街に、ルネッサンス UR都市機構

団地が育てた風景 全国団地景観サミット2008

UR賃貸住宅フォト&スケッチコンテスト 結果発表

団地が育てた風景

募集テーマ 「団地が育てた風景」

「UR賃貸住宅フォト&スケッチコンテスト」は、UR都市機構によって建設された全国の団地において、建設以来、お住まいの皆様と共に育んできた豊かな環境の価値について、「団地が育てた風景」という観点で、より多くの方々に知っていただくことを目的に、開催いたしました。

「全国団地景観サミット」という名称は、全国の美しい「団地景観」が一堂に会することを「サミット」になぞらえたもので、皆様のご協力のもと、全国から選りすぐりの団地景観が、顔を揃えています。

皆様の応募作品からは、お住まいの方々が団地と共に育んできた歴史や、お子様との思い出など団地へのあたたかく深い想い、また、団地を舞台とした活力溢れる生活シーンや新しいライフスタイル像をかいまみることができ、今後の団地の再生への視座をいただくことができました。

約1ヵ月の募集期間を経て、513作品(写真445作品、スケッチ68作品)のご応募をいただきました。
その中から、5名の有識者審査員(以下、審査員)による審査とUR職員投票によリ、入選作品を選出しました。
なお、審査過程では作品の応募者名を無記名とし、写真やスケッチの内容に加え、タイトルとメッセージを含めた総合的な評価をさせていただきました。

審査員

進士五十八氏
(東京農業大学教授・前学長・日本学術会議環境学委員長)
西村幸夫氏
(東京大学大学院教授)
城戸真亜子氏
(洋画家)
桐原武志氏
(建築家・街並みウォッチャー)
池邊このみ氏
(ニッセイ基礎研究所 上席主任研究員・UR都市機構 都市デザインチームリーダー)

結果発表

最優秀賞 1点
優秀賞 4点
特別賞 5点
入賞 31点
佳作 4点

最優秀賞

「サッカー少年 」

撮影場所:浦安マリナイースト21(千葉県)
多和裕二さん

「浦安マリナイースト21」は、海風の街・望海の街・潮音の街・海園の街が一体となり、素晴らしい景観を形成しています。当団地のすぐ隣に、芝生が整備され緩やかな起伏に富んだ、明海の丘公園があり、住民の憩いの場となっています。 URの住宅に住み、地元小学校に通う、福田京太郎君は、友達とよくこの公園で遊ぶそうです。今日は大好きなサッカーを友達と楽しんでいます。小高い丘からナイスキック!

<審査員コメント>
西村幸夫氏
サッカーをする子供達の歓声が聞こえてくるような躍動感のあるすばらしい写真です。背景の住棟も整然として静と動の対比を演出しています。

桐原武志氏
団地の建物に囲まれ見守られて遊ぶ子供達。少年の躍動感が良く撮れています。

優秀賞

「今日は布団干し日和だよー」

描いた場所:月島一丁目(東京都)
高木政史さん

大都会では布団干しが出来る時間は少ない。大切な布団干しが出来る日は、どこの家でも貴重な光を求め布団を干します。そんな自然の恩恵をうけている大都会の一部の姿を絵にしてみました。

<審査員コメント>
進士五十八氏 
東京にくらす
下町にくらす
月島にくらす
朝日にも夕日にも映えプラタナスの並木通りの人々
みんな生き生き都市風景

城戸真亜子氏
無表情なものに思われがちな“団地”をこんなにカラフルに、こんなに表情豊かに描いてくださるなんて!!
こちらまでうれしく楽しい気持になりました。タイトルも素敵ですね。
人と人とのつながりが深く濃い下町での暮らし方っていいですね。忘れかけていた何かに気づかせてくださる作品でした。

「一番星」

撮影場所:落合(兵庫県)
松尾信哉さん

一番星の出る時刻、各家からは、光と一緒に、夕飯の香りも漏れてきていました。この時間帯に、「どこかの家からカレーの香りがする。」と言って、帰宅してみると、我が家がカレーだったときほど、嬉しいことはありません。

<審査員コメント 桐原武志氏>
若い頃、私も団地に住んでいました。仕事から帰ってくる私を迎えてくれるのは団地の窓からあふれる灯でした。

「入学式の日」

撮影場所:プロムナード矢部(神奈川県)
田中和夫さん

団地のとなりの桜並木。入学式に出る前に記念撮影をしていた親子。満開の桜の下でのしあわせな風景。

<審査員コメント 西村幸夫氏>
記念写真を撮りたくなるような桜並木が身近にある環境。
うらやましいですね。

「団地のオアシス」

描いた場所:新金岡第一(大阪府)
榎 知子さん

団地の南側に中央環状線、東側にときはま線という交通量のはげしい道路が通っています。しかし団地内へ一歩入れば、大きな木々が木陰を作り、鳥たちのさえずりが聞こえ、時がゆっくり、静かに流れています。

<審査員コメント 城戸真亜子氏>
建物に静かに見守られているような安らかな空間は、緑も豊かで、言われてみればほんとうにオアシスのようですね!
描写力があることはもちろんですが、それ以上に作者の穏やかでやさしい目線に魅力が感じられる素敵な作品です。

特別賞

コミュニティ風景賞

「超世代の群像」

撮影場所:アルビス緑ヶ丘(大阪府)
小倉一平さん
  • 団地は、人々の暮らしの場である。周囲の環境に対して主張し過ぎない住棟と遊び場を中心とした世代を超えて交流できる豊かな屋外空間が団地の資産だと思う。今後も暮らしのある風景を育ててほしい。
  • <審査員コメント 進士五十八氏>
    人智不老
    世々代々人間の知恵をつなぐこと、花と緑と鳥、遊び場はみんなの絆

声が聞こえてくる風景賞

「雨にも負けず元気です」

撮影場所:豊四季台(千葉県)
森 皓平さん
  • 団地中央にある八百屋さんの写真です。昔は団地に沢山の人がいて、商店街は賑わっていたそうです。今はお年寄りが多くなり、団地の元気がなくなっています。そんな中でも雨の日に元気よく野菜を売っている八百屋さんは団地全体に勇気を与えているようです。
  • <審査員コメント 進士五十八氏>
    豊四季の八百や力
    雨にも敗けず風にも敗けず
    イラッシャイ イラッシャイ
    力強い掛け声が生業の凄みが豊四季台すべてを元気にしてくれる

夢みる団地賞

「私の一番好きな場所」

描いた場所:立花一丁目(東京都)
藤井栄奈さん
  • 物騒な世の中なので、今までは親同伴の行動が殆どでした。でも4月からは、時間を決め一人で公園に行き帰りするようにしました。娘が毎日自分で友達と約束し、近いけれどたまに道に迷いながら行く、いつもの公園は遊園地みたいな明るくキラキラした場所なんだと思います。
  • <審査員コメント 城戸真亜子氏>
    カラフルな団地の建物が素敵ですね。 チョウチョやお花、動物のお友達が輪になって踊っているようで楽しい作品になりました。 筆の勢いもあっていいですね。 音楽が聞こえてくるような魅力的な作品です。

やさしいみどり賞

「紅カナメの道」

描いた場所:多摩ニュータウンタウンハウス永山(東京都)
山田愛子さん
  • 背よりも高い紅カナメに囲まれた小道は、なんだか迷路のようでそこを通るだけでワクワクする。古い団地にはそんな住棟脇の小道や背の高い生垣、かくれんぼにぴったりの茂み、木登りしやすい潅木などがある。こうした場所こそ子供達にとっては格好の遊び場であり、秘密基地となる。実際にはどこからでも木々の間から建物が見えて、いつも誰かに見守られているような安心感に支えられている。
  • <審査員コメント 西村幸夫氏>
    いつも誰かに見守られている心やさしい紅カナメの道。 心あたたまる光景です。

風格を感じる風景賞

「藤ノ木団地」

描いた場所:藤ノ木(福岡県)
矢野正徳さん
  • 昭和30年代に建てられた古い団地ですが、大きく育った樹木やきれいに手入れされた玄関先の空間等、とてもきれいな団地で住民の方の愛着をひしひしと感じます。水平連続窓の正統的なモダニズム建築の建物デザインは、かっこ良くもありかわいくもあります。紅葉の時期をスケッチしたのですが、紅く染まった大きな樹木のある玄関先の空間は、少し物寂しげではありますが、何とも言えず良い雰囲気です。
  • <審査員コメント 桐原武志氏>
    長い年を重ねた建物にはピカピカの新しい建物にはない雰囲気が有ります。 一寸と寂しいけれどそんな建物に愛情を注いでいる絵が好きです。

入賞

「白樺の小道」

撮影場所:大麻園町(北海道)
星野則子さん
  • そんなに長い道ではないが、団地の中の白樺のかわいい道です。やっと若葉が出て、これからが一番良い季節を迎えます。
  • <審査員コメント 池邊このみ氏>
    太陽の光に照らされた白樺の並木、春の空気のすがすがしさが伝わってきました。

「木道のある団地」

撮影場所:多摩平の森(東京都)
川田武雄さん
  • 私の住む団地は広い森に野草の花が咲き乱れています。その中に長い木道があります。春夏秋冬、住民の憩いの場所です。
  • <審査員コメント 西村幸夫氏>
    雨に濡れた木道が静けさを増幅して魅力的な風景を一層引き立てています。

「森の石」

撮影場所:多摩平の森(東京都)
中川直人さん
  • 多摩平団地の建替のときに新たに設置された石ですが、なぜか昔からあったようにしっくりなじんでいます。住民も愛着をもっており、愛称もあるようです。子どもたちも石に登ったり、すべったりと。四季の変化にもよくあうふしぎな石です。
  • <審査員コメント 桐原武志氏>
    子供達が石に上ったり、すべったりしている姿を想像すると、人工的な遊具がなかった頃の木登り、川遊び、土手すべりをした頃が思い出されます。

「早春を摘む」

撮影場所:多摩平の森(東京都)
岩崎ケイ子さん
  • 何げなく無心に花を摘む少女を見付け、近づきました。少女は知人のお嬢さんでした。知人は、こんな素晴らしい環境の所に住めるなんて最高!!の一言です。かつて私が居住していた頃の面影は、この大木のみにあります。 現在近代的建築物に変ぼうしましたが、遠い昔の子育て時代この団地で送った事を少女に重ね合せ懐古の思いにひたったひと時でした。
  • <審査員コメント 池邊このみ氏>
    森の大木の根元に咲く可憐な野草と少女、物語を感じました。

「春の音が聞こえる?」

撮影場所:サンヴァリエ日吉(神奈川県)
毛見久恵さん
  • まだ少し肌寒い春の日の午後、団地内に響いていた子供達の声が急に止んだ。ふと見ると・・・・。
  • <審査員コメント 進士五十八氏>
    春の音、ほんとうに聴こえてきます。

「ようやく春」

撮影場所:大麻宮町(北海道)
福森美悠紀さん
  • 冬の間雪に埋もれていた地面が、タンポポでいっぱい。 見ているだけでウキウキしてきます。
  • <審査員コメント 池邊このみ氏>
    北国の春を待ちわびる気持ちとたんぽぽの生命力が心を打ちました。

「静寂の緑」

撮影場所:花見川(千葉県)
渡辺志のぶさん
  • 30年程、住んでいる私の大好きな大切な団地です。昼間は家族づれや老夫婦の姿。さまざまな年代のかたでにぎわっている公園。春にはお花見。夏は水遊び。そんな憩いの場も夜になると、外灯で緑のカーペットが浮き上がり幻想的な世界に。変わらないでほしい風景です。
  • <審査員コメント 池邊このみ氏>
    外灯にてらされた緑のカーペットという表現がぴったり。楽しげな姿がうかんでくる作品です。

「移動図書館」

撮影場所:コンフォール南日吉(神奈川県)
野村悦子さん
  • お昼ごはんが終わってほっとしていると広場にポツリポツリと人が集ってきます。今日は月に2回の移動図書館の日です。春の日差しがポカポカと気持ちよく集っている人達も楽しそうです。最近本離れ・・・・なんて聞きますが、ここでは沢山の人が本を借りにきます。私は歴史小説にはまってます。皆さん本を沢山読みましょう。
  • <審査員コメント 進士五十八氏>
    読書三昧
    本を読むのは愉しい
    本好きの仲間が集う緑の陽だまりは天国

「二本杉の見える桜道」

描いた場所:中登美第三(奈良県)
渡邉正枝さん
  • 両側に桜並木が続くこの道を私達は桜道と呼んでいます。桜の季節にこの道を歩くと桜吹雪の中、背の高い杉の木が2本見えてきます。公園で遊ぶ子供達や行きかう 人達を見守るようにそびえる木々は、この団地の長い歴史を物語っているようです。私はこの団地を清掃していました。暑い時も風の日や雨の日も、この団地の様々な風景に慰められていました。これからもこの風景が、ここに住む人達と共に、歴史を刻んでいくことと思います。
  • <審査員コメント 西村幸夫氏>
    「桜道」にこれからも楽しい想い出が刻まれていくことでしょう。

「小鳥も住む団地」

描いた場所:三鷹台(東京都)
佐分利友木子さん
  • 団地の中の遊歩道には、睡蓮の育つ池があります。池の周りには水生植物が茂り、小さな鳥小屋からは小鳥の家族が顔を見せてくれます。この池にはカルガモも住んでいて、スケッチ中にも子供たちがママと一緒にカモさんを見に来ましたよ。茂みの向こうはすぐ公道なので、団地の中まで踏みこまなくても立ち寄ることができます。静かな木陰にベンチもあって、近所に住む私にとっても、素敵なかくれ癒しスポットなのです。
  • <審査員コメント 池邊このみ氏>
    睡蓮の池とカルガモと巣箱。生きもののあふれた豊かな団地。クリスマスローズも素敵です。

「水たまり」

描いた場所:神代(東京都)
増田浩子さん
  • 私は日頃散歩をするのが好きで、特に近所の小さな家々は、洋風なものから和風のものまで様々で、細々とさまざまな色のいりまじる景色こそ日本らしさではないかと感じています。ひと際、団地というたくさんの人が住まう大きくも細かく区切られた建造物に、私は魅力とあたたかさを感じています。雨上がりの帰り道、ぐうぜん出会った水たまりを描いてみました。
  • <審査員コメント>
    桐原武志氏
    お母さんにおこられながらもピチャピチャ歩いた水溜り。水に映った建物にそんな懐かしさが重なりました。

    城戸真亜子氏
    水たまりにうつった団地の風景。何気ない日常のなかから美しさ をすくいとる目線が素晴らしいと思います。
    えんぴつの線も魅力的。余白のありかたもいいですね。秀逸な作品です。

「山に抱かれた賑わいのある街並み」

描いた場所:多摩ニュータウンリベレ向陽台、
多摩ニュータウンビュープラザ向陽台(東京都)
山田衣菜子さん
  • 多摩丘陵の一角に広がるリベレ向陽台は、自然と都市が絶妙に融合しているとてもユニークな街です。ゆるやかに傾斜する地形に沿って、中心から山手方向に低層から中層、高層住宅が建ち並び、バス通りにはスーパーやパン屋、診療所、郵便局などに混じって、大小の公園や高層住棟へと延びる大きな階段状広場が面しています。賑わいのある通りを歩きながら、甍の波と背景の山々の美しいコントラストを眺める楽しさいっぱいの街です。
  • <審査員コメント 池邊このみ氏>
    ザ団地ともいえるニュータウンの風景を楽しく描いていただきました。
    大事にしたい一景です。

「森の中にある団地」

描いた場所:小山田桜台(東京都)
井出野芳枝さん
  • 足立区一丁目より昨年越してきました。気管支炎がしつこくて大変だったのですが引越し後すっかり気管支炎が治り発症しません。環境がとてもよく、のどにも空気はよくはたらいております。花粉症は依然ひどいのです。それが治れば最高です。
  • <審査員コメント 城戸真亜子氏>
    鳥のさえずりが聞こえてくるようです!
    近景の色鮮やかな花々、遠景の建物をとりかこむ光あふれる森、そして、その間をシルエットの木立がリズミカルに配置されていて、構図、描写力、共に力の感じられる美しい作品ですね。私もこんな場所で暮らしたい!と思いました。

「団地の春」

撮影場所:住吉(大阪府)
岸本 宏さん
  • この桜と共にかれこれ33年目。娘2人が嫁いだ後、孫6人と賑やかに過ごすのもまた味わい深いものだ。

「老桜」

撮影場所:アーバンラフレ虹ヶ丘西(愛知県)
岡田忠彦さん
  • この桜は建替前の桜が移植されたものです。建替後10年になりますが、今年も元気に咲いてくれました。つっかい棒も何本かあり、枝先も何カ所か切られて痛々しい姿ですが、生命力のすごさを感じます。私はもうずいぶん前になりますが現役の頃は公団住宅で働いていました。今は足が少々痛みますが他はいたって健康です。毎年この桜から元気をもらっています。

「想いが景色を作る」

撮影場所:原(福岡県)
大坪空也さん
  • 団地の中には光・緑・風が溢れています。幼い子供に感じてもらいたい自然の素晴らしさ、美しさが存在します。風景は季節ごとに様々に変化し生命に満ちた空気を生み出し、環境が人の心を育みます。古い団地ほど設計者の想いが色濃く残っているような気がします。効率とか安全という近代思想ではなく優しい心配りに包まれています。 そんな景色を維持してくれているのは心優しい掃除のおばさんである事も私達は忘れてはいけません。

「いやしのシンボル大樹」

撮影場所:コンフォール仏向町(神奈川県)
栗原哲夫さん
  • 丘の上に建つ私の住むマンションには、下から見上げるとちょっとかっこいい大樹が生えています。夜にはライトアップされるこの樹は、駅からの長い坂道を、鈍った体を引きずるように、フーフーと言いながら上ってくる私に「今日もご苦労さん」と言ってくれているようで、いやしや安心感を与えてくれる、このマンションのシンボル大樹です。

「威風堂々 自分にもプロみたいな写真が撮れた」

撮影場所:サンヴァリエ桜堤(東京都)
藤原純夫さん
  • 周辺に桜がきれいな団地は?と聞いて教えてもらったのがサンヴァリエ桜堤。たまたまURの今年のカレンダーの3月のところで、印象に残っていたこともあり出掛けて行ってみました。棟によって外観が全部違うヴァリエーション。広場や植栽、ミニ公園の配置などに驚きながらも、この堂々とした風格品格に圧倒され、感動して撮った1枚です。芝生でお花見会の光景もあったし、ここに居住の方々の「幸せ」を感じた。素敵な団地でした。

「青空と海と緑を満喫」

撮影場所:シーリアお台場一番街(東京都)
鹿島秀夫さん
  • このUR団地の近くには、お台場海浜公園と第三台場があるため、青空と海の他に緑も豊かで、四季の花やイベントを楽しむことができます。夏の海の灯まつりや東京湾大華火祭の花火やクリスマスシーズンのイルミネーションの夜景や富士山は特にすばらしく楽しむことができます。 また商業施設等も十分に備わっています。

「自然の恵みの中で」

撮影場所:グリーンヒル寺田(東京都)
原田恵一さん
  • 京王高尾線めじろ台駅から10分程。ここが東京かと思う位の緑に囲まれた所に「グリーンヒル寺田」があります。自然の丘陵地に自然との調和を図り、そしてそれを育てることをポリシーに創られた団地群は今、建設から年月を経て見事にそのコンセプトが実を結び、太陽と水と緑の恵みの中に生き生き伸び伸びの生活空間を創り上げています。新緑の季節に小路を歩いていたら鶯の鳴き声が聞こえ、本当に住んでみたくなりました。

「博多べい」

撮影場所:アーベイン東比恵駅前(福岡県)
金子幾代さん
  • 博多駅から約1kmの都心立地の高層団地で、4棟10階~14階建てで349戸の世帯が生活。環境づくりは緑と歴史との相乗効果で、都心の高層街にしては、心和みます。博多べいは団地のエントランスとして現代との調和を保っていると思う。案内板では、1587年秀吉による戦災復興の町割りを語り継ぐ土塀で、伝統技能士の指導のもと完成したという。当時のものは櫛田神社の他2カ所に残るのみ。この地も刻々と趣を蓄えていくようです。

「日曜日の雲梯と妻」

撮影場所:ウェルシティ横須賀ポートバレーヌ(神奈川県)
前田真邦さん
  • 久々に晴れた日曜日。友人が住むマンションにある公園のウンテイに上り、童心に返る妻。それを下から覗いてニヤリとするワタシ。

「26年前も。これからも。」

撮影場所:岩成台(愛知県)
松本理恵さん
  • 5歳の私。幼稚園で散歩の時間に初めて連れて来られた時は、その長さや傾斜に驚き、すべってみたら迫力満点。すっかり気に入ってしまった。もうすぐ親元を離れて10年が経つ。仕事や恋愛に悩むと突然帰郷して、緑豊かな公園の道を抜ける。誰もいないすべり台。童心に返ってこっそりすべってみたり、近くのベンチに座って心地よい風に吹かれてみたり。20数年間、変わらず世話になっている。

「山のぼり」

撮影場所:北砂五丁目(東京都)
井本佐保里さん
  • 大学での調査を兼ねて団地内保育施設でボランティアをした際に撮影したものです。団地内の広場へお散歩に出かけ、広場にある「プリン山」を1才児が一生懸命登っています。秋の涼しい気候の中、気持ち良さそうにプリン山にへばりつく子。山のてっぺんで得意そうな子。団地の広々と緑に囲まれ、安全な遊び場は、小さな子供たち、特に都市に住む子供にとって豊かで貴重な存在なのだなと実感しました。

「羨望」

撮影場所:シーリアお台場一番街(東京都)
高尾久男さん
  • 平成8年シーリアお台場の入居が始まって以来、このお台場周辺地域の発展は目覚しいものがあり、なお、現在進行形である。都心に近く、交通、商業施設、観光施設等「働く、住む、遊ぶ」のバランスのとれた地域として一度は、憧れのベイサイドで暮らしたいと思う人は多いのではないか。住宅の目の前の砂浜でのイベントやライブ等に人々が多く集まり、騒がしいと感じるのではないか。でも、夕日が沈む時を高層階から見てみたい私は。

「春の香り」

描いた場所:新豊里(大阪府)
中森康夫さん
  • 絵を描いた場所は家から自転車で行ける距離にある大変落ち着ける場所で、その河川敷からは、団地と春の草花が調和していてとても美しい景観を見ることができます。スケッチした日は、穏やかに晴れ淀川の河川敷には春の草花が咲いており、春の自然のいい香りが漂っていました。是非この風景を描いてみたいと思い応募しました。

「シンボリックな塔屋・煙突」

描いた場所:天神橋(大阪府)
加藤明さん
  • 昭和30年代の関西の市街地住宅の設計デザインに共通した素材の1つに透かしブロックがある。エントランスや1階廻り及び塔屋にデザイン要素として採用されている。天神橋市街地住宅は、その塔屋のデザイン性やその上部のシンボリックな煙突が特徴的であり、地域のランドマークとして機能していた時代もあったのでは?と思う。又、中庭空間を引きしめる効果も大である。当時の設計は非常に密度の高いものを感じる。

「新緑のみずき街」

描いた場所:百合ヶ丘みずき街(神奈川県)
篠原成勝さん
  • 久しぶりに訪ねた街はすっかり新しくなっていた。花水木の街路樹の花に彩られた団地の中庭には、昔からの大きなケヤキの新緑が柔らかな輝きで一面の空気を透き通らせていた。

「団地は春爛漫、桜花を愛でる。」

描いた場所:小平(東京都)
大久保三男さん
  • 小平団地誕生と共に入居し、はや44年、往時の若木は育ち、見事な林を形成している。中でも、この遊歩道沿いは、桜、欅、銀杏、撫子、木蓮、紅葉、藤棚まで多彩。季節毎に人の目を楽しませ、いやしてくれる。対象の桜樹は幹周り3米余、風雪を経て幹は節くれ立ち、青苔を帯びた皮肌は皺が深く刻まれているが、どっしりと座って根を下ろし、しっかりと枝を張って今年も、端麗に開花して見せた。

「初めてのお花見」

描いた場所:相生山(愛知県)
北田一予さん
  • 子供が産まれてこの団地へ引っ越してきました。決め手は緑豊かで公園が多いことでした。実際に住んでみると少子化にもかかわらず、沢山の子供たちが元気良く挨拶してくれるし、散歩中のお年寄りは優しく声をかけてくれます。自分の子供の頃を思い出して心があたたかくなりました。この団地で、子供が健やかに育ってくれることを願い、楽しく暮していきたいと思います。

「ナイスアプローチ」

描いた場所:グりーンヒル鴨志田中央(神奈川県)
菊池 威さん
  • 散歩スケッチを楽しんでいるが、団地というのは人工的につくられた空間というイメージがあってモチーフとしてとらえることは滅多にない。今回は、たまたま通りがかった団地の一角でフト目に入った光景に心が動いた。団地の中に引き込むアプローチがすばらしいと感じた。光の具合とベニカナメモチの赤い若葉が明るい雰囲気をかもし出していました。

佳作

「輝く夜」

撮影場所:青戸第一(東京都)
斎藤祐一郎さん
  • この写真を撮っている際、昔から青戸公団に住む方と話をしていました。建替前から約50年、この桜はずっと団地の風物詩になっているのだそうです。そんな桜が咲くと、普段は暗い夜の団地がパッと明るくなります。ずっと残してほしいなと思います。

「つくし・・みーつけた!」

描いた場所:荻窪(東京都)
上川 凛さん
  • はるになると つくしもよもぎも たんぽぽも たくさんのおはなが さくよ。

「昔も今も」

描いた場所:蒔田(神奈川県)
豊島 碧さん
  • このスケッチは、蒔田団地にある広場を描いたものです。団地に住んでいる人達からはおばさんひろばと呼ばれ、おばひろという愛称で親しまれています。ここの桜が団地の中で一番大きくて、きれいです。いすに座っているのは、赤ちゃんだった頃の私と、私のおばあちゃん、いとこのお姉さん2人です。団地の風景はだいぶ変わりましたが、この桜の木は昔から変わりません。蒔田団地で遊んだときのことを思い出しながら描きました。

「木の中に見える団地」

描いた場所:ビューコート小港(神奈川県)
水井英茉さん
  • ハワイは行ったことがないけれど、やしの木と海がハワイみたいだから書いてみました。
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