福島被災地域の復興支援を考える学生向けスタディツアーを開催しました。
独立行政法人都市再生機構(以下「UR」)は、株式会社JTB(以下「JTB」)とともに、福島県浜通りの原子力災害被災地域で復興に携わる方々と出会い、フィールドワーク等を行う、学生向けスタディツアー「キモチ、あつまるプロジェクト」(以下「本ツアー」)を開催しました。
URが全国の学生を募集して被災地域のツアーを開催するのは初めての取組みです。本ツアーは、これからの未来を担う学生たちに被災地域の復興に関心を持ってもらい、行動する一つのきっかけとなるようURが企画したもので、全国から約130名もの応募がありました。参加者は、復興への取組み意欲や発信力が期待される18歳~24歳までの大学生や大学院生、高専生の21名で、首都圏のほか、北海道や大阪府等からも、福島を訪れました。
UR がまちづくりを支援している地区(福島県大熊町、双葉町、浪江町)を訪れたほか、これら地域のまちづくり会社や、浜通りでビジネスを行う方々との交流・意見交換、ワークショップ等を行いました。
また、参加者には、被災地域の今の姿を学ぶとともに、自分たちが復興のために何ができるかを自ら考えてもらいました。
本ツアーの概要
- 日程
- 2023年8月29日(火)~31日(木) (2泊3日)
- 参加者数
- 21名
- 行程、実施内容
- 2泊3日の日程で UR がまちづくりを支援している地区(福島県大熊町、双葉町、浪江町)を訪問
- 地域で復興に携わる各町のまちづくり会社の方、地元で農業を営む方、浜通りでビジネスを行うスタートアップ企業、復興庁などの取組み紹介
- 東日本大震災・原子力災害伝承館や震災遺構、復興に向かう町の姿の見学
- 浪江駅前地区、双葉駅前地区、大熊町の大川原地区などにおいてURが行う復興支援を見て学ぶフィールドワーク
- 『福島の復興のために、学生は何ができるか』を考えるワークショップ
本ツアーの様子

(大熊町)

(双葉町)

(浪江町)

(いこいの村なみえで実施)
本ツアーの紹介動画
本ツアーの様子をムービーでご紹介します。
参加者からの声
参加した学生からは、「福島についてここまで深く考えた3日間は人生で初めて」「自分にできることを考え、少しでも現地の方の力になりたい」などの声が寄せられました。
URは今後もハード、ソフト両面から、原子力災害被災地域の復興支援に取り組んでいきます。



ワークショップで議論されたアイデアはグラフィックレコーディングで整理して参加学生からのグループ発表が行われました。
関連ページ
その他
URが行う原子力災害被災地域における復興まちづくり支援の詳細については、東北震災復興支援本部のウェブサイトでもご案内しています。