「団地内に鷹を放つ『鷹匠』による鳥害対策の実施(金剛団地)」を掲載しました。
2016年12月14日
11/10 団地内に鷹を放つ「鷹匠」による鳥害対策の実施(金剛団地)
金剛団地(大阪府富田林市)で11月10日(木)に「鷹匠」による鷹が活躍する鳥害対策を実施しました。 この試みは、長年団地で問題となっている鳥害、特にカラスや鳩対策として実施しているものです。
このたびの鷹による対策は「鷹匠」と呼ばれる鷹を飼育・訓練する専門家が、鳥類の性質を生かした伝統的技法を活用し、 鳥たちを傷つけることなく“追い払い”を行います。鷹を使って鳥を攻撃するのではなく、 鷹を団地内で飛ばすことによりカラスや鳩に天敵のいる危険な場所だと認識を植えつけることを目的としています。
また、ネットを張るなどのハード対策と比較してコストは低く、環境に配慮し団地の美観を損ねない等もメリットとして挙げられます。
実施当日は、自治会の方々に参加していただきました。精悍な鷹を目にした方々は「かっこいい」「可愛い」などの感想を口にされ興味津々です。 団地内のカラスの生息場所では、鷹が飛び回ると、縄張り内の天敵の出現にパニックに陥り、最終的にはカラスが逃げ出していくという現象が生じました。
鷹はこうしてカラス等の飛来を防ぐことで、良好な団地環境を維持するための一翼を担うこととなりました。 過去のデータでは、逃げ出したカラスに対しては約半年程度戻ってこない効果が確認されております。今後も同団地では週1回実施で3か月程度続ける予定です。
団地にお住まいの皆さまへ「鷹匠による鳥害対策」へのご理解を深めていただこうと、 団地の皆さまやお子さま方に真近でご覧いただけます「鷹の飛翔デモンストレーション」等のイベントを来年2017年1月に予定しております。