街に、ルネッサンス UR都市機構

街みちネット 第3回見学・交流会「事業に参加した権利者からのお話 苦労した点、事業のポイント」

これまでの活動の紹介

活動議事録

事業についての補足説明

富士見市 まちづくり環境部 まちづくり推進課:神木氏
会場の様子
鶴瀬東地区について
  • 富士見市は埼玉県の南側に位置し、東側に荒川がありその向こうはさいたま市、北側は川越市、西側は所沢市となっている。鶴瀬東地区は駅から7~8分のところに位置している。
  • 平成6年に密集住宅市街地整備促進事業(当時:総合住環境整備事業、以下、密集事業)の大臣承認を受けた地区が8.5ha、実際に事業を行ったのが1ha強の地区である。
  • 当初の事業計画の一部が未整備で終わった。
借地権解消と土地の交換分合について
  • 事業地区は、従前は古い長屋が建っており、権利者は土地所有者が富士見市を含む3名、借地人35名、借家人5名であった。市の所有地もあったため、市も関わって事業を始めた。また、事業地の周りの接道不良で建替えができない戸建て住宅の所有者にも参加していただいた。
  • 建物除却・整地後に、借地権を土地の所有権に換えて、元の土地所有者に返還する土地、共同住宅用地、戸建て住宅用地に割り振った。さらにその土地の一部を市が買い取って道路用地とした。
  • 借地人の中に借地権分の所有権では面積が足りないという方もいたので、地主さんと話し合い、希望の面積を割り振った。その結果、こういった道路、敷地形状になった。
事業費について
  • この会場になっている集会所も同じ事業で国庫補助を半分いただいて整備したものである。
  • 事業費は建物買収が約2億9000万円、道路買収・建設が約3億円、下排水等の公共設備などに1760万円、集会所が約1700万円、その他の費用を含めて総額が約8億4000万円であった。そのうち約3億7000万円が国庫補助金ということで国からの補助をいただいた。
富士見市 まちづくり環境部 産業振興課:忍田氏
  • 事業のきっかけは、火事が起こり、長屋なのでまわりが早く何軒かが燃えてしまい、住民の方が危機感を持ったことだった。
  • 道路線形は、接道の確保、共同住宅の日影などを考慮して設定した。この線形が決まるまでには、幅員の変更など色々な経緯がある。
  • 事業の結果、建替えが進み、地区が従前の長屋住宅から敷地もある程度確保した住宅に変わり、環境が改善された。
密集事業と改良事業の比較
  • 平成10年に事業化方策検討調査を住宅・都市整備公団(現在のUR都市機構)に委託。
  • 同年、学識経験者・国・都・機構で委員会を設置し、事業見直しについて検討を行った。 その結果、区は事業方針を見直し、住宅地区改良事業の導入に向けて、方針転換を図った。
  • 平成11年に事業見直し方針地元説明、平成11~12年に見直し計画地元説明、協議、平成13年に建物不良度測定、 意向調査、国・都協議、平成14年2月に板橋区都市計画審議会、平成14年3月に大臣改良地区指定、平成14年4月に事業計画告示、 平成18年8月に事業計画変更ということで進んでいる。平成13年に建物調査に入って、並行してこの1年間事業認可を進めていった。

現地見学

共同住宅見学
事業地区内見学

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