街に、ルネッサンス UR都市機構

街みちネット 第23回見学・交流会 質疑応答・意見交換

これまでの活動の紹介

活動議事録

質疑応答・意見交換

質問1
  • 柏こひつじ園のシニアスタッフは、シルバー人材センターとは全く関係がなく働いていると考えてよいのでしょうか。
柏市 石毛氏
  • 柏こひつじ園は独立して高齢者を雇用しています。シルバーセンターは請負がメインで、植木の剪定など色々な業務をシルバーセンターが請け負い、会員が派遣され仕事をするかたちです。柏こひつじ園は直接雇用してシフトを組んでおり、仕事の切り分けもしている、モデル的で大変上手く回っている例です。
質問2
  • その関係は全く分離され、独自で柏こひつじ園さんがやられているのでしょうか。
柏市 石毛氏
  • そうですね、独自にやっています。高齢者の方の希望も様々で、雇用されて働きたい、シルバーの会員になって好きな時に働きたい、頻度を落として週1、月1ぐらいでも良い、短期間でも良いなど、高齢者の活躍の場としての様々な出口があることが大切です。連携はしていませんが、色々な出口がある中の1つ1つとご理解いただければと思います。
質問3
  • 高齢者施設として非常にケアの質の高い施設を見学できたと思います。生涯現役促進協議会は柏市全体でやられているとのことですが、豊四季台団地だから上手くいっている事、就労されている率が高いなど特徴がありますでしょうか。また、駅前の街と豊四季台団地で皆さんの意識に違いを感じられる向きはありますでしょうか。
柏市 石毛氏
  • 柏市は本当に広く、柏駅前は都会的で色々な建物もあり若い人もいるという感じですが、一歩引くと手賀沼という自然があったり農家があったり色々な顔があります。豊四季台団地もその特徴の一つですが、高齢者就労で言うと区別はしていません。豊四季台団地は他のエリアよりもより高齢化が進んでいる上、ケアシステムの導入から月日も経ち、高齢者就労よりむしろ介護看護の方が必要になってきている所もあります。一方でこの団地をモデルとして、東大やURと組んで強力に進めていく事で、始めた当初は取っ付き易さなどはあったと思います。一番初めの生きがい就労の時にはこの辺り一帯ローラー作戦の様に声を掛け、地域で求人開拓を行い実現したという経緯もあり、今に至っています。
UR 高橋氏
  • この団地でのモデルとしての取組みの中で、生きがい就労ができる場所はなるべくいろいろな所に作っていこうとしています。団地の方は住まいの近くで働きたいという方が多く、現在は認定こども園と柏こひつじ園の2か所で就労を受け入れていますが、どちらも生きがい就労されている方は地域の方ばかりだという事です。団地の中で受け入れる場所がいくつかできたことは、団地にとってもメリットであったと思っています。

閉会の挨拶

首都大学東京 名誉教授 高見澤 邦郎 氏
  • 単なる物的な改善にとどまらず、現在そして将来の社会ニーズに応えるべく、総合的な建替えが実施されていることに、おおいに感銘を受けました。市・東大・URの連携三者と参画した事業者の長年にわたる、意欲的な取組みに敬意を表する次第です。
    街みちネットが対象とするエリアは郊外団地ではありませんが、豊四季台団地の<地域や住民への活力付与を高齢者や子どもあるいは医療施設を活用して行う>との方向性、そして得られた具体的な知見は、密集市街地にも十分に応用できるものと思うところです。今日はありがとうございました。

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