ビオトープネットワーク
UR都市機構が行う環境配慮の取組みを『NATURAL UR(ナチュラル・ユーアール) 』として紹介しています。
荻窪団地におけるビオトープネットワーク
荻窪団地の周辺には、善福寺川緑地や大田黒公園などの生きものが生息する拠点があり、地域のビオトープネットワークにおいて、荻窪団地の緑は公園や緑地の緑を繋ぐ役割を果たしてきました。
そうした環境を建替事業後にも継承するため、ビオトープネットワークの検討を行い、屋外計画に反映しました。
ビオトープネットワークの検討
荻窪団地建替事業では、都市近郊の生態系で上位に位置するキツツキの仲間のコゲラを環境指標生物とし、ビオトープネットワークの検討を行いました。
その結果、荻窪団地はコゲラが採餌のために利用する場所であることが分かりました。
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荻窪団地周辺のビオトープネットワークの検討図
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荻窪団地
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善福寺川
屋外計画への反映と結果
コゲラが利用する荻窪団地の屋外環境を保全するため、樹木の保存・移植、または、バードバスなどの水辺の整備を行いました。
建替後の調査では、コゲラが飛来して採餌しているところが確認され、荻窪団地(シャレール荻窪)の屋外環境が、建替前と同様に地域のビオトープネットワークに寄与していることが分かりました。
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樹木の保存・移植
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バードバスの整備
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建替後に確認されたコゲラ