街に、ルネッサンス UR都市機構

大手町プレイス

2021年5月UP

大手町プレイス

大手町プレイスの概要

事業概要

大手町二丁目地区は、大手町地区の北東に位置しています。明治期には大蔵省印刷局、昭和期には東京都郵政局庁舎、逓信総合博物館といった逓信建築の建物が集積していましたが、日本郵政公社東京支社の移転や建物の老朽化などに伴い、2008年より街区の高度有効利用について関係者間で検討が開始されました。国有地をはじめ公的地権者の資産を活用した公共性の高い事業であることから、2011年9月に地権者との間で「再開発協定」を締結し、公平中立な第3者である都市再生機構を代表施行者とする市街地再開発事業の実施について合意しました。それを受け、都市再生特別地区の内容や、再開発事業の詳細スキームの検討及び関係者協議を本格化させ、2015年5月に着工し、2018年8月に竣工しました。

旧大蔵省印刷局 旧東京国際郵便局

計画地

計画地図

大手町プレイスのコンセプト

開発コンセプト

デザインコンセプト

計画コンセプト

内装デザインコンセプト

実現手法

都市再生への貢献

施設構成

建物概要(施設全体)

施設全体

主要用途

事務所 ・ 店舗 ・ 国際カンファレンス

敷地面積

19,898.68 m2 (全体)

建築面積

13,668.48 m2 (全体)

延床面積

353,830.54 m2 (全体) / 152,363.24 m2 (B棟)

構造

SRC造 ・ RC 造 ・ S 造

階数

地下3階 地上32階、塔屋1階

最高高さ

178.00m(全体) / 161.97m(B棟)

外装

アルミカーテンウォール

イーストタワー

かつてここには逓信ビル、東京郵政局等の「逓信建築」と呼ばれた建築群がありました。これらは近代合理性の追求と共に、コンクリートの水平庇や真壁と丸柱等による陰影やタイルの使い方など細部まで職人的手仕事感を持った日本的表現を追求していました。本計画は、そうした逓信建築が目指した精神を「場所の記憶」として新たな街並みに投影し継承することを考え、この建物の外装を一体の建築として低層部、高層部さらには両棟に渡り細部まで統一したデザインとして練り上げています。

東エントランス

セントラルプロムナード

低層部内装はデザインコンセプトを「Design of Communication 」とし、多くの人がこの場所に集まり、心地よく使い、人と出会い、場所への思いを育くんでもらえるような空間をつくることを目指しました。そのため、オフィス空間とパブリック空間といったそれぞれの空間の役割、質、目的に合った素材を選ぶと同時に、大庇でつながる一つの連続した内部空間としてデザインしました。大手町らしい高級感と華やかさや奥行き、透明感、洗練性、匠の手仕事感といったキーワードを元に柔らかく仕切られながらもディテール、仕上げにまで、一体感を感じられる空間となることを意図しました。

オフィスロビー

オフィスフロア

基準階は、大規模オフィス2 棟が約20mの間隔で配置される為、オフィス窓面が直接向き合わないようコア配置に配慮しています。その為、形状はコアを片側に寄せたコの字型とし、外周部にウエストタワー約3,800m2、イーストタワー約2,900m2のフレキシビリティの高い大オフィス空間を確保しました。オフィスの奥行きは約18m~20m、最小分割単位はウエストタワーが8分割、イーストタワーが6分割を基本とし空調、EPSは最小分割単位の事務室毎に計画しました。基準階の柱スパンは7,200mmを基本とし、基本モデュールである3,600mmに合致し易い計画としました。

カンファレンスセンター

イーストタワー低層部のカンファレンスセンターは、大手町地区最大となる750m2規模の大ホールと100m2前後の小会議室で構成され、大ホールは可動間仕切りを使用することによりフレキシブルな使い方のできる施設となっています。

竜閑さくら橋

大手町プレイスより

竜閑さくら橋は、オフィスや基盤施設の老朽化が課題となっている大手町地区の土地区画整理事業および第一種市街地再開発事業の一環として、大手町地区と日本橋川で隔てられた日本橋・神田地区との歩行者ネットワークを拡充するための歩行者専用橋です。再開発地区北側のゲートとして相応しい橋梁、近年の維持管理、架橋位置特有の近接・交差する構造物への影響に配慮した形式・工法が求められました。また、周辺の構造物や周辺景観等を踏まえたデザイン方針に従い、橋梁本体をはじめ付属物や色彩に至るまでトータルデザインを行いました。また、「竜閑さくら橋」という名称は、千代田区で公募を行い、かつて架橋場所付近に存在した川や橋に「竜閑(龍閑)」という名称が使用されており歴史を感じさせること、区の花の桜も整備されることから決定しました。

事業のあゆみ

事業年表

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