密集市街地再生フォーラム2017「密集市街地の防災と住環境整備」

首都直下地震等の大規模地震時に市街地大火を引き起こす恐れのある防災上危険な密集市街地の改善は喫緊の課題であり、これまでURは防災性向上を目指し、多様な手法を駆使して取組んできました。また、密集市街地は、防災面だけでなく、高齢化やコミュニティの弱体化といった社会的な課題も抱えていますが、一方で都心に近い、生活利便性が高い、独自の文化・コミュニティがある、ヒューマンスケールの街並みなどの魅力もあります。
これからの密集市街地整備においては、これまでの経験を活かし、防災性向上を図りながら住環境の改善も併せて行い、安全性と暮らしやすさの両立を目指したまちづくりの必要性を感じています。
本フォーラムでは、これまでのURの取組みをご紹介するとともに、様々な視点や立場でまちづくりに取組む方々によるパネルディスカッションを通じ、「市街地の安全性が確保され、日常の中で住み心地が良い暮らしが持続するまち」を目指したこれからの密集市街地のまちづくりを考えます。
開催概要
日時 | 平成29年(2017年)11月21日(火) 13:00開場 13:30開演 17:10終演(予定) |
会場 | イイノホール 東京都千代田区内幸町2-1-1 イイノホール&カンファレンスセンター4F |
交通アクセス | ・東京メトロ日比谷線・千代田線「霞ヶ関」駅C4出口直結 ・東京メトロ丸ノ内線「霞ヶ関」駅B2出口 徒歩5分 ・東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅9番出口 徒歩3分 ・東京メトロ有楽町線「桜田門」駅5番出口 徒歩10分 ・JR山手線・京浜東北線・東海道線・横須賀線・都営地下鉄浅草線・ゆりかもめ「新橋」駅 徒歩10分 ・都営地下鉄三田線「内幸町」駅A7番出口 徒歩3分 |

本フォーラムは終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。
プログラム
時間 | 内容 |
---|---|
13:30 | 開演 |
13:30 | 主催者挨拶 |
13:40 | 来賓挨拶 |
14:00 | UR 都市機構による取組み報告 |
14:30 | 基調講演 変わる密集市街地整備 |
15:30 | 休憩 |
15:40 | パネルディスカッション これからの密集市街地のまちづくりについて |
17:10 | 閉会 |
当日の様子
512 名の方にお越しいただきました。たくさんのご来場ありがとうございました。




代理:佐藤 伸朗 氏(東京都 都市整備局 理事)
UR 都市機構による取組み報告
UR 都市機構による取組み報告
報告者 田中 伸和 (UR都市機構 東日本都市再生本部 本部長)
取組み報告では、URの都市再生における取組みのご紹介と、密集市街地における取組みとして都内での5地区<太子堂・三宿地区(世田谷区)、梅田五丁目地区(足立区)、西ヶ原四丁目地区(北区)、京島三丁目地区(墨田区)、荒川二・四・七丁目地区(荒川区)>の事例を交え、多様な手法を駆使した防災性向上のためのまちづくりについてご紹介しました。
また、今後は防災性を高める「ボトムアップ」に加え、住環境向上としての「バリューアップ」への積極的な展開策について検討していることもご紹介しました


基調講演
変わる密集市街地整備
講演者 高見沢 実氏 (横浜国立大学大学院 教授)
基調講演では、密集事業の位置づけの変化やURの役割の変化を踏まえ、これからの展望やヒント、新たな価値を中心に据えた整備の事例イメージについて、ケーススタディを交えてわかりやすく紹介されました。


パネルディスカッション
これからの密集市街地のまちづくりについて


中川 智之 氏 株式会社アルテップ 代表取締役

住吉 洋二 氏 東京都市大学 名誉教授

島原 万丈 氏 株式会社LIFULL LIFULL HOME'S総研 所長

松本 真澄 氏 首都大学東京 助教


藤本 俊樹 UR 都市機構 東日本都市再生本部 密集市街地整備推進役
CPD認定
本シンポジウムは、公益社団法人日本都市計画学会のCPD認定を受けております。
主催 :独立行政法人都市再生機構
共催 :一般財団法人都市再生共済会
後援 :国土交通省、東京都、住宅市街地整備推進協議会、公益社団法人全国市街地再開発協会
お問い合わせ
独立行政法人都市再生機構 本社 都市再生部 事業管理第1課
TEL:045-650-0850(平日10:00~17:00)