品川駅北周辺地区下水道幹線移設並びに歩行者通路切替え(第1段階完了)
概要
UR都市機構は、東京都心部における公共交通サービスの向上を目的に、平成22年より「東京都心部における都市再生推進のための公共交通サービス水準に関する調査委員会」を組織し、「地下鉄の混雑」や「鉄道駅のアクセス利便性」の改善に向けた検討を開始しました。
その後、国家戦略特区「東京発グローバル・イノベーション特区」の提案の中で「虎ノ門交通結節拠点」が位置づけられ、特定都市再生緊急整備地域の整備計画において、地下鉄駅の新設・改良、バスターミナルと地下鉄駅を結ぶ地下歩行者ネットワークなどの一体的な整備が決定。URは新駅整備の事業主体として、行政機関や都市開発事業者と連携しながら、計画立案と実現に向けた総合調整を進めてきました。
所在地:東京都品川区

令和5年度全建賞
受賞年度:2023
主催者:一般社団法人 全日本建設技術協会
受賞物件名:品川駅北周辺地区下水道幹線移設並びに歩行者通路切替え(第1段階完了)
【講評】
下水道幹線移設と旧施設の歩行者通路利用整備の取組。関係機関で協議を行い、地域の冠水リスク解消のために先行移設して不用となった下水道幹線(雨水)を工事中の仮設歩行者通路として活用した点や、新規で鉄道用地を横断する施設を築造するより大幅なコスト縮減を図り、施工効率化を実現した点が評価された。