街に、ルネッサンス UR都市機構

プレイス・ビジョン・ケースブックの公開

2022年09月01日

プレイス・ビジョン・ケースブックの公開

「プレイス・ビジョン」について

「プレイス・ビジョン」は、パブリックスペースの将来像を可視化し、関係者で共有するためのものです。先進的にプレイスメイキングに取り組むアメリカのNPO団体のPPS(Project for Public Spaces)が提唱するプレイスメイキングでは、プレイスメイキングの準備段階と実行段階をつなぐものとして「プレイス・ビジョン」を取り入れています。利用者や担い手の視点でプレイスメイキングの方針が整理され、場所の特性やその場所で考えられるアクティビティ、それを実現するための行動等が記載されています。作成後も関係者間の継続的なコミュニケーションツールとして参照されます。

「プレイス・ビジョン・ケースブック|プレイスメイキング・ガイド」について

この「プレイス・ビジョン」はアメリカ等のプレイスメイキングで実際に作成されてきたものの、作成方法等について、日本では馴染みがないものでした。
そこで、今般の共同研究では、アメリカで作成された「プレイス・ビジョン」の実例をひもとき・考察しながら、「プレイス・ビジョン」の内容や作成方法、活用可能性をまとめ、日本に適用させたケースブックを作成しました。準備段階として、空間の評価と課題の特定を行う「プレイス・ゲーム」(ワークショップ)については、2021年にガイドブックを公開しており、今回の「プレイス・ビジョン・ケースブック|プレイスメイキング・ガイド」は、その続編であり、プレイス・ビジョンの作成に関連する国内初の資料となります。居心地が良く、使われる公共空間をつくるために、是非、あわせてご活用ください。

記者発表内容

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