただきました。
  • 第14回目は、かなり背伸びをいたしまして、ちょっと順番が逆ですが、まず、これはワークショップの様子を見ているところですけれども、世田谷区さんの世田谷トラストまちづくりさんにご協力いただきまして、地域資源を活かした取組みというところの見学。それから、それが終わった後には、ワークショップで皆さんで意見交換を行いました。これがワークショップの様子です。これが現地を見せていただいたところで、河川敷を使った遊び場を提供したり、古い建物を使って子供の居場所を提供したり、デイサービス+寄合所みたいなものを設けたり、そんな取組についてここでは見せていただきまして、この中で見たものをもとに、ワークショップでいろいろお話をさせていただいたということでございます。
  • これまでが14回目の取組みで、繰り返しになりますが、今回の第15回交流会がシンポジウムになったということでございます。
今後の課題
  • これまで約7年間、今年で8年目になりますが、これまで取り組んできたことで、街みちネットはかなりしっかりした基盤・器になったのではないかというふうに思っております。これから街みちネットをどう活用して、どう活かしていって、密集市街地整備につなげていくかというところがこれからのわれわれの課題でもありますし、この後、基調講演をいただく高見澤先生からも、それから、その後のパネルディスカッションで皆さんからいろいろなご意見、いろいろなアイデアをいただいて、街みちネットがこれからどんどん発展して、その発展に合わせて密集市街地の整備が進んでいくということが達成できればというふうに考えております。
  • 以上が私からのご報告になります。今後も街みちネットをご愛顧いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。ご清聴ありがとうございました。

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